【MiNERVA-asahi】JCX series 第2戦 幕張クロス2021・レースレポート

2021.11.19

JCX series 第2戦 幕張クロス2021

11月7日(日)に、千葉県美浜区幕張海浜公園Gブロック特設コース(1周2.5km)で行われた「JCX series 第2戦 幕張クロス2021」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」から折橋選手が参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

今回、参戦したカテゴリーは下記となります。

●Men Elite【C1】クラス
競技時間:60分
折橋選手【船橋松が丘店勤務】

出典:JCX series 第2戦 幕張クロス2021 WEBサイトより

シクロクロス競技とは?

1周約2~4kmの不整地のコースを周回し、決められた周回数を誰が最も早く周回できるかを競います。

ロードレースなどのように決められた距離で競われるのではなく、予め決められた競技時間で競われます。周回数はトップで走っている選手のラップタイムをもとにレーススタート後に決定します。コースはオンロード、オフロードの中に、シケインと呼ばれる自転車を降りないと越えられない人工障害物や階段、急カーブなどをクリアしながら走行しなければならず、筋力や心肺機能だけでなく様々なテクニックが必要な競技となっております。

シクロクロス競技の起源は諸説ありますが、ヨーロッパのロード選手たちが、レースの無い冬場のトレーニングとして始められたそうです。なので、夏場ではなくこれからの寒くなる季節にシーズンインとなり、会場によっては雪が積もったり降っている状況でも競技は行われます。


写真は昨年の12月に開催された第26回シクロクロス全日本選手権のピットの様子

舗装されていない不整地を、しかも状況によっては雪解け水も混ざったドロドロの中でもレースが行われるため、ピットでは周回ごとに機材(自転車丸ごと)を交換することもシクロクロスの場合は許されています。次に選手がピットに戻ってくるまでにメカニックは自転車を水洗いして泥を落としたりと、選手だけではなく見どころが沢山あるのもシクロクロスの醍醐味です。


写真は昨年の12月に開催された第26回シクロクロス全日本選手権で折橋選手が使用したバイク

また、今回の幕張会場のように周回コースで行われることが多く、観客も選手の動きに合わせてレース中に観戦ポイントを色々と変えながら観戦ができます。コース内でもシケインと言われる障害物や急な上り返しなど、テクニカルなエリアでの観戦が非常に人気で、海外(主にヨーロッパ)では観客はビール片手にレース観戦していたりと観戦する観客側も様々な楽しみ方でシクロクロスレースを楽しみます。(新型コロナウイルス感染症が流行する前になりますが。)

このブログを見てシクロクロスに興味を持った方は、ぜひ今シーズンはシクロクロス会場に足を運んでみてください。

折橋選手【船橋松が丘店勤務】

▶リザルト:35位

使用バイク:GIANT TCX ADVANCED
タイヤ:F/シラクエッジ(空気圧1.45Bar)、R/チャレンジシケイン(空気圧1.55Bar)

例年通り、幕張海浜公園のMTBコースと公園内の芝生を使ったレイアウトで開催されました。

コンディションは完全ドライ。去年より石や岩が多く、リム打ち対策のため普段より高めの空気圧に設定して走りました。

今シーズン初となるレースで、怪我からの復帰もありレース強度で自転車に乗るのは7ヶ月ぶりなので、怪我なく走り切るのが目標です。

ゼッケン番号は23番でした。(全エントリー92名中)

スタートは最前列から3列目からとなり、スタート直後は大きな落車等はなかったものの、クリートキャッチをミスした選手をうまく交わすことができず、序盤から詰まってしまいました。

ゼッケン番号的に、真ん中より上でのスタートだったのですが、第1コーナーを曲がり終えた時点では50番手程に落ち込んでしまい、必死に巻き返しを図ります。

2周回目に入り、前方には前を追う7〜8名ほどの集団が形成されており、私とその集団とのタイムギャップは5〜6秒でした。

自分のいる集団の先頭で追いかけるような形になったが、前方の集団は先頭を走る誰かがシケインなどのテクニカルセクションでミスをすると一気に差を詰めることができるため、無理して追わず足を休めながら走りました。

案の定、忍者返しと呼ばれる急坂のセクションで、前の集団との差を詰めることができ、一気に番手を上げます。

それでも順位は4周回完了時点で35番手ほど。思うように差はつまりません。

レース開始から40分ほど経過して、私のいたパック(集団)はほとんどバラバラに。

詰まるセクションの前で脚を休め、幅の広い芝生区間で前に出ると言う流れで、少しずつ番手を上げていくものの、完走にはあと少し足りず、55分経過時点で先頭の選手とのタイム差によりレースが終了となりました。

JCXでは久々の完走ならずの-1LAPと言う結果でしたが、久々のレースにしては悪くなかったと思います。

これからは少し間が空き、MTB(XCO)とシクロクロスの両競技で全日本選手権に挑みます。

レース写真提供:齋藤高史

次はマウンテンバイクの全日本自転車競技選手権

11月20日〜21日には愛媛県八幡浜市で開催される、マウンテンバイクの全日本自転車競技選手権のXCO競技にも折橋選手(船橋松が丘店勤務)は出場します。

引き続き、皆様からの応援、声援をよろしくお願いいたします。