【MiNERVA-asahi】JBCF群馬サイクルスポーツセンターロード9月大会レースレポート

2023.09.28

群馬県利根郡の群馬CSCで2日間にわたって開催されたロードレース

9月23日(土)〜24日(日)に、群馬県利根郡にある群馬サイクルスポーツセンター(通称、群馬CSC)で開催された「JBCF群馬CSCロード9月大会」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

E1クラスタは、DAY1は66kmの距離で開催されましたが、DAY2は120kmと長い距離でレースが行われ非常に厳しいサバイバルレースとなりました。

DAY1のみの開催だったMクラスタに関しては中村選手のリーダージャージ奪還がかかった非常に大事な1戦となりました。

6月に同じ群馬CSCで行われたレースでは、鉄山選手がゴール前のスプリントで2位に入る結果を残し、今回も好成績が期待されるレースでした。

【MiNERVA-asahi】群馬サイクルスポーセンターロードレース6月大会・レポート

<<コースマップ>>

出典:「JBCF群馬CSCロード9月大会」テクニカルガイドより

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

<<E1>>
DAY1:6km×11周=66km
DAY2:6km×20周=120km

川勝選手【新金岡店勤務】
布田選手【名取店勤務】
大倉選手【港北電動アシスト館勤務】
小林(毅)選手【大森店勤務】
鉄山選手【甲府富士見店勤務】
永友選手【THE BASE南大沢店勤務】
中島選手【川口本町店勤務】
能戸選手【浜松幸店勤務】

<<E2>>
DAY1:6km×9周=54km
DAY2:6km×11周=66km

結城選手【サンストリート浜北店勤務】
竹中選手【橿原葛本店勤務】

<<M>>
DAY1:6km×8周=48km

中村選手【本社勤務】
堀井選手【池田店勤務】

※MクラスタはDAY1のみ

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。

中島選手【川口本町店/E1】

<<DAY1>>リザルト=1位

南魚沼ロードレースから中4日空けての開催となった群馬CSCロードレース9月大会。

初日は、6km×11周の66kmで行われ、短距離レースということで、ハイスピードな展開で進み、集団スプリントが予想されました。

大集団スプリントは勝率もさがるため、可能であれば数人の逃げからの少人数スプリントが理想でした。

先頭でスタートして、ローリングで下りに入ります。

早朝の雨の影響で、路面はウェットで落車のリスクも高く、とにかく怪我はしたくないため、下りでは車間を開けて走行し、少しでも落車のリスクを減らします。

ローリングが解除され、ファーストアタックにチームメイトの川勝選手と大倉選手が反応し、MiNERVA-asahiから2名を含む逃げが形成されます。

後続のメイン集団とのタイム差は30秒ほどで止まり、集団も逃げを全く許さない状況。

2周回目にメイン集団内からチームメイトの布田選手が飛び出すのが見えたので、そこにジョインして集団から抜け出します。

心臓破りの坂を超えた辺りで逃げ集団に合流し、逃げ切りを狙います。1分以上開けば勝ち逃げも見えてくると考え、協調体制を取りローテーションを回すもメイン集団とのタイム差は広がりません。

また、下りで川勝選手が落車し、MiNERVA-asahi 3名になり他の選手もドロップしたりと、結局逃げ集団は4名となりました。

ペースも落ち、メイン集団吸収されるのも時間の問題と考え、単独での逃げを試みます。

それなりのペースで1周回走行するも集団は活性化し、次の周には15秒程のタイムギャップだったため集団に戻る判断に切り替えます。

この流れは集団スプリントになると予測して、ゴールスプリントに向けてを貯める動きに変更です。

ラストの心臓破りを終えて、バックストレートに入ったタイミングで、チームメイトの能戸選手と鉄山選手のトレインが見えたのでそれに反応。

自分は後ろの選手のタイミングを見て全力でスプリントをするだけ。集中力を高めながら、後ろの選手がかけ始めたタイミングで同時にスプリントを開始し、そのまま先頭でゴール。

群馬CSCの集団スプリントは自信が無かったのですが、能戸選手と鉄山選手のアシストにより、優勝することができました。

 

<<DAY2>> リザルト=1位

2日目は6km×20周の120kmで行われました。

昨日は無駄足を使う場面も多く、長距離レースでは通用しない部分もあります。そのため、しっかり見極めてチームとして後手を踏まないようにしたいところ。

しっかり最初の逃げにMiNERVA-asahiから2人を乗せることが出来たので、集団待機でレースを進めます。

タイム差は1分半ほどまで開き、逃げ切りの可能性も少しずつ出てきました。

10周回を過ぎた辺りで2名の追走が、逃げ集団に追いつき10名となり、少ししてチームメイトの小林(毅)選手が逃げ集団からドロップしてしまい川勝選手1名が逃げに乗っている状況に。しかもここで、逃げに乗っていた川勝選手がメカトラとの情報がピットから入ってきて、チームとしては危機的状況となります。

ちょうどこの周回に高岡選手【Roppongi Express】がアタックし、それに反応する形で自分とチームメイトの布田選手の3名で追走にかかります。

ハイペースで回して、すぐに逃げ集団に追いつくも、程なくして後続のメイン集団にも吸収され、ここでレースは振り出しに戻ります。

集団のペースが緩み、残り6周回のタイミングで能戸選手が単独でアタック。そこに4名の追走ができます。

集団の動きは止まり、50秒程のタイムギャップで周回を減らしていきます。追走グループが能戸選手に追いつくも、そこから能戸選手がドロップしてしまい、またしてもチームとしては後手を踏んでしまいます。

とにかく自分は次にある展開に備えるべく集団先頭付近で様子を見ます。18周回目、下り切った上り返しで高岡選手がアタックし、それに反応。

今は意思が同じで逃げに追いつくことなので、協調して全力で前を追います。思っていたよりも早く追いつき、19周回目の下りで逃げジョイン

前は疲弊していてペースがかなり落ちていたため、そのままハイスピードで先頭に出ます。

そこに反応したのは高岡選手と小林選手【soleil de lest】、山里選手【チームロヂャース】の3名。心臓破りで山里選手がアタックし、それに反応すると高岡選手と小林選手が少し遅れる形になる。自分はそのまま頂上まで踏み続けると山里選手もドロップしてしまい単独となります。

後方では山里選手は力尽き、高岡選手と小林選手が追走して来るのが見えたので、一旦待つ判断をとります。1対2でラスト1周を走るには少しリスクがあったため、確実に逃げ切れるタイミングまで待つことにしました。

最終周回に入り、小林選手がローテーションをパスする場面も出てきます。ペースが落ち、集団に吸収される事だけは嫌だったため、下り切った上り返しでアタックすることに。

上手く抜け出しに成功し、あとは最後まで踏み抜くだけ。

落車とペース配分を意識し、15秒程のビハインドをキープしながらトップでゴールし、群馬CSC2連戦で2連勝することができました。

鉄山選手【甲府富士見店/E1】

<<DAY1>> リザルト=5位

リアルスタートからMiNERVA-asahiの2名が含まれる逃げが決まり、チームとしては集団をコントロールしつつ、途中逃げにMiNERVA-asahiが4人乗ることがあったが集団は容認せず追いついて6周回目で一旦振り出しへ。

決定的な動きはないまま30人ほどの集団で最終周回へ。できるだけ集団前方へ上がって行き、勝負どころの心臓破りの坂の少し手前からチームメイトの布田選手が先頭からペースをあげるのが見え早めに反応します。集団が縦に伸びて上りをクリア。

そのまま下って上り返すと、バックストレートで後ろからチームメイトの能戸選手が背中をタップして一気に先頭へ出てくれ、その後ろに付いて2番手へ。

ただ残りあと1kmちょっとを、ここから2人は少し長いなと思い振り返ると、チームメイトの中島選手がすぐ後ろにいて、集団の先頭3名がMiNERVA-asahiトレインに。

すぐに中島選手で勝負と決め、能戸選手へ3番手に中島選手がいることを叫びペースをあげていきます。

最終コーナー手前の上りで先頭が自分に変わり、とにかく全力で牽きます。ホームストレート下り切りまで牽き、冷静に他の選手のスプリントのかけ始めを見て中島選手が発射。

見事に中島選手がDAY1優勝。自身もそのまま踏み切り5位に入賞することができました。

チームとして前半から逃げや集団コントロール、そして最終集団スプリントになったが、チームワークが光り優勝と5位入賞と素晴らしい結果となりました。

 

<<DAY2>> リザルト=28位

2日目は前日の約2倍の距離。

これまで、この距離のレースを完走したことがないため、得意なコースではあるが、どれぐらい走れるか自分の力を試す良い機会。今日ももし集団スプリントになれば狙うし、もし終盤に良い逃げアタックの動きがあって余力があれば反応して、どこまで走れるか挑戦してみます。

今日もリアルスタートからチームメイトの川勝選手と小林(毅)選手の2名を含む逃げが決まり、距離が長いこともあり集団も容認し、最大1分半ほどタイム差が広がり周回を重ねていきます。

しかし小林(毅)選手がドロップし、川勝選手もメカトラでドロップしたことで、チームとしては追いつかなくてはいけない展開へ。

13周目ペースが上がってる中で高岡選手【Roppongi Express】が上り返しでアタック。ここに中島選手と布田選手が追従。

しかし集団も活性化し逃げごと吸収。次の14周回目のホームストレートで今度は能戸選手がアタックして単独での逃げに。

追走が4名出ますが、チームとしてここにもう1名乗せられていれば圧倒的に優位だったのですが、それができず。メイン集団とは最大で1分ほど開き、追走に追いつかれてしまい、そのまま能戸選手がドロップしたとの情報を聞き、チームとして先頭を追わなくてはいけない展開に。

そして18周回目の上り返しで高岡選手が先頭付近からアタック。位置をあげていたため自分も反応するもキツくて、中島選手も反応していたため自分は集団へ戻りました。

本来ならMiNERVA-asahiから2名と高岡選手で、追走から先頭で展開が絶対に有利ですが、少し前から後輪がスローパンク気味で下りとコーナーが攻めれず反応はしたものの断念しました。

19周回目に入って、いよいよ後輪がマズイ。ヘアピン手前で止まってニュートラルサポートのMAVICから後輪の交換を受け、集団から脱落。その後は完走を目指して28位でゴールしました。

川勝選手【新金岡店/E1】

<<DAY2>> リザルト=DNF

リアルスタートと同時にアタック。チームメイトの大倉選手も逃げに乗り、5名で先頭グループが形成されて1周回完了時のタイム差は25秒まで開きます。

自分は調子良く走れているので、集団有利のコースではありますが逃げ切りを狙って頑張ります。

2周回目に後ろからチームメイトの中島選手と布田選手がジョインし、先頭の逃げ集団内は7名中4名がMiNERVA-asahiの選手となりました。

俄然、逃げ切りに向けて高いモチベーションで踏んでいきますが、先頭で突っ込んだ3周回目の下りでまさかのスリップダウン。

チェーンが外れ、STIは曲がり、ハンドルもズレてしまいました。

メイン集団とのタイム差は30秒ほどあったので、なんとか集団復帰を試みましたが、落車の影響でDi2の変速が動かなくなってしまい。

MAVICのニュートラルサポートにバイク交換をしてもらいましたが、追いつくわけもなく、そこでレース終了となりました。

 

<<DAY2>> リザルト=22位

落車の翌日は案外身体が動くもの。そう言い聞かせてスタートラインへ。

結局、STIのシフトスイッチが故障してしまったので、スイッチの割り当てを変更して対応しました。

今日もスタートから逃げに乗ります。

チームメイトの小林(毅)選手も入り、逃げグループは9名。後続とのタイム差は40秒まだ広がり、レース距離が長いので後ろはおそらくまったりペース。

自分はとにかく、いけるところまで行きたいと思っていました。

人数がやや多いので上りは先頭で強めに牽きます。3周回目の上りで2名がドロップして先頭は7名に。

後続のメイン集団とのタイム差は30秒のままで進みます。

その後、小林(毅)選手が逃げ集団からドロップしてしまいましたが、そのあとも順調に逃げ続けてタイム差は最大1分40秒まで広がります。

2分までいけば逃げ切りの可能性が出てくると考えていましたが、やはり集団は容認せず、徐々にタイム差は縮まっていきます。

10周回目あたりで後ろから奥村選手【サイファアスリートクラブ岡山】と佐藤選手【ハヤサカサイクルレーシングチーム】がジョイン

強い2人が合流してスピードが上がりますが、メイン集団との差は40秒ほどに縮まっていました。

12周回目の途中で突然リヤディレイラーが動かなくなりトップ固定に。

フロントの変速だけが動きインナー×トップかアウター×トップにしか入らない状態。とりあえずピットスタッフにメカトラを伝えます。

ギアが軽くならないので、上りがとにかくキツい。そうこうしているうちにメイン集団吸収されてしまい、2日続けてMAVICバイクに乗り換え、その後たまたま体調不良で出走していなかったチームメイトの大倉選手のバイクを借りて、なんとか今日はメイン集団に復帰できました。とはいえスタートからの逃げとメカトラの一連の流れでダメージを受けてしまい、何もできない状態に。

最終局面、高岡選手【Roppongi Express】のアタックと、それに反応する中島選手を見送って、メイン集団の後方でゴールまで辿り着きました。

この2日間は落車やメカトラの対応でチームスタッフの皆さんや、MAVICニュートラルサービスの方々、救護の方々にたくさん助けていただきました。本当にありがとうございました。

布田選手【名取店/E1】

<<DAY1>> リザルト=20位

リアルスタート直後にチームメイトの川勝選手と大倉選手を含む数名が飛び出し、2周回目には20秒程まで差が開いたので、下りを先頭で下り切った後に自分も逃げグループにブリッジ。チームメイトの中島選手も一緒に前にジョインし、MiNERVA-asahiから4人の選手が逃げに乗ることに成功しました。

そのまま1分までメイン集団との差を広げたかったのですが、下りで川勝選手が落車してしまい、その後も逃げグループ内では協調がとれず、4人まで人数を減らし、後続との差も30秒以上広がりません。痺れを切らした中島選手が単独で飛び出すも、6周回目で集団に吸収されてしまいました。

その後は、集団から飛び出そうとする選手はいるものの、どれも大きな逃げにはならず最終周回へ。

チームメイトの鉄山選手と中島選手のスプリントに備える為、先頭付近でアタックをチェックします。

最後の心臓破りの坂は、集団を縦に伸ばす為に上り始めからほぼ全開で踏みます。

ゴール直前のバックストレートに入るところで、能戸選手と鉄山選手、中島選手が先頭でペースをあげたのを見送ってから集団の後方あたり20位でゴールしました。

 

<<DAY2>> リザルト=18位

リアルスタート直後から川勝選手と小林(毅)選手を含む逃げができ、メイン集団はペースダウン。かなり落ち着いたペースで進みます。

逃げ集団は順調にタイムを稼ぎ、メイン集団との差は1分を超えます。

しかし、レース半分程で逃げ集団から小林(毅)選手がドロップし、川勝選手もメカトラが発生したため、逃げ集団を追走します。

メイン集団も活性化し、一気にペースが上がった集団から高岡選手【Roppongi Express】、中島選手と共にブリッジをかけましたが、程なくしてメイン集団キャッチされました。

残り6周回、集団が緩んだタイミングでチームメイトの能戸選手が単独でアタック

能戸選手の単独の逃げに対して小林選手【soleil de lest】やタイサムジョン選手【MIVRO】ら強力な選手4人程が追走にでます。

逃げとの差は50秒まで開き、追走が能戸選手に合流するも能戸選手はドロップ

18周回目の下り切った後の上りで、集団から高岡選手、中島選手がアタック。自分も全開で追いますが、集団の中程にいた事で反応が遅れてしまい追いつけず。

その後は、メイン集団内で散発するアタックに反応しつつ、最後の心臓破りの坂でペースをあげるも、やはり抜け出せず集団でゴールとなりました。

能戸選手【浜松幸店/E1】

<<DAY1>> リザルト=17位

リアルスタートと同時にチームメイトの川勝選手と大倉選手がアタックメイン集団から数名の選手がこの逃げにブリッジして逃げ集団は5名に。

更にそこへチームから中島選手と布田選手も合流し、MiNERVA-asahiから4名の選手を含む逃げが形成され、メイン集団とのタイム差は30秒〜40秒を維持して推移していきます。

メイン集団に残った自分と小林(毅)選手、永友選手で集団内の動きへ対応します。

逃げへの追走には自分と小林(毅)選手がチェックし、永友選手が集団前でペーシングという感じ。

6周回目あたりの心臓破りで高岡選手【Roppongi Express】がペースを上げたため、メイン集団が活性化。その後の2周回も連続で心臓破りの坂でペースが上がり、8周回目あたりのホームストレートで逃げ集団を吸収して、レースは振り出しに戻ります。

最終周回、集団はスプリントに備えるなか心臓破りの坂で布田選手がペースアップ。

この動きでスプリント参加者がだいぶ減り、自分も超キツかったですが、なんとか耐えてスプリントへ。

バックストレートに入るところで、鉄山選手の背中をタップして呼びかけ後ろについてもらい猛ダッシュ。そこに中島選手も追従。

集団先頭へジャンプアップしリードアウトを開始します。

バックストレートでは、先頭1、2、3をMiNERVA-asahiで独占に成功します。(正直ここで勝ったと思った。)

最終コーナー手前まで先頭を引いて、鉄山選手に最終リードアウトを託して自分の役目は終了。

中島選手が優勝し、鉄山選手も5位に入賞してくれて、リードアウトし甲斐しかない嬉しいレース結果となりました。

 

<<DAY2>> リザルト=35位

4月の東西クラシック以来の距離が100km越えとなるレースでした。

今年、ずっと課題にしてきた「距離耐性」を克服できたかを確かめる最後の機会となり、このレースをクリアすれば、かなり自信がつき、来シーズンにも繋がる自分にとって大事なレースでした。
とはいえチームに所属するものとしては、ここまできたら完走してみたいという欲はあれど、完走だけを目指してもしょうがない。

逃げを狙えるタイミングがあれば狙うし、追わないといけない逃げは追うことを決めて出走します。

ファーストアタックで川勝選手と小林(毅)選手を含む10人弱の逃げが形成されます。

早々に逃げが決まったため、メイン集団はそこからしばらく目立った動きのない展開が続きます。

集団が落ち着き、永友選手が集団前は引いてくれていたので、逃げ吸収後の展開に備えて、しばらく集団中程で待機します。

逃げとのタイム差が1分半くらいまで開き、それ以上はメイン集団も許してはくれません。

13周回目の下りからの上り返しで高岡選手【Roppongi Express】がアタック

そこにチームメイトの中島選手が反応。ちょっと後から布田選手が追走し、3名で集団から先行します。

それを追う形でメイン集団も一気に活性化し、集団は縦に伸びます。

14周回目途中に、逃げに追いついた3名を含めてメイン集団吸収し、ここで1つになります。

15周回目に入り集団が1つになったところで次の展開を作るべく自分がアタック

単独の逃げを開始します。集団がかなりペースダウンしており、1周で50秒ちょっとのタイムを奪うことに成功します。

ただ、ここから周回を追うごとに、どんどんキツくなってしまい、18周回目の心臓破りの坂で、追走に来ていた4名に追いこされます。

こうなれば後ろのメイン集団に戻ろうと集団を待ってみましたが、いざ合流するとメイン集団につくもなく、レースは終了。

19〜20周回目は完走を目指して走り35位でゴールとなりました。

自身のリザルトにはつながりませんでしたが、120kmのレースの後半で、単独で集団から約50秒タイムを奪えたこと、長いレースの後半に自分から動けたことは大きな自信につながるレースとなりました。

小林(毅)選手【大森店/E1】

<<DAY1>> リザルト=27位

初日は66kmと距離が短いので積極的に動いていきたい。

リアルスタート直後からMiNERVA-asahiから2人を含む逃げが出来たので集団先頭付近でローテーションに加わり待機します。

更にチームから2人がジョインし、逃げに4人チームメイトがいる状態となったので逃げ切りを目指せるよう集団のコントロールに努めます。

しかし、思うように逃げとの差は開かず吸収してしまいました。

ゴールスプリントに向けて番手をあげますが、最終周回の心臓破りの坂に入る位置が悪く、ペースアップについていけず集団からドロップしてしまい、そのままゴールしました。

 

<<DAY2>> リザルト=DNF

前日とは変わって120kmの、JBCFでは長距離のレース。

リアルスタートと同時にチームメイトの川勝選手がアタックしたので、自分もこれにジョインします。

バックストレートを過ぎたところで後続が合流し9人になったので、そのまま逃げ続けますが、10周回目の集団からのブリッジ逃げのペースが上がり、逃げ集団からドロップしてしまいました。

メイン集団吸収されたものの、長く持たずドロップしてしまったため足切りを待たずに自分からDNFしました。

大倉選手【港北電動アシスト館】

<<DAY1>> リザルト=DNF(DAY2は体調不良のためDNS)

距離が短いレースという事もあり、リアルスタートと同時にチームメイトの川勝選手と飛び出します。

このアタックをきっかけに5人の逃げ集団ができ、後続集団とのタイム差は25秒で1周回目を終えます。

2周回目にはチームメイトの布田選手、中島選手が自分達の逃げブリッジして7人の逃げ集団となり、7人のうち4人がMiNERVA-asahiというかなり有利な展開になります。

この7人で4周回目の途中まで逃げ続けていましたが、気分が悪くなり逃げからドロップし、5周回目でレースを降りDNFとなりました。

永友選手【THE BASE南大沢店/E1】

<<DAY1>> リザルト=DNF

今季初のロードレースにエントリー。

過去にはDNFとなったレースも多いですが、入賞や完走もできている比較的相性の良いコース。

リアルスタート直後にチームメイトの川勝選手と大倉選手が飛び出し、その後にチームメイトの布田選手と中島選手もジョインする形でレースは進んでいきます。

自分も集団前方に位置をあげ、周回をこなしていきますが、11周回と距離が短いことや、逃げ集団が崩れた事もあり、5周回目位からのペースアップにを削られて7周回目の途中でドロップし、8周回完了時にDNFとなりました。

 

<<DAY2>> リザルト=DNF

2日目は20周(120km)と距離も長いため、早々に逃げを確定させて集団のペースが落ちついて欲しかった。

昨日同様に、チームメイトの川勝選手と小林(毅)選手がアタックし、それに付随して数名飛び出し、7名ほどの逃げ集団ができ、自分は集団前方で集団を抑える動きに入ります。

距離が長い事もあり、追走への飛び出しは散発するも決定的な物はなく、逃げとのタイム差は最大1分半まで広がります。

12〜13周回あたりで集団も動いてくると思っていたので集団を抑えつつ、そこの動きに対応したかったですが、が残っておらず、12周回完了時にDNFになりました。

結城選手【サンストリート浜北店/E2】

<<DAY1>> リザルト=37位

スタート直後はかなり集団が落ち着いていましたが、心臓破りの坂でアタックがかかり本格的に集団はペースアップ。

2周回目に日本体育大学の選手がアタックし、メイン集団内の日本体育大学の別のチームメイトが抑えに入っていたので、なかなか追走が回らずメイン集団は一気にペースが落ちます。

下り区間を利用して一気に詰め、逃げていた選手とのタイム差が3秒差まで詰まり、逃げていた選手を吸収します。

その後は何度かアタックをかけますが、あまり効果はなく、が削られていく一方です。

5周回目以降は、集団内のポジションを下げて走っていましたが、心臓破りの坂で毎周回アタックがかかり、かなりキツイ時間が続きます。

下りで集団の前にあがりますが、上りでポジションをさげてしまいます。

最終周回の下りでアタックして集団を伸ばすも、心臓破りの上りで千切れてしまい、集団から遅れて37位でゴールとなりました。

 

<<DAY2>>リザルト=27位

本日もスタート後、集団はゆっくり進みます。

序盤は何度か散発的にアタックがかかりますが、どの逃げもすぐに吸収されます。

5周回目あたりにカウンターで6名ほど抜け出し、次の周回の心臓破りの坂で更に3名がブリッジ

自分はこの逃げに反応ができず、集団に留まりました。メイン集団は追う気配がなく一気に30秒ほどまで差が開きましたが、少しずつ差は縮まってラスト2周回くらいで心臓破りの坂で、前方の逃げ集団が見えるくらいに。

ゴール寸前のバックストレートで、逃げ集団をキャッチしゴールスプリントが開始されましたが、何も出来ずに集団の後方でレースを終えました。

竹中選手【橿原葛本店/E2】

<<DAY1>> リザルト=41位

6月の群馬CSCロードぶりのレース出場でした。

コンディションを崩し、なかなか思うように練習を積めませんでしたが、9月に入って調子をあげ、なんとか帳尻を合わせることができたと思います。

リアルスタートから3周回目までは集団中盤ほどでレースをこなします。

下りではビビりが入り攻めることができずに前走者との車間が空いてしまいますが、1号橋のあたりで集団が毎周緩むので、無駄を使わない様に意識して走りますが無駄なインターバルがかかってしまいます。

思ったよりもパワーが出ず、5周開催目あたりの心臓破りの坂でキツくなり7周回目で集団から千切れてしまい、その後は完走を目指して淡々と走り41位でゴールとなりました。

 

<<DAY2>> リザルト=DNF

初日の同コースにプラス2周回された2日目。

の調子は悪くないですが、前日より実力のある選手がエントリーしているということで、どこまで喰らいつけるか不安の中でレースがスタート。

スタート後は位置取りが下手でリアルスタート前には集団中盤に埋もれてしまいます。

前日と同じ失敗をしないためにも、出来るだけ集団前方を意識しますが、下り区間が遅く前に上がれずにズルズルと番手をさげてしまいます。

結局、前日と同じパターンになっていき、心拍数が一杯一杯になり3周回目の心臓破りの坂で集団から遅れてしまいました。

ホームストレートで食らいつけば、メイン集団に戻れそうな距離でしたが、気持ちが負けてしまい4周回目で自らレースを降りDNFとなりました。

中村選手【本社/M】

<<DAY1>> リザルト=2位

1周回目から“早くも”というか予想通り、マスターズ全日本チャンピオンの西谷選手【チーム オーベスト】が心臓破りの坂からペースアップして一気に人数を振り落としていきます。

2回周、3回周と動く中で、あっという間に先頭集団は西谷選手、ヨノツ選手【LT United Cycling Team】、チームメイトの堀井選手、そして自分の4人まで絞られます。

そこからの展開は同じで、西谷選手は心臓破りの坂でとにかく全員を突き放そうとします。自分はそれに乗りヨノツ選手を突き放そうとしながら周回をこなします。

しかし、ヨノツ選手も粘り強く、何度か突き放しましたが、その後の直線で追いついてきます。

逃げたい西谷選手、ヨノツ選手を突き放したいMiNERVA-asahi、耐えてスプリントに持ち込みたいヨノツ選手、それぞれの思惑で走るマスターズ4人の展開は最終周回へ。

心臓破りの坂でもヨノツ選手は振り切れず、勝負はゴールスプリントに持ち込まれました。

スプリント時は残り500mから堀井選手がスパートして残り200mでリードアウトする予定でしたが、集団はそうはさせてくれず、1km前から集団の前に出されてしまう堀井選手。

少し不利にはなりましたが、事前の打ち合わせ通り残り200mから勝負を仕掛けるスパートをかけます。

しかし、ここは動きを読んでいたヨノツ選手が追いついてきて横並びに。

最後の力を振り絞ってペダルを踏みましたが、わずかに競り負け2位でのフィニッシュとなりました。

堀井選手【池田店/M】

<<DAY1>> リザルト=3位

1周回目の心臓破りの坂の手前から自分でペースアップを仕掛けるが不発となり、続いて西谷選手【チーム オーベスト】が心臓破りの坂でアタックして先頭集団は5名まで絞られます。

2周回目は下りで自分がアタックをかけますが、これも不発となり、また西谷選手が心臓破りの坂でアタックをかけ、集団はヨノツ選手【LT United Cycling Team】、西谷選手、チームメイトの中村選手と自分の 4名までさらに絞られました。

MiNERVA-asahiからは2人が残っているので、西谷選手とヨノツ選手が所々で集団をさらにバラけさせるためアタックを仕掛けます。

5周回目に、また西谷選手が心臓破りの坂でアタックをするとヨノツ選手と中村選手が少し離れます。自分は西谷選手と逃げるか迷いましたが、中村選手を待ち集団に引き上げます。

6周回目の心臓破りの坂で、今度はヨノツ選手が離れ、西谷選手と中村選手が先行しますが、2人のペースは上がらずヨノツ選手も集団にくらいつきます。

ラスト周回は中村選手のリードアウトのため、バックストレートから前を引きますがゴール手前での落車もあり3位でのゴールとなりました。

次のレースは第1回信州・ながわまちタイムトライアル2DAYS

次戦は9月30日(土)〜10月1日(日)に、長野県小県郡長和町特設コースで2日間にわたって開催される「第1回信州・ながわまちタイムトライアルDAY1 & DAY2」にMiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。

今回は長野県小県郡長和町の公道を封鎖した8.8kmの特設コースを使ったタイムトライアルが行われ、初日には8.8kmの個人タイムトライアルが、2日目には3周回/26.4kmのコースでチームタイムトライアルが行われます。

MiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。