【MiNERVA-asahi】JBCF第9回大星山ヒルクライムレースレポート

2023.10.19

山口県平生町で開催されたヒルクライムレース

10月14日(土)に、山口県平生町の大星山特設コースで開催された「JBCF第9回大星山ヒルクライム」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

今回のヒルクライムレースは、山口県熊毛郡平生町内をスタートし、大星山の山頂(標高438m)まで約7.9kmの公道を封鎖してレースが開催されました。

スタート地点は海に近い海抜がほぼ0mの場所をスタートし一気に大星山の山頂まで駆け上がるヒルクライムレースです。

コース全体の平均斜度は5.1%ですが、コース途中には、なだらかな斜度の場所や下り坂も含まれ、山頂に向かうにあたって斜度が、かなりキツくなってくるコースレイアウトとなっており、前半はロードレースのようなスピード域での走行が必要となり、後半はライバル選手達との脚力・体力・気力勝負となる事が予測されます。

 

<<コースマップ>>

レース距離:約7.9km(標高差428m、平均斜度5.1%)

出典:「JBCF第9回大星山ヒルクライム」テクニカルガイドより

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

<<E1>>
川勝選手【新金岡店勤務】

<<M>>
堀井選手【池田店勤務】
中村選手【本社勤務】

 

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。

川勝選手【新金岡店/E1】

リザルト=4位(タイム=20分45秒)

今季ヒルクライムレースは伊吹山とおんたけを走って、いずれも14位とイマイチだったので、ある程度の結果が欲しくてエントリーしました。

注目選手は今季ヒルクライム3戦全勝している成田選手【mkw】と同じくヒルクライムレースで好成績を残している野田選手【soleil de lest】の2名。

機材は特別な変更はないですが、前回の群馬での落車による機材の破損でシマノ11速から12速に変更し、ギア比は前が54-40T、後が11-34Tに変更しました。変速はさらに速く、より重くより軽いギアチョイスが可能となりましたが、9100系から8100系への変更のため、重量は200g程度重くなってしまいました…。

コースは前半のアップダウン区間を経て、後半3.5km/9.1%の急勾配区間で勝負が決まります。

この区間、優勝するためには12分程度で上らないといけないのですが、前日の試走ではそれなりに頑張って13分30秒ほどかかってしまいました。

とにかく前半はを温存し、後半どれだけ粘れるかがポイントとなります。

9:40にレースがスタート。序盤は前方をキープしながらを温存してレースを進め、成田選手、野田選手が中心に先頭を牽きます。

幸い序盤からアタックはかからず想定通り後半の急勾配の区間での勝負へ。

勾配がキツくなると、成田選手、野田選手、曽根田選手【TeamUKYO Reve】、大東選手【mkw】と自分の5名に絞られます。

残り2km地点から成田選手の牽きに耐えられず、大東選手、自分、野田選手の順にドロップしてしまいます。

優勝争いは成田選手と曽根田選手の一騎打ちに、自分はなんとか3位に入りたかったのですが、前の野田選手の背中は近いようで遠く、後ろの大東選手も気にしながらとにかく最後まで頑張って踏みます。

優勝は見事4戦全勝の成田選手。自分は4位でゴールしました。

特に展開等はないので純粋なパワー勝負となりました。調子は悪くなかったけれど、トップを争うにはまだまだパワーが足りていなかったようです。

中村選手【本社/M】

リザルト=1位(タイム=22分40秒)

スタート後は田んぼの間を縫うように走る道を集団で進み、同時出走のFカテゴリーが前にいるので、安全に抜いて前方に出て広い道へと続いていきます。

道中、混走のYクラスタの井上選手【VC FUKUOKA DEVELOPMENT TEAM】が勢いよくアタックをかけますが、カテゴリーが違うため追うことはなく。

その後、激坂区間に入ってからはギアをインナーに落として勝負開始。

淡々と自分のペースを維持していけばマスターズのリーダージャージを着るヨノツ選手【LT United Cycling Team】を引き離せるはずなので、ヒルクライムTTをするつもりで踏み続けました。

最初はヨノツ選手含め5人が残っていましたが、徐々に振り落として行きチームメイトの堀井選手と2人旅に。

そこからは堀井選手に後ろを確認しながらペースを作ってもらい、自分が無理をしないように淡々とゴールを目指し1位でゴールしました。

総合ポイントは6ポイント差だったためリーダージャージは奪還できたものの、ヨノツ選手も執念の走りを見せて4位でゴールとなり、ポイント差は最小限に収まってしまい14ポイント差と、マスターズのリーダージャージ争いは更に加熱していきます。

堀井選手【池田店/M】

リザルト=2位(タイム=22分58秒)

スタート後はチームメイトの中村選手が積極的に集団を牽きます。

少しペースが速いと思い先頭交代して、中村選手に負担をかけないように自分が先頭でペースを作りながら走ります。

激坂区間に入る頃には集団は崩壊してしまい、数名の選手との争いに。

その後は、細かく後方を確認しながら、どの選手が後ろから付いてきているかを中村選手に伝えながら走り、最終的には中村選手と自分の2人になっていて、そのまま中村選手が先頭でゴールし、自分は2位でゴールしました。

これにより合計ポイントの結果で中村選手がリーダージャージを獲得することができました。

次のレースは第3回かすみがうらタイムトライアルと第3回かすみがうらロードレース

次戦は10月21日(土)に茨城県かすみがうら市坂・田伏特設コースで開催される「第3回JBCFかすみがうらタイムトライアル」と、翌日の10月22日(日)の「第3回JBCFかすみがうらロードレース」にMiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。

タイムトライアルは3.7kmのコースを使った個人タイムトライアルが行われ、翌日のロードレースでは1周が4.8kmの周回コースを使って行われます。

かすみがうらロードレースが、2023年シリーズのJBCF/Jエリートツアー、Jマスターズツアーの最終レースとなります。

MiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。