【MiNERVA-asahi】第2回JBCF弥彦ロード・レースレポート

2023.06.01

第2回JBCF弥彦ロードレース

5月28日(日)に、新潟県西蒲原郡弥彦村にある弥彦けいりん会館前をスタート/フィニッシュ地点とし、上泉〜井田特設周回コースで「第2回JBCF弥彦ロードレース」が行われ、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。

 

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

昨年も同じコースで行われた弥彦ロードレース。このコースは、アップダウンはそれほどないものの長い直線がコースのほとんどをしめるレイアウトで、一見するとイージーに見えますが、長い直線の両サイドには田畑が広がっているため強い横風がふくと、その横風が集団を分断してしまい非常に難しくなるコースで、昨年はその横風に多くの選手が苦しめられました。

【MiNERVA-asahi】JBCF 弥彦サイクルロードレースースレポート

またここ数ヶ月の間、毎週末のようにレースが開催されていたため、数名の選手が体調不良によりDNSになるなど、チームにとっても厳しい状況下でのレースとなりました。

 

<<コースマップ>>

出典:「第2回JBCF弥彦ロードレース」テクニカルガイドより

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

E1(7km×10周=70km)
大倉選手【港北電動アシスト館
川勝選手【新金岡店
小林(毅)選手【八王子楢原店
能戸選手【浜松幸店

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。

小林(毅)選手【八王子楢原店/E1】

リザルト=5位

チームランキングが1位(5/28時点)だったので先頭からのスタートでした。

コース幅が狭いので確実に先頭スタートできるのは大きなアドバンテージとなります。

スタートと同時にチームメイトの大倉選手に先行してもらい下りに入ります。直後に目の前で落車が発生しましたが、うまく横から抜けられたので前の選手を追います。

集団は分断されており4人での飛び出しとなりましたが、先程の落車の影響でニュートラルとなり、2周回程でメイン集団に吸収されてしまいます。

中間スプリント後の4周回目に高木選手【イナーメ信濃山形-EFT】がアタックし、オープン参加の本田選手【イナーメ信濃山形】がそれに続きます。

上り切るタイミングで5秒前後のタイムギャップがあったので自分もそれにブリッジしました。

そこに続けて鵜澤選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】、大東選手【mkw】も合流して5人の逃げになり、これが勝ち逃げになりました。

鵜澤選手が積極的に声をかけ、全員協調して細かくローテーションしてタイムギャップを広げます。

しばらくして佐藤選手【ハヤサカサイクルレーシングチーム】がブリッジしてきました。

しかし佐藤選手とオープン参加の本田選手を除けば他の選手はMiNERVA-asahi、mkw、イナーメ信濃山形-EFT、湾岸サイクリング・ユナイテッドと、メイン集団にチームメイトを多く残しており、そのまま逃げ切りを狙います。

途中で本田選手がドロップしたもののタイムギャップは最大65秒程度まで広がり、逃げ切りが確実になってからも最後の上りまでは協調して走ります。

そのまま最後のスプリントに入りますが、自分は全く踏むことが出来ず5位でゴールとなりました。

川勝選手【新金岡店/E1】

リザルト=42位

リアルスタート直後、チームメイトの大倉選手によるスタートアタックが決まり単独先行。

最初の1分弱程度の上りで集団のペースが上がり、吸収かと思いきや、下りに入り集団先頭で落車が発生。

その落車後にチームメイトの大倉選手と小林選手を含む4名が集団から抜け出し、逃げグループが形成されました。

しかし、次の周回で落車によるニュートラルがかかり、レースは一時中断となりました。

ニュートラル解除後も4名の逃げは続き、チームメイトの能戸選手と共にメイン集団のコントロールに努めていましたが、この逃げ容認したくない選手やチームがペースを上げ、3周回目くらいで吸収されてしまいました。

4周回目の上りでアタックがかかり、これに小林選手が反応し、6名の逃げが決まります。

逃げに選手を送り込んだチームが集団のコントロールを始め、逃げ集団とのタイム差は30〜40秒で推移します。

集団内でを休めながら、次の展開に備えようとしていましたが、6周回目に前輪がパンクしてしまいニュートラルサポートによってホイールを交換しました。

集団がいくつかのグループに分断されていたのが幸いし、1番最後のグループに復帰することができました。

前のグループは長い直線でも見えることがなかったので、あとは小林選手の逃げ切りを祈りながら、完走を目指すのみとなり42位でゴールとなりました。

大倉選手【港北電動アシスト館/E1】

リザルト=DNF

全体的にコース幅が狭く、集団の先頭付近にいないとすぐ中切れしてしまうコース。

リアルスタート直後から1人で飛び出し半周ほど先行し、落車の起きやすいコーナーは単独で安全に通過しました。

その後チームメイトの小林選手を含む3選手が追いついてきて、4人の逃げが形成されましたが、後方のメイン集団で大きな落車がありニュートラルがかかりました。

メイン集団とのタイム差は15秒で再スタートしましたが、3周回目に集団に吸収されました。

その後、再度アタックがかかり小林選手を含む6人の逃げが形成され、逃げにメンバーを送ることができなかったチームが次々に集団から飛び出しを図ろうとします。

チームメイトの川勝選手とメイン集団の先頭付近に位置取り、そのアタックに対してチェックするようにしていました。

その後、順調に距離を消化していましたが、残り3周回目の下りで、飛んできた枝が変速機に絡まってリアディレーラーが折れて走行不能になりDNFとなりました。

良い位置で走れていただけに非常に悔しい結果となりました。

能戸選手【浜松幸店/E1】

リザルト=DNF

最初の上りを超えて道がひらけたところで集団はペースアップし、自分は10〜15番手で下りに差し掛かります。

下りながらの第1コーナーで、集団最前列で落車が発生。その影響で緊急車両がコースに入ったため、2周回目にレースは一時中断しました。

3分ほど止まって再開し、そのすぐ後の3周回目開始直後のストレートで、2つ前を走る選手が前輪を擦って落車が発生しました。

前走車がその落車に巻き込まれたのを、自分も避けきれず落車してしまいました。

レースへの復帰を試みましたが、機材トラブルによりDNFとなりました。

次のレースは静岡県で開催される日本CSCロードレース2Days

次戦は6月3日(土)〜4日(日)に、静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター内で2日間にわたって「日本CSCロード DAY1 & DAY2」が開催され、MiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。

いつもであれば日本CSC内の5kmサーキットコースを使ってレースが行われるのですが、今回は6月に同じ会場で行われるナショナルチャンピオンを決める全日本自転車競技選手権(以下、全日本)の時と同じ8kmサーキットコースを使って行われます。

また、2日目のレースではE1の選手達とJPTで登録する選手がひとつとなってレースが行われます。MiNERVA-asahiから全日本に出場する予定の選手からするとプレ全日本のようなレースとなり、今の力がJPTの選手に対して、どこまで通用するかを測ることができるチャンスでもあります。

MiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。