
変速機活用してますか?
皆さん、お使いの自転車には変速機は付いてますか?
実は変速機の使い方次第で、もっと楽に自転車に乗れたり、自転車が長持ちしたり、使い方のポイントがあることはご存じでしょうか。変速機あんまり使ってないな~という方も必須だよ!という方も必見です!
★10秒まとめ読み
シティサイクルによく採用されている「外装変速」と「内装変速」のそれぞれの特徴や使い方と、上手な変速のポイントを解説します。
乗る人の足にも、自転車にも負担がかからない変速の使い方をぜひ身につけましょう!
変速機の使い方
一般的なシティサイクルの変速機は、手元のレバーで後ろの車輪についたギアを切り替えて調整します。
ペダルを漕いだときに重く感じるギアほど、ペダル1回転あたりのタイヤ回転数が増え、自転車がよく進みスピードが上がりやすくなります。なので、坂道では軽いギアで、平らな道では重いギアで乗るなど、地形などに応じて変速機を使いましょう。
一般的なシティサイクルの変速機には、以下の二つの種類があります。
■外装式変速 | ■内装式変速 | |
ギア | ![]() 外側に露出している |
![]() 後輪軸の内部に入っている |
特徴 |
・一般的に6段変速が多い |
・一般的に3段変速が多い(一部5段変速を搭載したモデルは坂道や長距離におすすめ) |
使い方 |
右手のグリップ部分を回して変速をします。 ・ペダルを重くする ・ペダルを軽くする
★外装変速の自転車は、必ずペダルを漕ぎながら変速をしてください。 |
右手のグリップ部分を回して変速をします。 ・ペダルを重くする ・ペダルを軽くする
★内装変速の自転車は、ペダルを漕いでいない時も変速できます。(厳密には漕がずに変速する方が望ましい。) |
変速機を使う際のポイント
これに気を付けたら快適!というポイントを4つお伝えします。自転車の長持ちに繋がるものもありますので、ぜひ実践してみてください。
①地形に応じてこまめな変速を心がける
数字の大きなギアはよく進みますがその分ペダルが重くなります、数字が小さいギアは一漕ぎで進む量は減りますがその分ペダルが軽くなります。平坦な道は前者で、坂道では後者で走行するなど、道に合わせて頻繁にギアを変えることで、足にかかる負担を減らして楽に走行しましょう。
②ペダルをスムーズに漕げる状態のときに変速する
故障に繋がりますので、立ち漕ぎの時や坂道で踏ん張っている最中など、ペダルに強い力がかかっている時は変速をしないようにしましょう。
また外装変速の場合は、必ずペダルを漕ぎながら変速をしてください。停車中の変速はチェーン外れなどのトラブルに繋がる可能性があります。(内装変速の自転車は停車中でも変速して大丈夫です。)
③漕ぐ負荷が大きいタイミングでは軽いギアを使用する
脚力に自信のある方は、漕ぎだしや坂道でも重いギアで平気かもしれません。でも実は、重いギアや同じギアで乗り続ける乗り方は、パーツに負担をかけるため消耗や交換時期を早めてしまうかもしれません。
坂道に差し掛かる前や停車する前のタイミングで、前もって軽いギアにしておくと、足にも自転車にも優しい乗り方ができます。
④一気にギアを上げたり、下げたりしない
一気に変速をすることは、足にも自転車にも負担がかかります。故障の原因になる場合もありますので、少しずつ、徐々に変速することを心がけましょう。
まとめ
一般的なシティサイクルは、右手のグリップ部分を回すことで変速できます。
■外装変速の場合
・ペダルを重くする
→進行方向に回す(数字が大きくなる)
・ペダルを軽くする
→手前に回す(数字が小さくなる)
■内装変速の場合
・ペダルを重くする
→手前に回す(数字が大きくなる)
・ペダルを軽くする
→進行方向に回す(数字が小さくなる)
また変速するときのポイントは以下の4つです。
☑地形に合わせてこまめに変える
☑変えるときにはペダリングを意識
☑力が入るときは軽いギアを使う
☑一気に変えない、少しずつ変える
変速機の使用で足へも自転車へも負担を軽減させ、快適な走行を楽しんでください!
自転車に関するよくあるご相談はこちらでも特集していますので、ご参考になりましたら幸いです。
TEXT:スタッフかにっこ