カスタム度高い、スポーツ車にもやぼったくないカゴ2選

2019.02.17

私がおすすめしたい、個人的にカッコイイカゴ2選

クロスバイクやミニベロ、街乗りがメインのMTBなどにあると便利なカゴ。

便利なのはわかっているのですが、取り付けできるカゴは、どことなく後付け感が漂い、あまり格好良くない・・・。
そんなことを感じられている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、使わなくても取付したくなる、カスタム要素が強いカゴも存在します。
取り付けできるかの判断については、正直車体ごとに異なるため、正確にお答えすることはできないのですが、取り付けできる車体とできない車体について、事例を交えてご紹介いたします。

ファッショナブルに実用性高く。そんなカスタムをしてみませんか?

カッコイイスポーツカゴ1 ~その名はWALD~

一つ目は
アメリカンテイストな大容量ワイヤーバスケット。

取り付けするカゴは

ワルド
137バスケット
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レトロなテイストが個人的にたまらない。
アジャスタブルステーを採用し、20インチから700cまで、多くのホイールサイズに対応が可能です。

構造は単純。
ハンドル側は引っ掛けて、バスケット下側のステーには大小2つの穴が開いており、ハブシャフトまたはフォークダボに取り付けします。

引っ掛ける箇所は約6cm。

ここの引っ掛け部分は力技で、位置をずらすこともできますが、メッキがはがれたりしてサビの原因ともなるため、移動させたら塗料などを塗っておくことをおすすめします。

2つのステーが付属しており、ホイールサイズや、フォークの形状により組み合わせを変更します。


スチールのクロモリバイクやハブナット止めのシングルスピードバイクに取り付けすると最高にカッコイイですね。

クイックリリースタイプの自転車に装着する際の注意点

続いてクイックリリースタイプの小径車に取り付けしてみます。

ハンドルに引っ掛けた後、重要なのはハブ部分。

ハブに画像のような段差がある場合、そこを埋めれば取付できると思いがちですが、こういったフォークの場合、クイックリリースのかかりが浅くなるため、取り付け自体は推奨いたしません。
装着する予定の自転車をご確認ください。

例えば段差があって、そこにワッシャーをはめて平面にしても、装着はお控えください。

※クイックリリースのネジ部のかかりが浅く、自転車を倒してしまった際などにクイックリリースのネジ切りが破損して、固定できなくなるリスクがあります。装着はしないでいただきたい例です。

もう一つ、ちょっと変わったハンドルのクロスにも取り付けを試してみます。

サトリ
SMOOTH DROP(スムースドロップ) 幅:480mm バークランプ径:25.4mm
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結論から言うと相性はあまりよくありません。
カゴの両端とハンドルの肩がギリギリなので、変速レバーなどが付いていると装着できない可能性は高いです。

画像で見てみましょう。
まずは引っ掛けて。

ここまでは湾曲しているハンドル内に収まります。

しかし、フォークダボが奥まった箇所にあり、このままでは固定できません・・・フォークダボの位置がフォーク本体より外側の位置で固定ができればいいので、
ワッシャーと長めのボルトをホームセンターで購入して装着してみました。
 

これならなんとか装着ができました。

ただし、片側の変速レバーが干渉しているため、少しだけ左側にずらして装着しています。
左右両方に変速レバーがあった場合、干渉して装着は難しかったです。

 

カッコイイスポーツカゴ2 ~その名はフリーバスケット~

私がポタリングの時や、買い物に行く時などに愛用しているのがこのモデル。

ガモー
キングポーターキャリア フロントキャリア 「KCL-3F」
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キャリアとしては太めのパイプで、フロントの存在感が半端ないです。

細身のスチールフレームの自転車に、荷物を載せて、廃チューブやゴムバンドでぐるぐる、ラフに巻くというスタイルが勝手に美しいと思ってます。
蛇足ですが、この時、パナレーサーの軽量チューブとして有名なR-AIRを使うと良く伸びて巻きやすいです。R-AIRはチューブとしてダメになった後も使える優れものです。

ただ、テントや寝袋、マットを積んで・・・というスタイルは最高なのですが、やはり普段の買い物では荷物を置いてからぐるぐる巻くため、少し不便を感じていました。

そこで追加したのがこのカゴ。

アキワールド
フリーバスケット ボトム固定金具付属
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寸法は横約39.5cm(下面約32cm)、奥行約30cm(下面約22.5cm)、高さ約17cmです。

このバスケットは非常に汎用性が高く、キャリアがあれば前でも後でも、縦でも横でも装着することが可能です。
(汎用性は高いのですが、すべてのキャリアに装着できる訳ではございません。装着可否の判断も原則できかねます。)

小径車に標準で装備されているフロントキャリアに装着。

シティサイクルのスチールリアキャリア

装着OK!

シティサイクルのパイプキャリア
残念ながらネジピッチの都合で装着はできないです。
(厳密には、左右どちらかに寄せれば、装着自体は可能)

ガモーキャリアへは「純正かよ!」と言いたくなる程綺麗にフィット。

普段使いでは格段に便利になりました。

特にマウンテンバイクや太めのタイヤを履かせたクロスバイクユーザーの方に、こんな組み合わせいかがでしょうか?

まとめ

スポーツ車にカゴを取り付けるのはカッコ悪くなる・・・と思われる方もいらっしゃいますが、カゴを選べばさらにスタリッシュに変身できます。

便利で、カスタム度も高いカゴがあることも認識していただけたら幸いです。

 

 両方のカゴを装着してみて、ガモーキャリア+フリーバスケットの組み合わせと、WALDのカゴとでは向いている自転車が違うことに気づきました。

ガモーキャリア+フリーバスケットの組み合わせに向いている自転車は、MTBなら幅が2.0以上、クロスバイクなど700cであれば40c以上の太めのタイヤに取り付けした方がスタイリングばかりではなく、操作面でも違和感がないです。
28c以下の細いタイヤに取り付けしてしまうと、重い荷物を載せた際に操作性が悪くなるということがありました。

細身のタイヤに取り付けする際は、WALDならば、ハンドルの回転軸に対して重量物が近くなるため、ふらつきにくく、荷物を載せても操作に違和感は感じにくいです。

スタイルはもちろんですが、使われる自転車によってもご検討ください。

 

TEXT:toby