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メニュークリックで該当箇所までスクロールできますレインウェアの種類と特徴
自転車乗りにとって、雨の日は憂鬱。
視界は悪くなるし、ブレーキは効きにくいし・・・。
その割に、車やその他の自転車、歩行者は急ぐ傾向にあり、必然的に事故のリスクが高まる日でもあります。 傘は論外として、レインジャケット(レインコート)かポンチョでの対策が一般的かと思います。 またまた夏場限定ですが、体は濡らさず、手足などの末端は割り切って”何もしない”というのも一つの方法です。
今回は、ロードバイクやマウンテンバイク、クロスバイクなどの「スポーツ車」でも使えることを軸にそれぞれのウェアのメリット、デメリットをまとめました。
それぞれの特徴 ~レインジャケット系~
レインジャケット
メリット
- 風の影響を受けにくい
- 普段使いをしやすい
- 上下分割されており、雨の日にも強い
- 防水性が高い
デメリット
- 上下ウェアが必要で、特に下は外では履きにくい
- 蒸れやすい
- レインポンチョと比べてかさばる
- 高額になりやすい

それぞれの特徴 ~レインポンチョ系~
レインポンチョ
メリット
- 蒸れにくい
- 収納時にレインジャケットと比べてかさばらない
- 外でもとっさに着易い
- バックパックを背負ったまま着れるので、荷物が濡れにくい
デメリット
- 横からの雨に弱い
- 雨の日以外の普段使いはしにくい
- めくれやすい(風に弱い)
- レインジャケットと比べると防水性が低い傾向にある

それぞれの特徴 ~体幹以外は何もしない~
対策しない(体の中心部など、大事なところ以外)
メリット
- 蒸れない
- かさばらない
- レインポンチョ程ではないが、着易い
デメリット
- 夏場など暑い(暖かい)日限定
- 風にも強い
画像のスタッフは、サイクルウェアの上に、半袖のレインウェア、下はポケッタブルサイクルウインドパンツを膝から下を切ったものを使用しています。足元はSPDサンダル。
※画像の半袖レインジャケットは完売しました
それぞれの特徴 ~ハイブリット系~
レインジャケットとポンチョのいい所どりのような、「変身」する商品もあります。 一見ポンチョですが、普段はアウターとしても使うことが可能です。

一見するとカジュアルな防水防風アウタージャケットですが、脇下のボタンを開けることで素早く自転車乗車時に足元までカバーするレインポンチョ形態に変身します。
ハイブリッドタイプ
メリット
- 蒸れにくい
- 収納時にレインジャケットと比べてかさばらない
- 外でもとっさに着易い
- バックパックを背負ったまま着れるので、荷物が濡れにくい
- 普段はアウター(ウインドブレーカー)として使える
デメリット
- 横からの雨に弱い
- 膝は濡れる
風のある日はウィンドブレーカーとして、雨の日は脚まで覆い被せるレインポンチョとして2WAYで着こなせます。 最大の特徴は、裾にボタンがついており、風でめくれにくいようになっています。
ボタン
たまった雨を流す穴
蒸れないように、背面にベンチレーション付
夜間も安心のサイドリフレクター
あごを挟み込まないカバー
口元までジッパーを上げることが可能で、さらにコードで絞り込めば風でもフードはめくれにくいです。
乗られる方やヘルメットの種類によりますが、ヘルメットを付けたままもフードをかぶれます。
フードの上からかぶった方が、より強い風にも対応できます。
ただし、レインポンチョである程度は防げますが、多少の雨はヒザ部分や靴にはかかりますので、気になる方は雨の強さに応じて、別途レインパンツなどをご用意ください。 ヘルメットをかぶればフードがめくれることもないし、バックパックも濡れずに済みます。しかもたためばコンパクト!
自転車乗りなら、折りたたみ傘の代わりとしても持っておいても便利なアイテムです。
フルジップで胸ポケット付きタイプ

まとめ
それぞれ一長一短あるので、どれがベストな選択肢かは人によります。
私は永らくレインジャケットを愛用してきました。 理由としてはアウトドアで山に登ることも多かったため、上下で揃えておこうと思ったからです。
しかし、山に登ることもないのに、高価なゴアテックスなどの素材のレインジャケットを揃えるのは無駄でなくともお金がかかりすぎてしまいます。
サドルとレインパンツが擦れて、機能性が落ちてしまうのも気になるところです。
じゃあ安いのなら無駄になりにくいか?と思いきや、すぐに撥水性能が落ちたり、すごく蒸れたりで、上下で2000円弱の安すぎるレインウェアを選ぶのも、長期的に見て無駄になる可能性が高いです。 上記を参考に、使う用途により最適なものをお選びいただけたら幸いです。
TEXT:toby