福山店 熊野店長がご紹介。バーテープを変えて気分一新!オススメバーテープの紹介

2020.09.11

最近のバーテープ事情

こんにちは。福山店の熊野です。
ここ最近、いわゆる「高級バーテープ」つまり3,000円以上のバーテープの人気が高まってきています。

むしろ2,000円未満の普及価格帯のバーテープよりも、販売が多くなってきております。

また実は、いわゆるリアル店舗である当店と、ネット通販での販売分布をみると、リアル店舗の方が高級バーテープの販売比率が高い結果となっておりました。

当店では実際に握って比較してもらえるハンドルを用意しておりますが、やはり実物を見て触ったときに、カッコ良い!触感が良い!と思っていただけているのではないかと思います。

バーテープは消耗品なので、ひと昔前は2,000円前後がメインの価格帯で、素材は一部を除いてコルク、コットン、マイクロファイバーが主流でした。

カラーも単色がほとんどで、

柄というのは、ブランドロゴが並んだものが多かったですね。


※ブランドロゴがたくさん並んだものは、それはそれは、綺麗に巻くのは本当に非常にものすごく大変でした。。。

おおまかな選ぶ基準は、厚さ・素材・色の3要素だったように思います。
握り心地がしっとりとしたもの、穴あき加工されたものなどもありましたが、一部のものを除いて、価格の違いに納得できるような性能差が無かったため、
いわゆる「高級バーテープ」がメインとはならなかったように思います。

高級バーテープが人気になった背景とは

ロードバイクのフレーム本体においても、各メーカーのフラッグシップモデルに顕著に表れていますが、フレーム自体の塗装、ロゴデカールにおいても、光沢感があったり、ミラー処理がされていたり、アノダイズ処理だったり、高級感のある見た目へのこだわりが出されるようになってきました。

パーツにおいても、艶消しアルマイト、オイルスリックなど個性的な処理が増えてきており、他人と違う見た目へのこだわりを見せられるカスタム感がカッコ良く、SNSにも映える人気となっています。

そもそもパーツ点数が少なく、洗練されたロードバイクのデザインには、個性的なカスタム余地が残される部分がバーテープくらいしかないのも事実かと思います。

これまでの自分の交換歴を考えると
バーテープ自体が劣化したときに交換というよりも、
自分の愛車の見た目にマンネリ気味になった時、見た目の新鮮味が欲しいときなどが交換時期と思います。

バーテープの性能とは

では、そもそもバーテープにおける性能とはなんでしょうか。
グリップ力、衝撃吸収性、耐久性、耐水性、耐汚性、洗浄のしやすさ、見た目の質感といったところでしょうか。

あくまできっかけとしては、先述の通り、見た目の質感向上が大きいようにも感じますが、昨今の高級バーテープは、明らかにグリップ性・耐久性・対衝撃吸収性が向上されており、こういった部分の性能差が価格の違いに納得できるようになったことが大きな流行の要因となっていると思います。

これはワールドツアーの選手においても、もちろん以前からグリップ力の高いモデルが良く使用されており、高級バーテープの代表格のリザードスキンズを筆頭に、スパカズなども多く使われるようになってきております。

また石畳を走り抜けるパリ~ルーベでは、バーテープを2重巻にする、ステムのぎりぎりまで巻くなど、トッププロ選手であっても、直接触るハンドル周りへのこだわりはそれぞれ違ってくるようです。

 

オススメのバーテープのインプレッション

〇スパカズ SUPER STICKY KUSH 


昨今の高級バーテープ人気を牽引しているのが、このスパカズ!!

ゴージャスで個性的な柄で、カッコ良い!

しかも柄も豊富にラインナップされているので、カスタム性も非常に高いのが特徴です。

(上の写真では、デュアルカラーのタイプを通常とは上下逆の柄になるように巻いています)

単純に見た目重視だけのブランドではなく、世界選手権3連覇したピーター・サガン選手も愛用していることでも有名です。

取付に関しても、エンドキャップが、しっかりと固定できるボルト固定タイプのスタープラグが付属しており、バーテープで良くあるエンドキャップ紛失も起こりづらいようになっています。

・触感 
 ポリウレタンを使用した表面の影響か、高いグリップ性なのはもちろんですが、汗で濡れた状態でもグリップ感が残ると感じました。

コシがありつつも表面が柔らかくできており、モチモチとした感覚を残しつつ、操作した際の剛性、ダイレクト感を向上させていると感じます。

・衝撃吸収性
 厚さは3mmですが、高級バーテープの定番であるリザードスキンズと違い、フォーム部分の気泡が小さく、敷き詰められており、全体の剛性として高めに仕上げられていると感じました。

リザードスキンズ(2.5mm)に比べると、固めに感じたのはそのためだと思います。

・耐久性
 使用頻度が高いまわりのスタッフに感想を聞いてみても耐久性は高いと感じています。
モッチリとした感触でクッション性をよくしている分、素材に厚みがあることで耐久性が上がっている理由だと考えられます。
また、汚れた際に簡単に拭き取れるのもお気に入りポイントです。

見た目が派手でカッコ良いので、色々な柄を試したくなるバーテープです。でも、耐久性が高いにもかかわらず交換頻度があがりそうなので、そういった意味ではコスパが悪いかもしれません。

スパカズ[SPACAZ]
SUPER STICKY KUSH(スーパー スティッキー クッシュ)ギャラクシー バーテープ
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スパカズ[SPACAZ]
SUPER STICKY KUSH(スーパースティッキークッシュ)マルチカラー
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〇GUEE SL

個人的な好みとしては、このバーテープが一番好み。

エンド部分からのグラデーションカラーがカッコ良い♪

またカラーも、どちらかと言えば落ち着いた色調で、フレームカラーにも合わせやすい印象です。
3層構造により、ほど良い剛性感と柔らかさを両立しているように感じます。

厚さは3mmですが、かなり軽量に仕上がっており、グリップ力以外の部分でハンドリングの感覚が軽くなったように思いました。また巻きやすさも良く、巻くときのテンションに応じて、好みに仕上げやすいというのも個人的ポイントです。

またスパカズ同様、ボルト止めのエンドキャップが付属しているのも、非常に助かります。
 ・触感
 こちらもポリウレタン採用で汗をかいても滑りづらく、高いグリップ力を感じました。また表面のエンボス加工がきめ細かく、さらさらとした感触で、重量自体が軽いこともありますが、非常に軽い握り心地です。より自然な握り心地を感じます。

・衝撃吸収力
 上記2種に比べると、厚さは3mmとなっており、気泡の大きさは中間くらいで、ふわっと柔らかい感触です。また前述のように、巻くテンションによっても、性格が少し変えられるのかな、と思います。

・耐久性
 もちろんハンドル自体の持ち方に大きく影響しますが、年間約3000km走りましたが、表面の劣化はほとんどと言ってよいほどありませんでした。フォーム部分のヘタりも少なく収まっています。ただ結構びっくりしたのは、一年使って剥がしたときに、ハンドル側にスッキリ何も残らなかったことです。

これは精神上、なかなか嬉しいことで、新しいバーテープを巻くときのストレスも減りますし、余計なケミカルを使って、部屋を汚すこともありません。

 

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SL DUAL(SL デュアル)バーテープ
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SL GEO バーテープ
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SL GEOバーテープと組み合わせてコーディネートできるソックスもおすすめです。

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Geo race fit socks 25.4-27.2cm
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バーテープを新しくすることの効果

いつも大切にしている愛車であっても、時間が経てば見た目に飽きてしまうこともあると思います。そんな時にバーテープを交換することで、愛車へのマンネリ感も少しは解消されるのではないでしょうか。自転車への愛着が上がれば、自転車に乗るモチベーションもあがると思います。

仕事でもスポーツでもそうだと思いますが、モチベーションと結果は比例することが多いと思います。

つまり、やる気が上がれば速くなるかも?!ということです。


自転車へのモチベーションが、上がらなくなってきたなら、一度、バーテープの交換されてみてはいかがでしょうか?

TEXT:福山店 熊野