フラットハンドル シマノディスクブレーキのホースカット(長さ調整)方法

メンテナンス工具
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ボトル
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ディグリーザー(スプレー)
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注射器&チューブホルダー
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ウェス
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ブリードスペーサー
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オイルファンネル
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スパナ
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Y型ヘックスレンチ
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ミネラルオイル
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TL-BH62(ディスクブレーキホースカット&セット工具)
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オリーブ&コネクタインサート
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シマノプレミアムグリス
事前確認事項
車体にレバーを取り付けての作業する方法もありますが、気泡の抜けやすさなどを考慮すると、レバーを車体からは外して、つるしながら行なうのが確実です。ワークスタンドに、ハンドルを取り付けて、レバー、ホース、キャリパーをぶら下げて行なうと、作業がしやすくなります。
ホース外れなどで、ブレーキパッドに万が一オイルがかかってしまった場合、そのブレーキパッドは一度で使用できなくなります。パッド面を慌ててディグリーザー等で洗浄したり、やすりで研磨しても、オイルが一度しみこむと制動力が落ち、音鳴りの原因ともなります。必ず、パッドを抜き取り、ブリード用スペーサーをはめてください。

ブレーキレバーの角度を調整する

ブレーキレバーを水平から45°傾け、乗車姿勢の位置にセットします。
レバーにオイルファンネルをねじ込む
キャリパーにスパナ(アーレンキー)と注射器をセットする
ホース内を空にするため、7mmスパナを所定の位置にセットし、注射器をブリードニップルに接続します。
この時、チューブホルダーでしっかり留めないと、作業中に外れる恐れがあります。

画像のキャリパーはBR-MT200というタイプのもので、7mmスパナの代わりに、3mmアーレンキーを使用します。
この時、チューブホルダーでしっかり留めないと、作業中に外れる恐れがあります。

画像のキャリパーはBR-MT200というタイプのもので、7mmスパナの代わりに、3mmアーレンキーを使用します。
いずれの場合も、ブリードニップルを1/8回転緩めて開きます。
注射器のピストンを引いて、キャリパー内にあるミネラルオイルを吸い出します。
ホースカット
レバー側のホースカバーを外し、8mmのスパナで緩めます。

必ず断面が、地面に対して90度になるように、綺麗にカットしてください。

綺麗にカットできました。

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オリーブ&コネクターインサートの装着
ブレーキホースの先端がブレーキキャリパーとブレーキレバーそれぞれの取付け部の底まで入ったのを確認する為に、あらかじめブレーキホースに印をつけます。
(ブレーキホースの切断面より約11mmの部分が隠れるくらいが目安です。)
ブレーキホースにコネクティングボルトとオリーブを通します。
TL-BH62などで、コネクターインサートの底にブレーキホースの先端が当たるまで、確実に押し込みます。
ブレーキホースがコネクターインサートの底に当たっていなかった場合、ブレーキホースがはずれたりオイル漏れのおそれがあります。
オリーブが下記の位置にあるのを確認し、オリーブ外側及び、コネクティングボルトのねじ部にプレミアムグリスを塗付します。
ブレーキホースを押しながらそのままコネクティングボルトを締付けます。組み付けして、いよいよオイルを入れる作業です。
以降のオイル交換については、下記動画を参考にしてください。
フラットハンドル シマノディスクブレーキのオイル交換