2024.06.06

  • 環境・社会

西日本主要物流センターを京都府京田辺市に移転

このたび当社は、主要物流拠点の1つである「西日本物流センター」の機能を現在の三重県伊賀市から京都府京田辺市に移し、2024年10月から本格的に稼働いたします。
(京都府京田辺市に新設された西日本物流センター)

当社は中期経営計画「VISION2025」における成長基盤の一つとして「物流基盤の強化と最適化」を定めており、その一環である「物流拠点の再配置」に向けた取組みを進めています。
このたびの物流センター移転では、物流拠点をより店舗に近い立地に移し、配送効率を高めることで、「距離×台数」により算出する物流負荷係数の80%削減を狙います。庫内運用においてはDXを活用したシステム(バースコントロールシステム)を導入し、ドライバーの待機時間の削減、管理にも取り組みます。
こうした取り組みにより、「物流基盤の強化と最適化」の実現のみならず、移動距離や車両を減らすことでCO2排出量の削減や物流2024年問題にも対処します。

新たな西日本物流センターは、オリックス不動産株式会社(所在地:東京都港区、取締役社長:深谷敏成)が開発した「京田辺ロジスティクスセンター」を一棟利用するもので、京奈和自動車道「田辺西インターチェンジ」から約0.6km、第二京阪道路「枚方東インターチェンジ」から約3.9kmに位置しています。また、2027年度には新名神高速道路の全線開通が予定されており、関西を中心とした西日本エリアの広域配送だけでなく、東日本と西日本の結束点としても更なる交通利便性の向上が期待できるエリアです。
建物は地上3階建て、1階には最大19台が同時接車できるバース(トラックと施設の間で荷物の積み降ろしをするためにトラックを接車するスペース)を備えています。屋上には太陽光発電システムが設置されているほか、夜間や天候の影響により電力が不足する場合には非化石証書 (トラッキング)付き電力の供給を受けることで、100%再生可能エネルギー由来の電力のみで稼働することができます。さらに、駐車場に電気自動車(EV)充電スタンド2基が設置されているなど、環境に配慮した施設となっています。
また、事業継続計画(BCP)の一環として24時間稼働想定の非常用発電機も設置されており、災害などに伴う停電時にも配送機能を止めることなく安定稼働することができます。

今後も当社は、自転車を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります。


・新「西日本物流センター」概要
名称:西日本物流センター
住所:〒610-0333 京都府京田辺市甘南備台2丁目14-8(西田辺工業団地内)
敷地面積:12,479.90㎡(約3,775.16坪)
延床面積:20,015.54㎡(約6,054.7坪)
その他:トラックバース19台(17台:10t車、2台:4t車)、床荷重1.5t/㎡、梁下有効高:5.5m以上、全館LED完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド2基設置
稼働日:2024年10月予定

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