【MiNERVA-asahi】第3回JBCF弥彦ロードレース・レポート

2024.05.30

新潟県弥彦村の上泉-井田特設周回コースで開催されたロードレース

5月26日(日)に新潟県西蒲原郡弥彦村にある弥彦けいりん会館前をスタート/フィニッシュ地点とし、上泉〜井田特設周回コースで「第3回JBCF弥彦ロードレース」が開催されMiNERVA-asahiの選手たちも参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

今年で3回目の開催となる「JBCF弥彦ロードレース」。

毎年、同じコースを使用して行われるロードレースですが、コースレイアウト的にはアップダウンがそれほどないものの、長い直線がコースのほとんどをしめるレイアウトで、一見するとイージーに見えますが、長い直線の両サイドには田畑が広がっていて風を遮るものがなく天候によっては強い横風がふくと、その横風が集団を分断してしまい非常に難しくなるコース。

昨年はレースの序盤に逃げ集団ができ、一時はメイン集団とのタイムギャップを1分以上にまで広げ、そのまま逃げ切りとなりました。その逃げ集団に入った小林(毅)選手が5位入賞する成績をおさめました。

▶昨年の第2回JBCF弥彦ロードレースのレポート

【MiNERVA-asahi】第2回JBCF弥彦ロード・レースレポート

また、E1とE2のクラスタが同じレースとして走る混走となり、E2の選手にとっては格上クラスタの選手とレースをしなくてはいけないため、普段のトレーニングの成果が試されるレースとなります。

今回、E3には新加入の原田選手も参戦しました。原田選手は今春に新卒として当社に入社し、新天地での勤務や新入社員研修などが落ち着いたので、今回の弥彦ロードレースがMiNERVA-asahiとしレース初参戦となりました。

大学時代からも趣味として自転車競技を続けており、就職後もレースを続ける環境を求めて当社へ就職してくれました。

今後の活躍も含めて、皆様からの応援をよろしくお願いいたします。

 

<<コースマップ>>

出典:「第3回JBCF弥彦ロードレース」テクニカルガイドより

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

<<E1/E2>>7km×10周回=70km
小林(毅)選手【調布店勤務/E1】
鉄山選手【甲府富士見店勤務/E1】
能戸選手【浜松幸店勤務/E1】
布田選手【仙台長町店勤務/E1】
竹中選手【奈良店勤務/E2】

<<E3>>7km×5周回=35km
原田選手【小山店勤務】

 

【リザルト】
布田選手【E1】=3位
鉄山選手【E1】=6位
小林(毅)選手【E1】=41位
能戸選手【E1】=DNF
竹中選手【E2】=DNF
原田選手【E3】=25位

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

布田選手【仙台長町店/E1】

昨年は体調不良で出場出来なかった弥彦ロード。一昨年は落車でDNFと、あまりいい思い出がありません。

コースは田んぼの吹きっさらしなので風が強いとレース展開が大きく変わますが、今回はほぼ無風の状態での開催となりました。

全体的にコースの幅が狭いのとコーナーの立ち上がりでかなり踏まないといけないので、集団の前方で展開する事が必要となります。

当日は日差しが強く、暑く感じるなか12:00にレースがスタート。

リアルスタート直後から集団はなかなかのハイペースで進み、気を緩めるとすぐに後方にさがってしまうため、集中して位置をさげないように気をつけます。

前方ではチームメイトの能戸選手が上りで積極的にペースをあげています。

ただ、集団も逃げを絶対に容認しないという雰囲気で終始ハイペースを刻みます。

中盤の5周回目の上りで集団中程の選手が落車し、巻き込まれはしなかったものの一旦完全にストップしてしまい、集団が大きく分断します。

後ろに取り残されたため、全開で前を追いかけ、自分はなんとかメイン集団に復帰できたものの、これで遅れた選手は多かったと思います。

集団に復帰できて安心したのも束の間、安富選手【名岐ベンド】が上りで飛び出します。

反応できる位置にいたので、すかさずブリッジ

浜田選手【Promotion x Athletes CYCLING】も一緒に合流したので、3人で逃げを決めるためにかなり強めに回しますが、半周程で吸収されてしまいます。

レース終盤まで散発的にアタックが繰り返されますが、大きな逃げグループはできないまま最終周回へ。

余裕がなさそうな選手が多かったのと、まだ最後にもがけるくらいのは残っていたので、有力選手の番手を死守します。

ゴール前の上りに入り、他選手が腰をあげるのを見てスプリントを開始しましたが、TRYCLE.ingの武井選手と田渕選手の伸びが強く、3位でのゴールとなりました。

鉄山選手【甲府富士見店/E1】

平坦区間では片側車線のみの走行(センターラインオーバー注意あり)や道が細い区間も多く、位置をさげてしまうとインターバルで削られてしまいます。また、横風が強いと平坦区間も休めないので集団の前方で走ることを意識します。

レーススタートから懸念されていた風は強くはなく、平坦区間は比較的イージーに進みます。

3周回目のスタート/ゴール地点とは逆側の上りで他の選手のアタックに反応して飛び出します。

チームメイトの小林(毅)選手もついてきているので逃げを決めるために踏みますが、集団は1列で繋がっており逃げることはできず、一度集団へ戻ります。

平均速度が例年よりも速く、逃げを決めることは難しいと判断し、最後のスプリントへ向けて無駄脚を使わないように注意しながら集団内の位置取りを意識します。

その後はチームメイトの布田選手を含む数名の逃げができたり、少人数の逃げができたりするものの集団が強くて全く差が開かずに吸収を繰り返し、そのまま最終周回へ。

コース前半の細い道に入る辺りでペースが落ちず集団が縦一列に。

まだ早いと思って、慌てて位置をあげますが集団後方で復路平坦区間へ。

コーナー明けで集団が縦に伸びていてを使いますが、集団の前方にいないとスプリントに参加できないため、自力であがっていきます。

残り300m辺りで10番手以内にあがった瞬間、先頭の選手はスプリントを開始。

 

そのまま自分もスプリントを開始し、数名をパスしましたが既にもいっぱいいっぱいで、最後にもうひと伸びすることができず、最低限入賞の6位となりました。

小林(毅)選手【調布店/E1】

昨年は5位入賞することができたレースで、コースとの相性も良く得意な部類なので今回は表彰台を目標に参加しました。

全体的にコースが狭いので序盤の中切れと落車を警戒します。

スタート後、まずは集団内ポジションをあげますが、集団はかなり早いペースで何度か中切れが発生し、それを埋めるために序盤からキツい展開に。

途中、上りでチームメイトの鉄山選手が先頭でペースをあげていったので反応しますが決定的な逃げにはならず、その回復も追いつかぬままホームストレートの上りで前方の選手が落車。

落車により分断した後方の集団になってしまったので全力でローテーションを回しますが、メイン集団に追い付くギリギリのところで一歩届かずメイン集団から遅れてしまいました。

そのままDNFするか迷いましたが、同じく千切れた選手とローテーションすることが出来たため、何とかギリギリで完走することができました。

能戸選手【浜松幸店/E1】

JBCF前半戦の最後となるロードレース。

後半戦に向けていいイメージを残すためにも、自ら動いてチームの結果につながる動きをしたいと思い挑みました。

スタートは集団の後方からとなりましたが、この位置では集団の中切れなどにより勝負に絡むことができない可能性が大きいので、まずは集団内の位置をあげること考えます。

上りを使って一気に位置をあげることはできましたが、スタート直後にいきなり踏み込むと一気に心拍をあげてしまって、そのあと落ち着ず苦しくなるので、1周半使ってゆっくり集団の前まであがります。

2周回目のゴール前の上りでアタックしますが不発。

けっこうなパワーでかけたのですが、ピッタリと集団についてこられてしまい、結構渾身の力で踏んだだけにショックです。

集団内は逃げを警戒しているようでハイペースですすみます。

4周回目あたりの上りでチームメイトの小林(毅)選手と鉄山選手が集団から飛び出すも許してもらえず、その他の逃げも全て半周もしないうちに吸収されてしまいます。

6周回目の上りで、安富選手【名岐ベンド】が上りで仕掛け、それにチームからは布田選手が反応します。

これがもし捕まったら次は自分がアタックするぞ。

と意気込んだその下り区間の右コーナーでペダルヒットしてしまいバランスを崩して単独で落車し、前転して草むらに突っ込んでしまいました。

バイクは無事で、体は擦り傷がいくつかできた程度で復帰を試みましたが、頭を打ちヘルメットが割れてしまっていたこともあり、大事をとって審判から復帰することが許されずめDNFとなってしまいました。

竹中選手【奈良店/E2】

普段のレースとは違って、今回のレースはE1とE2の混走ということもあり多くのチームメイトと走ることができました。

春から調子も維持できていたので、格上の選手達とのレースですが、やれるだけやってやろうと意気込んでいました。

スタート30分前に整列に向かうも、少し出遅れて集団の真ん中くらいでレースがスタート。

平坦区間は比較的緩く、上り区間で強度があがりますが、短く得意な距離のため集団に着いて行くのは問題なかったのですが、下りや下りのコーナーでスピードに乗せきれずスキル差を感じてしまいます。

3周回目に入る下りで、集団と少し差ができてしまったので、慌てて追おうと変速を変えた時に路面のギャップでバイクが跳ねてフロントのギヤがアウターからインナーに落ちてしまい、集団と離れてしまったため全力で追いかけます。

その後、追いつくことはできましたが、この時点でオールアウトしてしまい集団から千切れてしまいました。

その後はグルペットで走るも、6周回で足切りによりDNFとなりました。

何もすることなくレースが終わってしまい、ただただ実力不足に悔しく思います。これからも、もっと練習をして鍛えていきたいと思います。

原田選手【小山店/E3】

初めてエントリーしたJBCFのレース。

試走でチームメイトの小林(毅)選手に注意すべきポイントなどを教えてもらい、他のチームメイトからもミーティングで教えてもらったアドバイスを基に走行します。また、コース幅の狭いところもあるので、まずは落車しないよう安全に走ることを第1に考えました。

集団の最後尾からスタート。

上りに入ってからは踏み込んで番手を上げ、平坦は番手キープを基本に立ち回ります。

1〜2周回目は周囲も元気な様子だったので、彼らの番手あげには付き合わず、3〜4周回目で番手をあげるように走ります。

実際のところ、2周回目の折り返しの下りで中切れが発生しかかっていて、追いつくのにを使ったので、番手をあげないと後半が苦しくなると考えて、焦って追いあげた場面もありました。

4周回目にCOWGUMMAの2人と、soleil de lest の1人を含む4人が逃げを試みましたが、その中の1人が落車してしまい、この逃げグループはメイン集団吸収

上り坂で余力をもってダンシングしている選手もちらほら見えていたため、逃げの展開にはならないと判断して、ゴール前のスプリント勝負に備えます。

思っていた通りの展開で集団はひとつのままでゴール前の上りへ突入。

左から抜かすのは困難かと考え、右側に位置してゴールを狙いますが、前を走る選手が遅く反対側も密集しているため、なんとかセンターラインのギリギリを縫うようにしてパスしてスプリントを開始します。

5位でゴールすることができたのですが、ゴール後にセンターラインオーバーの審判がくだされ、弥彦ロードレースの特別ルールにより自分がいた集団の最後尾まで降格となり、結果的に25位とデビュー戦で入賞することはできませんでした。

次のレースは愛知県で開催される第2回JBCF新城クリテリウム2Days

6月1日(土)~2日(日)に愛知県新城市の新城市総合運動公園内特設コースで行わる「第2回JBCF新城クリテリウムDAY1 & DAY2」にMiNERVA-asahiの選手達も参加を予定しています。

昨年は1日目に予選が行われ2日目には敗者復活戦と決勝が行われたクリテリウムレース。

今年は両日ともに決勝レースとして2日間のレースが行われました。コースは陸上競技場と野球場の周りをまわる1kmの周回コースを使ったクリテリウムレース。細かなアップダウンはあるものの大きく曲がるコーナーが続き、終始ハイスピードでレースが展開されるクリテリウムレース。コース幅も広くないため抜どころが難しく、集団の後方になればなるほどインターバルに苦しめられることとなり集団内での位置取りなど脚力だけでは勝つことが難しいレースとなります。

▶昨年の第1回新城クリテリウムのレースレポート

【MiNERVA-asahi】第1回新城クリテリウムレース2DAYS・レポート

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。