【MiNERVA-asahi】JBCF「石川クリテ」「石川ロード」「古殿ロード」レースレポート

2022.07.22

7月の3連休に福島県で行われたJBCF 3連戦

7月16日(土)〜18日(月・祝)の3連休に福島県の石川町と古殿町で「第2回石川クリテリウム」「第20回サイクルロードレース」「第1回古殿ロードレース」の3連戦が開催され、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

今回のレースは福島県石川郡に属する石川町で土曜日にクリテリウム、日曜日にロードレースが、またそのお隣にある古殿町で月曜日にロードレースと、3日間連続でレースが開催されました。それぞれレースは個別にエントリーするワンデイレースですが、3日間共に続けて出場する選手にとっては、まるでステージレースのようなレースとなり、前日の疲労を翌日に残さないように体調管理も必要な3日間となりました。

石川、古殿それぞれのロードレースは一般公道を交通規制した公道レースで行われ、高低差のあるアップダウンが続く厳しいコースです。

昨年、MiNERVA-asahiの選手たちは日曜日の石川サイクルロードレースのみに参加しましたが、川勝選手がE1クラスタにおいて優勝したレースでもあります。

【MiNERVA-asahi】起伏のある一般公道レースをどう攻略する⁉︎ 第19回JBCF石川サイクルロードレース

今年も、この相性の良いレースで好成績を残すことができたのでしょうか?また、3日間の模擬ステージレースをどのように走り切ったのか、それぞれの選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

 

<<石川クリテリウムコースマップ>>

出典:JBCF「第2回JBCF石川クリテリウム」テクニカルガイドブックより

 

<<石川サイクルロードコースマップ>>

出典:JBCF「第20回JBCF石川サイクルロードレース」テクニカルガイドブックより

 

<<古殿ロードレースコースマップ>>

出典:JBCF「第1回JBCF古殿ロードレース」テクニカルガイドブックより

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

<<石川クリテリウム>>
E1クラスタ【1.8km×13周=23.4km】
川勝選手【新金岡店】、布田選手【名取店】、中村選手【本社】、佐藤選手【灘徳井店】、小林(毅)選手【八王子楢原店】、永友選手【THE BASE南大沢店

 

<<石川サイクルロードレース>>
E1クラスタ【13.6km×7周= 95.2km】
川勝選手【新金岡店】、布田選手【名取店】、中村選手【本社】、小林(毅)選手【八王子楢原店

 

<<古殿ロードレース>>
E1クラスタ【12.2km×7周=85.4km】
川勝選手【新金岡店】、布田選手【名取店】、中村選手【本社】、小林(毅)選手【八王子楢原店

E2クラスタ【12.2km×3周=36.6km】
小林(将)選手【川越店

 

今回、MiNERVA-asahiから参戦した、それぞれの選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

布田選手【E1/名取店】

■石川クリテリウムリザルト:23位

JBCFではほぼ初めての参加となるクリテリウムレース。石川ロード、古殿ロードと合わせて3日間の総合成績が設定されている為、タイムを失わないようにゴールするのが目標。その中でチームメイトのスプリンターアシストができればと思っていました。

レース前に2周ほど試走を行い、危ない箇所を確認しつつレースがスタート。スタート位置が後方だった為、序盤からかなりを使ってしまった。目の前で起きた数回の落車を避けつつ、立ち上がりで中切れを埋めていきます。

5〜6周目あたりでかなりキツく、メイン集団とのギャップが出来ていたのを確認。目視で10秒も開いていないため、メイン集団のペースが緩むのを信じて踏み続けるが、ひたすらキツかった。

中盤は前から落ちてきた選手をパスしつつ、たまたま近くにいたチームメイトの川勝選手と一緒にローテーションを回しながら前を追いかけます。

ラスト2周回くらいで、逃げている選手を追うのを諦めたメイン集団のペースが落ち着き、なんとか追いつけた。ただ、そこから表彰に絡むは残ってない為、落車にだけ気をつけてゴールとなりました。

 

■石川サイクルロードリザルト:15位

このコースは上りが多いので、サバイバルレースになると予想。ひたすら耐えて、ゴール前の上りで勝負できれば、というプランでレースに挑みました。

レースへの出走は約190人と非常に多く、検車と出走サインの列に早めに並ばなければいけなかった為、アップをしている余裕がなかった。

レースはマスドスタート。スタート後の上りをこなした後の下りでビビりが入ってしまい番手を大きく下げてしまいました。

ゴール前5kmから上りが始まるが、その上りに入るタイミングで中切れにあってしまい、集団復帰にかなりを使ってしまいました。

「良いアップになった」と自分に言い聞かせ、上がれるうちに集団前方へ上がります。3周目に入ってすぐ数名がアタック。池川選手【VC VELOCE】、中里選手【Rapha Cycling Club】、石井選手【アーティファクトレーシングチーム】など有力選手が何名か乗っていたので、私も反応します。

10名程の逃げとなり、集団からギャップを奪いますが、逃げのペースがかなり速い。徐々に何人か千切れていき、4周目に入る直前でメインに吸収されました。正直このタイミングで一度限界点に達し、次の動きに反応するがない状態でした。集団後方でなんとかの回復に努めます。

その後は集団も徐々に人数を減らしていき、僕自身も苦しいが、問題なくついて行けるペース。

ラスト2周ぐらいで、4名の選手が先行します。私は反応できる位置にいたにも関わらず「すぐ捕まるのではないか?」「ゴール前の無駄足になるのではないか?」と、ビビりが入ってしまい見送ってしまいました。

40秒ほど開き、20数名のメイン集団でラスト1周回へ。単発のアタックを耐えながらゴール前の上りに備えていたところで、レースが急遽ストップとなりました。どうやら大きな落車があったらしく、その救護のため緊急車両が入るためレースが中断となりました。

10分程レースが中断してからレースは再開されましたが、ほぼ全員流すような形でゴールとなりました。

 

■古殿ロードレースリザルト:7位

最終日なので疲労もあるが、そんな事は関係ないくらいキツいコースなので耐えるのみ。下りも急カーブが続くテクニカルなコースで、脚力だけでは乗り切れない難しいレースでしたが、3日間の総合もかかっているので、なんとか上位でゴールしたかった。

勝負どころはヘアピンカーブが連続するつづら折りの下りと、その後にある3.3kmのキツい登り。下りが苦手な私は、なるべく前方で下り区間に入りたい。

スタート直後が上りのため、少しを使いつつ前方にあがる。上りを集団前方でクリアし下りに入るが、やはり集団から遅れを取ってしまう。

最初の周回は人数が多かったが、2周目以降は一気にバラけて20人程に絞られる。その前に3人程が逃げており、集団でそれを追う形だったが上手く回らない。痺れを切らした選手が単独でブリッジをしていきます。

3周目から残った少人数で前を追いますが、追いつきそうで追いつかない。

4周目の時点で、先頭集団は寺崎選手【バルバサイクルレーシングチーム】、小林選手【soleil de lest】、松井選手【ALDINA】、池田選手【VC福岡エリート】、中里選手【Rapha Cycling Club】、横矢選手【BMレーシングZUNOW】の6名。

それを追う追走集団はメンバーをシャッフルしながら最終的にはチームメイトの川勝選手も含めて7名(YURIFitCyclingTEAMとMiNERVA-asahiがそれぞれ2名。イナーメ信濃山形-EFT、作新学院大学、VC福岡エリートがそれぞれ1名)でした。集団内では小橋選手【YURIFitCyclingTEAM】が中心となり声を掛け合いながらローテーションを回しますが、先頭集団との1分程の差が一向に詰まりません。

途中、川勝選手が小橋選手より「YURIFitCyclingTEAMとMiNERVA-asahiから1名ずつブリッジを出さないか?」と提案を受けるが、がなかったので断らざるを得なかった(いま思えばこれが先頭に追いつくラストチャンスでした)。

5周目、恐らくこのままでは追いつかないと判断したYURIFitCyclingTEAMの2人が、つづらの下りで飛び出す。が、その下りで落車。

ここまで追走集団の中心となっていた2人がいなくなった事で、積極的に前を牽ける選手がいなくなり、先頭集団とは一気に2分以上の差が開いてしまった。

6周目以降は先頭との差が開く一方だが、先頭集団から1人でもドロップすれば入賞のチャンスがあるため、気持ちを切らさずに前を追います。

最終周回、先頭集団からドロップしてくる選手はなく、追走集団内から川勝選手と笹川選手【作新学院大学】が千切れて、中司選手【イナーメ信濃山形-EFT】と秋好選手【VC福岡エリート】との勝負となりましたが、この2人も限界のようでほぼツキイチ

最後はこの2人を振り切って7位でゴールとなりました。

「石川クリテリウム」「石川サイクルロード」「古殿ロードレース」の総合タイムで設定されていた「3日間総合」の順位は3位に入賞することができました。そもそも3日間のレース全てに出走して、全てのレースで完走できた選手は3人しか居なかったようです。

川勝選手【E1/新金岡店】

■石川クリテリウムリザルト:24位

福島3連戦の初戦は35分程度の短いクリテリウムレース。とにかく3日間しっかり走り切るために落車なくゴールを目指したい。

自分の役割としてはスプリンターの佐藤選手のアシストでした。

コース幅は狭く、直角コーナーがいくつもあるため、前で走らないとインターバルがかかり余計にしんどい。しかし、ストレートでは50km/hを超えるスピードのためなかなか集団の前に上がれず。

心拍数は常に180以上でかなり苦しいが、永友選手を前へ引き上げるなど、自分の役割をなんとかこなそうと必死に走りました。

残り5周回くらいからは、心肺が限界で集団から遅れては次のコーナーで追いつきを延々と繰り返します。スタートからずっと同じぐらいの位置を走っていた布田選手と協力しながら、気持ちだけは切らさないように集団に食らいつきます。

最終周回、逃げが決まったことでペースダウンしたメイン集団にギリギリのところで追いつき、24位でゴールしました。ボトルの水を飲む余裕も一切なく、こんなにきついレースは久しぶりでした。

落車なくゴールできて正直安心しましたが、チームとしても自分と一緒にゴールした布田選手の23位が最高位と苦しいレースとなりました。

 

■石川サイクルロードリザルト:DNF

前日に短時間のきついクリテリウムレースを走ったため、今日は調子良く走れるのでは?と思ったものの、レースが始まってみるとイマイチな感じ。

本来なら得意なはずの上りで番手をあげることはできず、集団後方にしがみつくのみとなってしまいました。

どんどんと心肺が苦しくなり2周目の上りでドロップしてしまい、結局3周回走ったところでタイムアウトにより赤旗を振られ、レースが終わってしまいました。

去年優勝したレースで完走すらできないのはショックですが、ただただ力不足。

自分以外のチームメンバーはみな完走していて、非常に情けないし申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

 

■古殿ロードレースリザルト:10位

今回が初開催となる古殿ロードレース。

上りと下りしかないコースレイアウトで、ヘアピンコーナーがいくつも続くハードな下りのあとに、3.3km続く上りがあり、かなりハードなコースレイアウト。

7周回走れば獲得標高は約2,300mにもなります。

今の自分のコンディションでは1周目で終わる予感すらしていました。

1周目に数名の逃げができ、2周目には寺崎選手 【バルバサイクルレーシングチーム】とエリートリーダージャージの小林選手【soleil de lest】が、前の集団にブリッジして6名の選手による先頭グループが形成されました。

補給ポイントでは毎周回ボトルを受け取り、体に水を掛けるなど体温が上がりすぎないよう注意します。

追走集団も3周目にはかなり人数が絞られ、YURIFitCyclingTEAMとMiNERVA-asahiがそれぞれ2名、イナーメ信濃山形-EFT、作新学院大学、VC福岡エリートがそれぞれ1名の計7名となりました。

YURIFitCyclingTEAMの選手が追走集団の統率をとってくれるおかげで、先頭集団とのタイム差は1分をキープして進みます。追走集団内に2名を残したMiNERVA-asahiから先頭集団へのブリッジにチャレンジする価値はあったのですが、と勇気がなく悔やまれるポイントでした。

5周目にYURIFitCyclingTEAMが2名でブリッジをかけますが下りで落車。これまで統率をとっていた2名を失うことで追走集団は一気にペースダウンしグルペットと化してしまいました。

6周目、メンバーは変わらずも自分はエネルギーも切れかけで、も心肺もいっぱいいっぱいでしたが中司選手【イナーメ信濃山形-EFT】が、自分のジェルを分けてくれたり、激励してくれたおかげでなんとか乗り切ることができました。ありがとうございました。

最終周回、最後の上りで笹川選手【作新学院大学】とともに集団から千切れてしまい、長い上りをようやく上りきり満身創痍の10位でフィニッシュしました。

一緒にゴールした笹川選手が最終完走者ということで、出走は約90名で完走11名のみと非常に厳しいレースでした。

常に安定した走りで3日間走り抜いた布田選手が小林選手【soleil de lest】、寺崎選手【バルバサイクルレーシングチーム】に次いで3日間総合で3位に入賞を果たしました。自分はコンディションを考えると、素直によく残れたなと思います。

また、怪我なく終われてホッとしています。とはいえ10位で満足してはいけないので、今回のレースをきっかけに2か月後の南魚沼でのレースへ向けて、しっかりトレーニングをしていきたいと思います。

小林(毅)選手【E1/八王子楢原店】

■石川クリテリウムリザルト:28位

3日間の擬似ステージレースの初戦のクリテリウムレースです。コースに苦手意識はなく展開によっては上位を狙えると思い挑みました。

真ん中より少し後ろからスタートし、自分の走り方やチームメイトの走りを考えると、まずはできるだけ前方に上がります。

なんとか先頭が見える30番手くらいまで来ますが、ペースが早く狭いコースも相まって、なかなかそれよりも前にあがることができません。

直角に曲がるコーナーでは、速度が0km/hに近いところまで落ち、そこから一気に50km/h以上に加速するインターバルで、どんどんを削られていきます。

何度か集団から落ちたり着いたりを繰り返しますが、10周目辺りで呼吸ができなくなってしまい完全にドロップしてしまいました。

その後はDNFしないようある程度のペースを維持してそのまま28位でゴールとなりました。

 

■石川サイクルロードリザルト:51位

E2との混走なのでエントリー数は約190人と非常に多いレースでした。さらにスタートはマスドスタートだったので、まずは前方に並びスタートに備えます。

前日のクリテリウムレースの後、チームメイトと試走に行きましたが、上りが長くあまり得意とはいえないコースでした。

下りで楽に先頭まで上がることが出来たので中盤までをなんとかこなします。やはり上りが長いので辛く、下りで回復できますが徐々にが削られていきます。

5周目のスタートライン手前の長い上りを終えるタイミングで一気ににきてしまい少し集団から遅れてしまいます。なんとか追いつきますが、そのすぐ後の上りで集団からドロップしてしまいました。

下りを全力で攻めましたが追いつかず、そのまま完走を目指します。

数人でグルペットになり、そこにもついていけず最終周で完全に1人になってしまいました。

タイムアウトによる足切りされることなく、最終周に入れたのでFADにならないよう踏み続けますが、最後の下りの途中で救急車が入るためにニュートラルになり、上りに入ると集団がストップしており、自分もストップ。

集団とのタイム差なしで再スタートしましたが、踏まずに流して51位でゴールとなりました。

 

■古殿ロードレースリザルト:DNF

とにかく上りの長いコースで、苦手なコースでした。

前日までの疲労が酷く、腰も痛めてしまっていたので完走目標で挑みました。

マスドスタート直後から上りでほぼ全力で上らされます。なんとか後方で食らいつきますが、その後の下りはヘアピンカーブが連続する超テクニカルな下りです。下りで間延びした集団は、そのまま一番長い上り区間へ入りますが、上り始めで踏み直せずここでドロップしてしまいました。

1周目を終える頃には先頭と2分30秒差と厳しいタイムとなり、完走を目指していたのでグルペットに入ったりもしますが、差は広がり4周目に入ることができずDNFとなりました。

中村選手【E1/本社】

■石川クリテリウムリザルト:27位

コースは道幅の狭い直線に直角のコーナーを繰り返す、落車が多くコーナー毎にインターバルがかかると言う後ろに位置取ると苦しい展開になるコースでした。

ローリングスタートからスピードは速いが、できる限り前に前に出るように番手を上げていきます。

しかし、ローリング中からもコースの端で選手間が詰まって接触し自転車を降りるケースや、目の前で何度も発生する落車があり、集団復帰のためにを使うなど番手を上げるどころか次第にコーナー立ち上がりでのペースが辛く番手を落としてしまいます。クリテリウムでやってはいけないパターンに陥り、徐々に体力だけが削られが辛くなっていきます。

スピードが落ちるコーナーからの立ち上がりの直線を全力で追いかけるが、メーターで時速55km/hで走っていても全く前に追いつくことができません。

そんな中、5周目で集団に追いついたタイミングで私の前を走っていた選手が落車。直前の転倒の兆候は見えていたので大きな転倒こそ回避するも車体に乗り上げてしまいました。

初めてニュートラリゼーションを使用してレースに復帰はできました。

しかし、1周回待ってからの再開となるものの、集団とかなりの速度差があり、復帰時のタイミングが合わず無駄に脚を使ってしまいます。

またすぐに元の辛い状況に戻り、同じことの繰り返しに。更に今度は最終コーナーでも落車が発生。

これにも巻き込まれて2度目のニュートラリゼーションを使用することに。初めてなのにまさか1レース2度も使用するとは…。

ニュートラリゼーションが使える最終周で復帰し、最後はメイン集団に追いつくも、それ以上は番手を上げることができず集団最後尾の27位でゴールとなりました。

ただ単純にキツく、位地取りも悪く、自滅していくだけのレースでした。予想外に消耗した今日の一戦。

しっかりケアして翌日に臨みたいと思います。

 

■石川サイクルロードリザルト:36位

1周13.6kmを7周する周回コース。コース中盤のワインディングロードと、終盤の長い上りが勝負所となります。

前日のクリテリウムレースの疲れも、それなりにある中、参加人数が多いこともあるので急いでアップと準備をして早々に整列します。

スタート後は、先頭集団前方から中盤で走行します。全体的に集団のペースは速いとは感じなかったものの、やはり自分の下りは他の人よりも遅い。

上りは自分のマイペースで上っても集団よりややペースが速かったので、安定した心拍で上ることができます。ここは前回早々に脱落した修善寺でのレースの反省を活かし、インナーギアを効率よく使用します。42Tはヒルクライムには使えないですが、ロードレースでは掛かりもよく、登坂の場面ではピークから下りに入る時に、すぐにアウターギアに入れなくても速度に乗るまでインナーで走ることもできるので安心感があります。

時折、逃げやペースアップがあるも基本は集団で過ごし、最後の上りには残しておきたかったです。

しかし5周目が終わり6周目に入るタイミングで、脚攣りの兆候が顕著に現れ、それまで余裕で上れていた坂で遅れ出してしまいます。何とか食らいつこうとするも下りで離され、それまで上りで追いつけていたところでも離されていく。完全に遅れ、あとは一緒に遅れたチームメイトの小林選手と完走を目指して諦めずに走るのみ。

その後、先行選手の落車の影響によりレースが一時中断となり結果的に36位でゴールとなりました。

 

■古殿ロードレースリザルト:DNF

1周が12.2kmのアップダウンしかないコース。

前日に試走して思ったのは、テクニカルな下り、長く険しい上り、1周で獲得標高は300mを超える、かなり厳しいコース設定。

3日目の最終日に走るには辛いコースでした。サラ脚だとしてもとても辛く、疲労の残る身体でどこまで耐えられるかというレベルのコースでした。

前日の疲労を抜くため、食べ物やマッサージなどリカバリーをできるだけ行うが、は重い。アップでも予め脚を慣れさせておきたかったが、暑さの影響もあり身体が重く動き出せなかった。嫌な予感しかしない。

レースはスタートから上りのペースも速く、本当に最終日なのか?と疑問を覚えるレベルでした。(1周目が一番速いタイムだったようです。)

前半のアップダウンは難なく集団内で走り切るものの、やはりテクニカルな下りで遅れてしまいました。

長い上りに入った後、通常ならここで追いついて集団走行するはずが今日は中腹当たりから遅れはじめました。何とか少し無理をしてでも追い付こうと一度踏み直し、集団まで戻るも坂はまだ長く、坂のピークまでが遠い。

息があがり思うようにに力が入らない。まだ上が見えない中、離れて行く集団。結局1周もたずにドロップしてしまいました。

それ以降は、できるだけ長く周回できるよう力を振り絞るも、脚切りは先頭通過から5分と厳しく、3周回完了時にタイムアウトとなりました。

完走が11人しかいない厳しいレースだったとは言え、悔しいリザルト

連戦に耐えられるもですが、下りの技術や速度慣れ含めて1段階以上レベルアップしていかないとレースに絡めないことを痛感しました。

久しぶりの公道レースへの参加でしたが、地元の方々の声援や笑顔などもあり、結果は悔しくも楽しいレースでした。

特に最終日の布田選手の3日間総合表彰に集まってきた地元の方々の楽しそうな笑顔は本当に印象的で、こう言った場所でレース出来ることを嬉しく思います。

佐藤選手【E1/灘徳井店】

■石川クリテリウムリザルト:31位

ロードレースが苦手な私は福島3連戦のうち、石川クリテリウムのみの参加でした。

実は去年の第1回も参加しており、今回が2回目となる石川クリテリウム。去年は落車してコース脇の川に落ちるという珍事を起こしている。何が何でも今年は川に落ちる訳に行かない。

去年走ってコースの特性は分かっており、強烈なインターバルが掛かるコース、さらに人数も大幅に増え、集団の前に上がることは必須となる。

そこそこ早く並んだつもりだったが、かなりの後方スタートになってしまいました。

 ローリングスタートの時点で集団のスピードは早く、充分に他の選手とのマージンは取っていたつもりですが、道幅の狭くなる橋で左右から寄せられ前走車のペダルと私のFホイールが絡んでしまいストップすることに。幸いスポークにダメージは無く、すぐにレースへ復帰します。

その直後、リアルスタートになりますが、すでに中切れが起こっています。

毎周回の様にある落車に注意しつつ、アドバンテージがあるコーナーで前の集団との差を詰めます。心拍は190を割らずかなりキツイですが、粘って小集団で休んでは前の小集団にブリッジを繰り返し、順位を上げていき完走となりました。

78名出走中、48人が完走。リザルトは31位となり、もう一つ順位上げられていれば、一段獲得ポイントが増えたのですが、現時点でクリテリウムポイントは変わらず3位のままですが、2位とのポイント差はかなり開いてしまいました。

残りのクリテリウムは5戦。まだ逆転のチャンスはあるし、次は相性の良いきらら浜2連戦なので良い成績を残してクリテリウムランキングを少しでも上げられるように頑張ります。

永友選手【E1/THE BASE南大沢店】

■石川クリテリウムリザルト:DNF

上位入賞を目標にレースに挑みましたが、コース幅の狭さと出走人数の多さから落車や極端に車間が詰まってしまい、思うように走れず集団後方に下がってしまい、常にインターバルが掛かる展開に。

途中、中切れした集団に居るところから川勝選手と布田選手が、それぞれ前を引いてくれてメイン集団後方まで引き戻してもらったのですが、残り4周回でDNFとなってしまいました。

自分の中ではかなり準備をして臨んだつもりだったが遠く及ばずこの様な結果になってしまった事がただただ悔しいです。

次のレースは得意な舞洲クリテリウムなので、石川と同じ失敗をしないようにしっかりと対策して挑みたいと思います。

小林(将)選手【E2/川越店】

■古殿ロードレースリザルト:7位

今回のレースの目標はE1クラスタへの昇格のために6位以内に入賞すること。

1周約12kmの中に4つの登りと連続ヘアピンコーナー含む下りのみで、平坦区間がほぼ無く獲得標高は1周回で371mのコースでした。

スタートは40番手くらい。2つ目の上りの終わりには連続ヘアピンコーナーがあり、後ろで下ると3つ目の上りで出遅れてしまうので、なるべく集団の前方に行こうとします。しかし、他の選手も考えていることは同じで、道幅も狭く思うように上がれず、ヘアピンコーナーが連続する下り区間へ。

すぐに上りに入ると先頭は20mくらい先に。ここは遅れられないので踏み込んで先頭まであがり、ここから息を整えながら2周回目に入ります。

2周回目は、先頭付近を位置取りしながら、ヘアピンコーナーが連続する下り後の、3つ目の上りに入ります。

1周目がハイペースだったこともあり、この時点で約90名がスタートし集団は19名まで絞られていました。

個人的には、もっと少人数勝負に持っていきたかったので3周目に入る直前の3名の逃げ出しの動きに乗ります。後続集団と少し間が開きましたが、3周回目の1つ目の上りで追走の勢いがあったので、無理に踏まずに後続集団に合流します。

2つ目の上りは先頭で入り、少しでも人数減らすため、ペースを上げていきます。ヘアピンコーナーの連続する下りに入り4番手でクリアし3つ目の上りへ。

ここで1人が逃げ始め、差が開きました。集団もバラバラになり始め、8番手で上り終わり最後の下りへ。

前を走る2名の選手に下りで追いつき、ゴール前の緩斜面の最後の上りで追い抜き、引き離す。

残りの力を振り絞りペダルを回し、ゴールが確認出来た残り数十mで最後に1人抜かれて7位でゴールとなりました。

最後の最後で抜かれたことで、E1クラスタへの昇格が出来なかったのは悔しいですが、単純に力負けしてしまったので自分の実力不足です。

次回のレースに向けて実力向上に努めていきます。

次のレースは第13回きらら浜クリテリウムレース

MiNERVA-asahiの選手が次に参加するレースは、8月13日(土)〜14日(日)に山口県山口市の山口きらら博記念公園 北駐車場内特設コースで開催される「第13回きらら浜クリテリウムレース」に参加します。

この山口きらら博記念公園で開催されるクリテリウムは今シーズン中で2回目となり、4月末に行われたレースでは佐藤選手がE1クラスタのクリテリウムレースで2位の成績を残しています。

【MiNERVA-asahi】JBCF きらら浜タイムトライアル/クリテリウムレースレポート

春先とは違って真夏のクリテリウムレースとなり、もちろん暑さ対策なども必要となります。

MiNERVA-asahiは、更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。