
TOPICS
- 単純だからこそ難しいタイムトライアル&クリテリウム
- 川勝選手【新金岡店/E1】
- 永友選手【THE BASE 南大沢店/E1】
- 布田選手【名取店/E1】
- 小林(毅)選手【八王子楢原店/E1】
- 佐藤選手【西宮丸橋店/E1】
- 竹中選手【橿原葛本店/E2】
- 後藤選手【川西店/E3】
- 中村選手【本社/マスターズ】
- 堀井選手【池田店/マスターズ】
- 次のレースは伊吹山ドライブウェイで開催されるヒルクライムレース
単純だからこそ難しいタイムトライアル&クリテリウム
4月1日(土)と2日(日)に、大阪府大阪市の舞洲スポーツアイランド空の広場内特設コースで「第16回JBCF舞洲タイムトライアル」と「第38回JBCF舞洲クリテリウム」が行われ、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
「第16回JBCF舞洲タイムトライアル」コースマップ
出典:「第16回JBCF舞洲タイムトライアル」テクニカルガイドより
「第38回JBCF舞洲クリテリウム」コースマップ
出典:「第38回JBCF舞洲クリテリウム」テクニカルガイドより
土曜日にタイムトライアルレースが行われ、日曜日にはクリテリウムレースが行われました。ここ舞洲でのレースは毎年開催されており、お馴染みのレース。
タイムトライアルのコースは大小あわせて5回の180°コーナーのある総距離2kmのコース設定。距離としては非常に短いですが、コーナーの度に減速と加速のインターバルが掛かり、いかにコーナーをうまく処理することができるか、そしてコーナーあけのストレートで素早く加速することができるかが勝敗を分けるレースとなります。
クリテリウムは2つの大きなコーナーのあるオーバル形状の1周回が0.85kmのコース。コーナーに入る際の位置どりやラインによってコーナー明けのインターバルの強度が変わり、これを繰り返すことで最後のゴールスプリントまでに、いかに脚を温存することができるかなど、どちらも単純だけど非常に難しいレースとなります。
レースを観戦していても、どちらのレースもほぼコースの全体が見渡せるほどの範囲で行われているため、見ていても非常に見応えがあり人気のレースとなっています。
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
<<タイムトライアル>>
・E1(2km)
川勝選手【新金岡店】
小林(毅)選手【八王子楢原店】
佐藤選手【西宮丸橋店】
永友選手【THE BASE南大沢店】
布田選手【名取店】
・マスターズ(2km)
中村選手【本社】
堀井選手【池田店】
<<クリテリウム>>
・E1-1組(0.85km×30周=25.5km)
川勝選手【新金岡店】
永友選手【THE BASE南大沢店】
・E1-2組(0.85km×30周=25.5km)
布田選手【名取店】
小林(毅)選手【八王子楢原店】
佐藤選手【西宮丸橋店】
・E2-2組(0.85km×22周=18.7km)
竹中選手【橿原葛本店】
・E3-2組(0.85km×18周=15.3km)
後藤選手【川西店】
・マスターズ(0.85km×18周=15.3km)
中村選手【本社】
堀井選手【池田店】
※E1/E2/E3クラスタのクリテリウムは参加人数が多いため、それぞれのクラスタの中でも組み分けがあります。
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。
川勝選手【新金岡店/E1】
<<タイムトライアル>>
個人タイムトライアルということで、空気抵抗を削減するパールイズミの独自素材「スピードセンサーⅡ」を採用したアイテムをメインに着用した。具体的にはワンピース・ソックスはMiNERVA-asahiのチームキットを使用し、グローブとシューズカバーは既製品からチョイスした。ヘルメットはGARNEAUのエアロタイプのP-09ヘルメットを使用。
前回の舞洲でのタイムトライアルではノーマルバイクで思うようにタイムが伸びなかったので、今回はタイムトライアルバイクを投入。
肝心のレースは向かい風区間で大幅に減速してしまい、また第2コーナーでいきなりコースアウトしかけるなど、コーナー処理もイマイチで、箸にも棒にもかからず。
次回のタタイムトライアルレースまでにはポジションを修正して、改善したいと思います。
<<クリテリウム>>
レースの前半は5番手付近をキープし、チャンスがあれば常に攻撃を仕掛けるが、決定打はなくアタック合戦が続いた。
中盤、有力選手複数人が一気にペースを上げて集団が縦に伸びます。
後半、ラスト4周でアタック。少し距離を残して奇襲的に仕掛けたつもりでしたが、向かい風に押し戻されて失速、すぐに吸収されてしまいます。そのままペースが上がった集団の最後尾まで落ちてしまい、そこからは位置を上げることができずに集団後方でゴールとなりました。
チャレンジはできたが、リザルトには繋がらず。腹を括ってスプリント勝負をするのか、優勝した選手のように、ラスト1周で早駆けをするのか、もう少し冷静に判断しても良かったと、非常に悔しいレースとなりました。
永友選手【THE BASE 南大沢店/E1】
<<タイムトライアル>>
3分ジャストくらいのタイムを目標として挑みましたが向かい風区間で伸ばすことができず、昨年より7秒遅いタイムでゴールとなりました。
コーナーワークは特に問題無かったのですが、向かい風で走る時いつも失速してしまうのでシッティングでしっかり踏めるようにトレーニングし、9月の舞洲で挽回したいと思います。
<<クリテリウム>>
スタート直後から逃げ出したい選手のアタック。少し距離を残して奇襲的に仕掛けたつもりでしたが、向かい風に押し戻されて失速、すぐが続きますが、皆マークされていて、ほとんど決まりません。
チームメイトの川勝選手も何度も抜け出しを狙いますがしっかりマークされていて、それも叶わず…。
私も川勝選手が下がったタイミングで集団前方に上がったりとチームとしてもライバルチームに抜け出されぬ様に動きましたが、後でレースを映像で見返すと強力な飛び出しに対してはいつも川勝選手に対応任せてしまっていたので次回以降はそこに私が入れるよう、積極的にレースを展開したいと思います。
ラスト2周からの位置取りも先頭の強力なペースアップに対して少し出遅れてしまいましたが、最後まで踏み切って何とか13位でゴールとなりました。
布田選手【名取店/E1】
<<タイムトライアル>>
初めてのコース、初めてのタイムトライアルレースでした。
たった3分なので、直線で脚を緩めないことと、コーナーでなるべく減速しないことに意識します。
レースではコーナーの処理があまく減速し過ぎてしまったのと、立ち上がりで踏み切れず、あまりタイムが伸びませんでした。
上位の選手に比べ、経験値と瞬間強度に差があったと思います。
個人的には妥当な結果だと感じるので、あまり悲観的にならず、一つの経験としてプラスに捉えたいと思います。
<<クリテリウム>>
序盤から他選手の動きに上手く合わせる事が出来ず、良いポジションをキープするのに苦戦します。
終盤はチームメイトの佐藤選手に位置をキープしてもらう予定でしたが、佐藤選手が途中でパンクしてしまいDNFになってしまったので、自力で前に上がりますが、ラスト3周回を過ぎてから位置取り争いがキツくなり、ここでも番手をキープできず、集団に埋まってしまいました。
順位を落とさないようにスプリントをしますが、着には全く絡めず14位となりました。
小林(毅)選手【八王子楢原店/E1】
<<タイムトライアル>>
約3分のタイムトライアルレース。風に左右されるコースですが、2:55をとりあえずの目標として出走。
最近の状態からインターバル耐性が昨年よりも低いと思われるため踏み方を変えて途中で垂れないように調整します。
しかし向かい風区間で思うようにスピードが乗らず3:01.75と目標に遠いタイムとなってしまいました。
<<クリテリウム>>
インターバルの耐性が足りずあまり余裕はないものの集団内で動くことはでき序盤はプラン通り動くが途中で佐藤選手がパンク。
終盤で2人の飛び出しがあるが集団が動く様子はない。コース的に逃げ切りを考慮して動くが、吸収後に優勝した小橋選手【YURIFitCyclingTEAM】の飛び出しを許してしまう結果となってしまいました。
チームメイトの佐藤選手がドロップした時点でプランを変えるべきでしたが、臨機応変に動くことができませんでした。
佐藤選手【西宮丸橋店/E1】
<<タイムトライアル>>
レース前日は久々の休息日だったので、試走しはじめた際は違和感があったが、終わる頃には脚も回るようになっていました。
色々なラインで走り、路面の状態を確認してレースで走るラインを決めます。
完全な向かい風と追い風になるので、踏む場所と休む場所を使い分けます。コーナーもうまく処理できたとは思ましたが、目標の3分切りには届かず16位でゴールとなりました。
クリテリウムレース前日の刺激入れにはなったので、久々にガッツリとした夕食を食べて翌日のレースに備えます。
<<クリテリウム>>
休息が上手くいったのか、試走でも調子の良さを感じます。
E1-2組には逃げが得意な選手が何人かいるが、今日の風だと逃げは決まりにくそうと予測されます。
レース序盤からアタックと逃げが頻発しますが、チームメイトの小林選手を含む数人の選手で追い付き、集団に吸収、を繰り返します。
今回のレースは若干の風を受けるが10〜20番手ぐらいがインターバルの影響を受け難く、脚を残しやすそうなので、このポジションをキープして順調に周回を重ねます。
良い感じで走っていましたが、中盤ぐらいでフロントタイヤに違和感が。もしかしてパンク?とフロントをバウンドさせると嫌な感触がします。
パンクの影響でコーナーも曲がれなくなり、ピットのあるコントロールライン付近まで安全に走行するのは難しい状況だったので、コーナーの出口でコース脇に停車し、審判にニュートラルを申請し、自分の自転車からホイールを外してサポートを待ちましたが、クイックタイプのスペアホイールが無く、そのまま集団に復帰することができずにDNFとなりました。調子も良かっただけに本当に悔しい結果となってしまいました。
竹中選手【橿原葛本店/E2】
クリテリウム=12位
<<クリテリウム>>
先週の静岡から1週間後の今レース。
しっかり調整できたので調子は良かっただけに狙った成績にはならなかったので悔しいレースとなリました。
前回レースの反省を活かして集団内での位置、コーナーの立ち上がりに集中して無駄足を使わないように走ります。
序盤は出来るだけ集団先頭を意識して、脚を休める時も後方に下がりすぎないように周回をこなします。
今日の風向きはホームストレートが少し強めの向かい風だったのですが、ドラフティングを意識しているとほとんど風の影響を感じませんでした。
15周回目に宮田選手【mkw】が逃げ始めます。
マークしていた選手の1人でしたが逃げていることに気付いたのは3周回後の18周回目でした。
逃げにブリッジしようと集団を飛び出しましたが宮田選手の方が強く追いつく気配がなく、結局1周で集団に戻りラストスプリントに備えるも集団に埋もれてのゴールとなりました。
後藤選手【川西店/E3】
中村選手【本社/マスターズ】
<<タイムトライアル>>
前年のE1でも4位入賞と相性のいいコース。
コーナーの処理と立ち上がりでどれだけ踏めるかが重要なコースに対して、180度ターンの練習とズイフトのメニューでも舞洲タイムトライアルを意識した短時間インターバルを行ってきており、できる限りの準備はしてきました。
スタートして序盤の加速はいい感じでスピードに乗せ、コーナー直前のギリギリで減速し、コーナーも無駄なくアウトインアウトで処理できました。
しかし、コーナー前に変速を軽くしておくのを忘れる痛恨のミス。先ほどのコーナー処理ミスの改善に気を取られ重要な立ち上がりでロスしてしまいます。
それからは切り替えてしっかり踏み直し、残るコーナーも納得がいくレベルで処理ができゴールまで踏み抜いたものの、やはり最初のコーナーのミスは大きく、3分ちょうどのタイムでゴールしました。
表彰台という自身に課した最低限の目標はクリアしましたが、悔しさの残る結果となりました。
<<クリテリウム>>
この日はホームストレートが向かい風、バックストレートが追い風のコンディション。午前中は強めではあったものの落ち着いていた風が、マスターズがスタートする夕方にはテントが飛びそうなほど強風へと変わっていました。
序盤の展開は想定通り。強風とはいえ人数も多くこれまでと異なり積極的に展開がされます。
いつも通り関西圏のレースでも良く名を見る実力者たちが積極的にレースを展開します。
アタックがかかった際のお見合いの展開にはならず積極的な追走と、ホームストレートから第1コーナーまでの集団との速度差が大きく逃げは決まりません。
残り2周から最終周の第1コーナーで埋もれない様に5番手を確保。
最後のバックストレートでは、集団スプリントに備えてか、半分手前で一瞬だけ集団のペースが緩みました。この隙に全力でスパートをかけ、全員を抜き先頭へ。後につかせない様に加速、最終コーナーへ。大きく呼吸を整えてスプリントに備えます。
ここまで思い描いた作戦が完璧に決まった。最後は純粋なスプリント勝負!と、全力で右脚を引き上げた瞬間、ペダルからクリートが外れてしまい、その拍子でチェーンを蹴ってしまいチェーンも落ちてしまいました。
バランスを崩すなど落車は免れたものの、ペダルをはめることもチェーンを戻すこともできず、そのままの惰性で10位でゴールとなりました。
堀井選手【池田店/マスターズ】
<<タイムトライアル>>
レース前の試走でタイムを測ってみると3分5秒だったのでレース本番ではもう少し良いタイムが出そうな予感がしていました。
しかし第3、第4コーナーの立ち上がりがあまり良くなくて試走と同じ3分5秒で終わってしまいました。
6位の山本選手【SBC Vertex Racing Team】に0.3秒差で負けてしまい7位で入賞を逃してしまいました。
バックストレートをダンシングで出し切るかエアロフォームのまま突っ走ってゴールするか迷った結果エアロフォームで走ってしまったことも後悔となります。
<<クリテリウム>>
レース駐車場は風が強く逃げにくい状況でした。
しかし残り6周になると集団が極端に緩んだので飛び出てそのまま周回賞を獲得。
ここからもう一踏ん張りして逃げようと試みるも集団に吸収されてしまい、チームメイトの中村選手のアシストができるよう近くに移動しようとしましたが位置が悪く、そのまま何もできずに集団内でゴールとなりました。
次のレースは伊吹山ドライブウェイで開催されるヒルクライムレース
次戦は4月9日(日)に岐阜県不破郡関ヶ原町の伊吹山ドライブウェイで開催される「第14回JBCF伊吹山ドライブウェイヒルクライム」に、MiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。
MiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。