【MiNERVA-asahi】JBCF 舞洲タイムトライアル/クリテリウムレースレポート

2022.04.08

第13回 JBCF 舞洲タイムトライアル/第35回 JBCF 舞洲クリテリウム

4月2日(土)〜3日(日)に大阪府此花区にある舞洲スポーツアイランドで開催された「第13回JBCF舞洲タイムトライアル」と「第35回JBCF舞洲クリテリウム」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」からも選手が参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

今回のレースは1日目に全長2kmのコースを1人ずつ走り、誰が最も速いタイムでゴールを通過できるかを競う個人タイムトライアル、2日目は1周が850mのコースを周回するクリテリウムが開催されました。どちらも平坦基調なコースですがタイムトライアルは各選手の脚力が勝負のカギとなり、クリテリウムはオーバルなコース設定の為、左右2つの大きなカーブごとに減速とダッシュが繰り返され、脚力に加えて集団内での位置取りなどテクニックも必要な難しいレースとなります。

※出典:「第13回JBCF舞洲タイムトライアル」と「第35回JBCF舞洲クリテリウム」テクニカルガイド

<<クリテリウム各クラスタの周回数並びにレース距離>>
・E1クラスタ(0.85×30周=25.5km)
・E2クラスタ(0.85×22周=18.7km)
・E3クラスタ(0.85×15周=15.3km)

<<レース参戦選手>>
・E1クラスタ
中村選手【本社】、佐藤選手【灘徳井店】、小林選手【八王子楢原店】、永友選手【THE BASE南大沢店

・E2クラスタ
堀井選手【池田店】、堀江選手【岐阜市橋店

・E3クラスタ
竹中選手【橿原葛本店】※竹中選手はクリテリウムのみに参加

それでは今回、MiNERVA-asahiから参戦した、それぞれの選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

小林選手【E1/八王子楢原店】

リザルト=タイムトライアル/13位、クリテリウム/16位

<<タイムトライアル>>

昨年の9月に、このレースでE3クラスタから昇格した際のタイムが出せれば、E1クラスタでも勝負できる可能性があったため狙いたいレースでした。

出走前の感触は悪くなかったのですが、本番ではスタートでクリートキャッチをミスしてしまい、遅れを取り戻そうと全力を尽くすも思うように体が動かずそのままゴールへ。

昨年よりタイムを落としましたが、1つの指標となる3分を切ることができました。

 

<<クリテリウム>>

スタートから集団の中盤より前を維持し、タイミングがあれば逃げや有力選手のチェックをしたかったため、開始から数周で先頭近くへ位置を上げます。

序盤は大きな動きのないまま5周回目へ。

ホームストレートへ帰ってくる最終コーナーで落車が発生すると同時に、塚本選手【ZERO BIKE FACTORY】が1人飛び出しました。E1クラスタのレースでは7/14/21周回目にポイント賞が設けられていて、それを狙っているのか?もしくはそのまま逃げに入るのか?

すぐに追いつきローテーションに入りますが、差をつけることが出来たので、自分でポイント賞を狙って、そのまま逃げました。

その後もペースを変えず、後ろの集団が追ってくるか確認しますが、差が詰まる様子はなく、そのまま逃げることにしました。

小さな飛び出しは見えましたが決定的なものはなく、差が縮まらないまま14周目と21周目のポイント賞もそのまま獲得しました。

21周目ぐらいから、後続集団との差が一気に縮まり、少しペースを上げようと試みますが、残りの周回数を考えると、が持ちそうになかったので、ゆっくりと集団へ戻りスプリントへ備えます。

集団内で走る余裕はありましたが、最終周回に飛び出した選手達について行くことが出来ず、勝ち目がなかったため流してスプリントし16位でゴールとなりました。

ベストコンディションではなかったですが、目立つ走りはできたと思うし安全に楽しむことが出来たので満足できるレースでした。

展開の早いクリテリウムでは、一瞬の素早い判断を繰り返しながら走らなくてはいけません。今回のレースでは判断が遅れて走りがワンテンポ遅れてしまうことが何度かあったので、次戦以降は注意して臨みたいと思います。

佐藤選手【E1/灘徳井店】

リザルト=タイムトライアル/9位、クリテリウム/14位

<<タイムトライアル>>

タイムトライアルはあまり得意ではないですが、タイムトライアルとしては短めのコースなのでエントリーしました。JBCFに先駆けて午前中に行われた一般の部にも参加し、JBCFで入賞するためには最低限3分以内が目標でしたが、3:03と目標に届きませんでした。しかし、まだ踏める感覚があったので、午後からのJBCFのレースでは3分以内の目標達成を目指します。

一般の部終了後の30分程でJBCFのレースが始まります。回復しないか?と思いましたが、コンディションは問題なくレースに挑みます。

レース前の検車に引っかかるトラブルもありましたが、ギリギリスタート時間に間に合いスタートしました。

クリートキャッチも上手くいき、午前中よりも気持ち強めに踏み切りタイムは“2:58:127”と大幅にタイムを短縮し、この時点でで一番時計を獲得しました。

「前半スタートの人の方が風の条件が悪かった」と、言う声を聞きましたが確かに強豪メンバーもタイムが出ていなかった様子。

28番スタートの現エリートクラスのリーダージャージを着用する小林選手【soleil de lest】に抜かれるまでは一番時計をキープキープしていました。

「もしかして入賞あるかも?」と思っていましたが最終的にじわじわと抜かされて9位と言う結果でした。

それでも一桁台と思っていたより良い結果となり、今シーズンは初めから乗れてきている感触が感じられました。次はターゲットレースのクリテリウムなので頑張ります。

 

<<クリテリウム>>

シンプルなオーバルコースを30周する25.5kmで争われ、最終コーナーだけが少しクセのあるコースなので落車に注意します。天気が微妙で、レース途中に雨が降る前提でタイヤの空気圧を少し落とします。ダッシュ時に少し反応が遅くなりますがカーブでの安定性を優先したセッティングです。

一緒の組で走るチームメイトの小林選手とレース前に打ち合わせします。基本的に2人とも最後のスプリント狙いの為「レース中に逃げになりそうな他選手のアタックは交互にチェックしよう。」と話し合いますが、小林選手は「チャンスが有れば逃げたい」との事だったので了承してレースに挑みます。

小雨が降る中、レースはスタート。この組では、逃げの強い皿谷選手【エキップ ティラン】、掃本選手【soleil de lest】、塚本選手【ZERO BIKE FACTORY】が居るのでマークします。

5周目で塚本選手がアタック。それを掃本選手、小林選手が追い集団が伸びます。その最終コーナーで2番手を走っていた掃本選手が転倒。このコーナーは「前の選手が転倒するかもしれない」と、常にマージンを取っていたので問題なくかわしましたが、知り合いが転倒するのは本当に心配です。この転倒により集団は分断し、先頭を走る塚本選手が飛び出して、それを小林選手が追う形となります。私も追いかけるか迷いましたが、後ろが遅れているので逃してみようと集団に残ります。

7周目で、今度は昨年のエリートチャンピオンだった池川選手【VC VELOCE】が目の前で落車。今回も問題なくかわしましたが、同コーナーでの連続する落車の為、完全に集団のペースが落ちて塚本選手と小林選手の逃げが決まります。8周回目でも集団の後方で落車があり、以降最終コーナーは皆かなり慎重になっていました。

しばらくして塚本選手がドロップしてきた為、小林選手が単独で逃げている状況になります。

集団のペースはそれほど速くはないですが、思ったより逃げとのギャップが広がらないので、このまま小林選手の逃げ切りはしんどいかな?と、思いましたが逃げ続けるようなので他チームの選手へのチェックは継続します。しかし、皿谷選手が幾度となくアタックしてくるので、私もめちゃくちゃしんどい。落車対策で「最終コーナーは前の選手との間をあけ、立ち上がりで埋める」を繰り返すので、これにもを使ってしまいます。

残り6周回で小林選手はメイン集団に吸収されてしまいます。単独で逃げ続けていた小林選手、カッコよかったです。

しかし、残りの周回数では脚の回復も望めないし、逃げ続けた小林選手にアシストを求めるのは難しくかなり厳しい状況です。

そしてレースは残り3周。アタックする選手がいたのでそれに食らいつき、3人で飛び出す形になりました。

「このまま行けるか?」と思いましたが最終周回に入ったところで後続の集団に吸収されてしまい、バックストレートに5番手位に入らないと勝ち目はないのですが、もう既には残っていませんでした。

最終コーナーを、オーバースピードで突っ込んで行く選手達にヒヤヒヤしながらも無事クリアし、普段入賞が望めない位置だと安全のためにスプリントはしないのですが、空いてるルートがあったので出し切ろうとスプリントし、14位でゴールとなりました。

チームメイトの単独の逃げだった為、集団内では1人で他チームの選手をチェックしていましたが、もっと他に方法があったかもしれない。そうすれば、を残せたのかもしれないので反省点はありましたが、昨年よりもダッシュ出来る回数は増えてる事が確認できました。このレースは勝ちを狙ってただけに悔しい結果になりましたが、次に活かしたいと思います。

次は辛い辛い広島中央森林公園でのレースです。引き続き、応援よろしくお願いたします。

永友選手【E1/ THE BASE南大沢店】

リザルト=タイムトライアル/11位、クリテリウム/13位

<<タイムトライアル>>

今シーズン初となるタイムトライアルレースでした。

昨年も同じコースを走り、そこそこ良いタイムが出たので今年はそれを上回るタイムを目標に臨みました。

今年も補助員無しのスタートでしたが、クリートキャッチミスをしてしまいタイムロスをしてしまいます。

取り返そうとコーナー手前ぎりぎりまで踏みタイムを縮めますが、向きによっては風が強く向かい風区間ではできる範囲で頭を下げてエアロポジションで走ります。

昨年は最後の180度ターンで前輪を滑らせてしまいましたが、 今年はすべてのターンをしっかり最短で処理でき、結果タイム的には昨年より1秒以上縮められ、E1クラスタ内でも11位となりました。

ただ、クリートキャッチという初歩的なミスをしたことが悔やまれました。

 

<<クリテリウム>>

レース開始からすぐ集団の前方に位置を取りレースを進めていきます。

昨年のE3クラスタの時と走ってる感じは違いませんでしたが、ポイント賞がかかった周回のペースアップはE3クラスタよりも強く、そのまま行かれるのではないかと内心ドキドキしていました。

ホームストレートの向かい風がかなり強かったので、思っていたよりはペースも上がらず、単発の飛び出しが有るものの特に決まらずにレースは終盤へ。

チームメイトの中村選手が前に上がってきたタイミングで 、少しを休めるために集団の中盤に下がったのが致命的なミスとなり、集団の中盤から上がりきれずに、最終周回の集団スプリントは後方でゴールとなりました。チームポイントの為にも、もう少し上位でゴールしたかったです。

敗因は残り4周回ぐらいからの位置取りであることは間違いなく、ここで我慢して集団前方に残っておくべきでした。分かっていたのに下がってしまったのは実力不足なので、次のクリテリウムレースでは、もっとそこを意識して積極的に臨みたいと思います。

中村選手【E1/本社】

リザルト=タイムトライアル/7位、クリテリウム/20位

<<タイムトライアル>>

わずか2kmという超短距離のコースで行われ、スタートのクリートキャッチ、3つのタイトな180度コーナー、大きな2つの180度コーナーと計5つのコーナーを、いかにスピードを落とさずにこなし、6回の直線をどれだけ最高速に乗せられるかで勝敗が分かれます。

直線でのスピードは当然必要ですが、超短距離であるが故にコーナーとスタートのミスひとつで大きなタイムロスとなり命取りとなるレースです。

コース自体は何度も走行した事があるので、入念に試走し空気圧やブレーキのタイミングなどの感触を確かめます。

E1レースに先立って行われた一般の部にも出場し、実際のレースペースで走った際、2つのコーナーの処理を失敗してオーバーランしかけ、強く減速してしまった反省を活かすようにE1のレースに臨みます。

スタートのクリートキャッチは完璧。そして加速も良し。但し最も苦手な第一コーナーの処理がうまく行かず減速が強めになり加速がもたつきます。スピードが乗った後は直線をこなしたあと、迎える先程の失敗したコーナー。

ここは先程の反省がしっかりと活かせ、踏み止めるタイミングと減速タイミングもよく、あまり減速せずに直線へ入ります。

上手く合わせられたのでギアの掛かりもうまくいき呼吸に余裕を残して後半へ。

呼吸が辛いと頭が上がりがちになるものの、しっかりと頭を下げて空気抵抗を減らしながら走行します。

少し脚が重いが全力で踏み続け、最終コーナーもスムーズにこなしゴールに向かって一直線!

「タイムは…⁉︎」この時点で暫定6位のタイム。ギリギリ入賞権内です。自分の後の走者は9人残っていますが、それぞれ有力メンバーなのでどうなるか…

1人、また1人とゴールするもタイムでは負けていない。「このまま入賞できるか?」と期待をしましたが、最終走者が3位という素晴らしいタイムを出し、6位の選手とのタイム差は約0.5秒差の7位で、自分の入賞はお預けとなりました。

あともうひと踏みできていれば、最初のコーナーがもっと上手く走れていればと、“たられば”はいくらでも出るが、それはどの選手も同じこと。自分の力不足でした。ただ、この短い距離ですが全力を出し、大きな失敗はなく、その成果が出たことは嬉しく思いました。

 

<<クリテリウム>>

コースレイアウトは、例年通り縦に長いオーバルコースですが、試走した感触では例年よりも両端のコーナーが緩やかで少しイージーになった印象をうけました。

ただ風が強く、今回はホームストレートが向かい風でバックストレートが追い風とかなりメリハリがある状態でした。

自分が走るE1クラスタの1組目は、前日のタイムトライアルで上位に入っていた選手が多く揃っていて、特にぶっちぎりの1位で通過した森口選手【JIN CYCLING TEAM】とリーダージャージを着る小林亮選手【soleil de lest】は要注意です。

当然タイムトライアルクリテリウムでは大きく展開が異なりますが、脚力が物を言うハイスピードなレース展開が予想されました。

レースは終始ハイスピードな展開。バックストレートでは平坦50㎞/hを超え、ホームストレートでも40㎞/h近い速度で走り続けます。速度が速いため集団は縦に延び、なかなかチャンスは訪れません。

ホームストレートで必ずペースが緩むのとコーナーが例年よりも緩い設定のためインターバルはかからず、集団から遅れたり、辛いと感じることはなかったものの、単独で抜け出すためには集団よりも速いスピードで抜け出さなくてはならず、なかなかチャンスが見つけられません。

他チームの逃げも単発で発生するものの決まりません。自分自身も試みますが、集団の速さが圧倒し決まりません。

終盤で集団の速度が緩むコントロールラインから、VC福岡の選手+1〜2名の選手で抜け出しましたが、他選手とのローテーションの中でスピードが上がらず、逃げにもならないうちにバックストレートで集団に吸収されてしまいます。

もともとチームメイトの永友選手と「チャンスがあれば逃げる。無理なら最後は永友選手を引いスプリントに送りたい。」と話していましたが、ハイペースな集団の中で逃げるチャンスも、永友選手を引いて抜け出すこともできず、レースはそのまま集団でゴールに流れ込み20位でゴールとなりました。

優勝したのは前日のタイムトライアルでも、他を圧倒した森口選手でした。

今回のペースでも別段限界以上につらいという感覚はなく、戦えていないわけではありませんでした。

ただ、やはりこの中で上位に入れないのは、以上にテクニックや立ち回り、展開に乗ることができていないというのが現実だと思います。

圧倒的なフィジカルで勝てない以上は、普段のトレーニングの中で技術的な練習も行っていきます。

堀井選手【E2/池田店】

リザルト=タイムトライアル/18位、クリテリウム/32位

<<タイムトライアル>>

昨年はBMCのTTバイクで走りましたが、コーナーの処理が難しく、今回は新機材GIANT 22TCR ADVANCED PRO 1 RIVALで走りました。

試走時にどこまでコーナーに突っ込んで、スピードを落とさずに走れるか試した結果、舞洲のコースだとTTバイクより楽だと感じました。また、フックレスリムのチューブレスタイヤの恩恵がかなり大きいと感動し、タイムも3分台を切れる自信に繋がり本番がとても楽しみでした。

スタートして一発でクリートキャッチできれば良かったのですが、失敗して二回目でクリートキャッチに成功。3分しかないレースでクリートキャッチミスはかなりのタイムロスとなります。

そこからは、とにかく全力でもがきました。第1コーナーの180度ターンも難なくクリア、その後ダンシングでもがき。第2コーナーは大きく曲がるのでノーブレーキでペダル回しながらでも突っ込めますが、コーナーの侵入が少しだけ鋭く入り過ぎてしまい、ブレーキはかけませんでしたがペダルを回わせませんでした。続いて第3コーナーの180度ターンも難なくクリアしコーナーの出口からは全力でもがきます。しかし、第4コーナーの手前で少し緩んでしまい、にきている状況。第4コーナーの180度ターンをクリアした後も、無理やり踏み直してもがきますが350w出すのも辛い状況でした。最終コーナーを過ぎて最後の直線は、とにかくスピードを出そうと無呼吸でペダルを回しましたが、結果は3分4秒の18位でゴールとなりました。

 

<<クリテリウム>>

コースとしては私の苦手な平地のみ。1箇所は少し逆バンク気味になったコーナーの周回コースです。

作戦としては、前回の播磨中央公園ロードレースの様に落車に巻き込まれるのは嫌なので、すぐに集団の前に出て駆け引きをし隙があれば、逃げ集団を作ってゴール勝負という構想。同じレースに有力選手は多数いましたが、そこは機材の恩恵でカバーできる?と思いました。

そして、何よりビッグニュースだったのは、私の勤める池田店のお客様2名が観戦に来てくださっていた事です。

お客様から「堀井さん頑張ってください!応援してます!」と声援をいただき、もう勝つしかないと自分を鼓舞しました。

試走の段階ではブレーキをかけなくてもコーナーは曲がれ、コーナリングの途中からペダル回してもペダルヒットする不安はありませんでした。ホイールの恩恵が大きくフックレスリムのチューブレスは別格でした。レースの1時間前から雨が降り始め、タイヤの空気圧を下げるか迷いましたがそのままで挑むことにしました。

前回の雨の中での播磨中央公園ロードレースでは、チームメイトの布田選手と中村選手がウォームアップジェルを塗りたくっていたので私も真似してファイテンのウォームアップジェルを足と腕に塗りたくりました。アップも済ませて車検もサインも済ませて、いざコースイン!

さっき塗ったファイテンのウォームアップジェルの効果がでてきて末端が暖かい。風が冷たいはずなのに凄く楽でした。序盤からガンガン行こうと決めました。

いざローリングスタートへ。第1コーナーを抜けてリアルスタート。集団が一気にペースアップします。

集団は縦に伸びて、各コーナーで徐々に集団のやや前方に移動することができ、このポジションをキープして隙あらば攻めてみようと様子を伺います。

風もキツく本部近くのゴール直前では向かい風のため、毎周回集団のペースが緩みます。

3周回が終わり4周回目の第1コーナー手前でスルスルと前に出て、その後バックストレート側の追い風を利用して少しあがり第2コーナーに突っ込んでみました。コーナーの立ち上がりで後ろを見てみると少し開いていました。このまま淡々と向かい風の中で踏むとどうなるんだろうと思いメーターを見ながら走っていると、追いついてきた選手がアタックをかけました。10名の選手がアタックに乗りますが、結局ホーム前の向かい風でみんなを緩めるので集団が追いついてしまいます。

残り8周回のポイント賞の周回が終わるとペースが明らかに落ちました。すると狙っていたかのようにイナーメ信濃山形-EFTの選手がホーム前でアタック。それに乗らずに少し後悔している間にズルズルと後ろに下がってしまいます。

残りの周回数が少なくなると後方の選手がガチャガチャしてなかなか前に出られなくなり、も疲労が来ていて思うように走れなくなってきました。最終周回のジャンがなり、とにかく必死にもがいて少しでも順位を上げようとスプリントしましたが、

結果は32位でのゴールとなりました。

せっかくお客様が観戦に来ていただいたのに不甲斐ない結果で申し訳ない気持ちでいっぱいです。来週の伊吹山のヒルクライムこそ頑張って上位を目指したいと思います。

堀江選手【E2/岐阜市橋店】

リザルト=タイムトライアル/22位、クリテリウム/19位

<<タイムトライアル>>

タイムトライアルは一発勝負のため、事前の試走ではコーナーの角度や風向きなどをしっかりと把握します。アップもゆっくりと30分程ローラーを回し、準備は万端。

しかし、記録は全くふるわず22位。とても悔しかったです。

次回はもっと頑張ります!

 

<<クリテリウム>>

午後2時からの遅いスタートということもあり、E1クラスタのレースを見ながらしっかりとアップしました。レース前の補給もしっかりと摂り、体の調子も良好でした。

レースが始まり、序盤は集団の後方で落車に注意しながら周回を重ねていきます。

一部の有力選手たちが次々とアタックを仕掛けますが、これらの選手は他の選手もマークしていたため自分がわざわざ動かなくてもチェックに入ってくれて逃げは決まりませんでした。

レース終盤になり集団の前方に上がります。しかし、最終周に入る前のコーナーで前を走っていた選手のコーナー処理ミスをきっかけに、番手をかなり落としてしまい、そのままゴールスプリントへ。

調子が上がってきていただけに最終盤の位置どりが悔やまれます。次戦にむけて、しっかりと修復していきたいと思います。

竹中選手【E3/橿原葛本店】

リザルト=クリテリウム/13位

<<クリテリウム>>

先週の播磨のレースで落車した時の傷は問題ありませんが、尾てい骨が痛みます。

試走でコーナーのポイントやタイヤの空気圧等の確認を行い、レース前にはローラーでしっかりアップを行いました。

先週のトラウマで落車への不安と緊張でどんどん心拍が上がります。レースは定刻通りスタート!

スタート直後のアタックはありませんでしたが、集団内の位置に気をつけながらコーナーを処理していきます。

何点かチームメイトからコーナーの注意やコツを貰ったおかげで不安はすぐになくなり、今までになく安心して走ることができました。

でも、あまりの緊張でスタート時にサイクルコンピューターのスタートボタンを押していないことに4周回目で気づきました。

チームメイトの「前に上がれ!」と声援が聞こえます。

何度が集団の前方へ上がっては下がるを繰り返しているうちにラスト3周回となり、そのまま集団の前方に上がることが出来ず13位でゴールとなりました。

正直、落車もなく完走出来てホッとしました。

今回のレースでは、事前にコーナー処理のアドバイスや集団前方への上がり方など沢山のアドバイスを貰えて実行することが出来ました。

さらにレース中の応援や指示がすごく頼りになりました。課題は前に上がった時の位置どりや、もっと足を使わないで集団前方への上がり方、勝負所まで食い込む脚力などなど…

レースの結果は振いませんでしたが、すごくレースを楽しむことができました。

次のレースは伊吹山ヒルクライム

MiNERVA-asahiの選手たちが参加する次のレースは、4月10日(日)に岐阜県不破郡の伊吹山ドライブウェイで開催される「第13回伊吹山ドライブウェイヒルクライム」です。

新型コロナウィルスの影響もあり、久々のJBCFで開催されるヒルクライムレースとなります。

MiNERVA-asahiは、更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。