
TOPICS
- 2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース&2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム
- 大倉選手【センター南店勤務/E1】
- 小林(毅)選手【調布店勤務/E1】
- 佐藤選手【西宮丸橋店勤務/E1】
- 大島選手【北岡崎店勤務/E2】
- 竹中選手【奈良店勤務/E2】
- 後藤選手【静岡インター通店勤務/E3】
- 次のレースは第8回JBCF椿ヶ鼻ヒルクライムと大阪タイムトライアル&クリテリウムin堺浜
2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース&2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム
7月27日(土)に、広島県三原市佐木島内の公道特設コースで「2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース」が、また翌日となる7月28日(日)には広島市西区商工センター周辺の1.7km特設コースで「2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手たちも参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
初日のロードレースは広島県三原市にある日本一新幹線駅から近い島“佐木島”の公道を使い、島内をほぼ1周する10.5kmの特設コースで開催されました。ほぼ海沿いを走る平坦基調なコースですが、南北の2か所には勝負どころとなる上り区間があり、周回を重ねるごとに選手たちの脚を削っていきます。また、梅雨も明けて当日は非常に熱い中でのレースとなりました。
佐木島では過去にロードレースも開催されたことはありますが、JBCFとしてはかつ開催となり、ほとんどの選手たちが初めて走るコース。また、運営上の都合により今回はE1クラスタの開催はなく、E2とE3が同時に走る形での開催となりました。
翌日には広島市内に会場を移してクリテリウムレースが行われました。クリテリウムのコースは形状的に“T”の字のようなコース設定。長い直線と3回のヘアピンコーナーが設けられ、非常に熱い気温とヘアピンコーナーごとに掛かるインターバルが選手たちを苦しめます。
<<コースマップ>>
出典:「2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース/テクニカルガイド」より
<<コースマップ>>
出典:「2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム/テクニカルガイド」より
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
【2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース】
<<E2/E3>>10.5km×3周回=31.5km
大島選手【北岡崎店勤務】、竹中選手【奈良店勤務】、後藤選手【静岡インター通店勤務】
【2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム】
<<E1>>1.7km×20周回=34km
大倉選手【センター南店勤務】、小林(毅)選手【調布店勤務】、佐藤選手【西宮丸橋店勤務】
<<E2>>1.7km×12周回=20.4km
大島選手【北岡崎店勤務】、竹中選手【奈良店勤務】
<<E3>>1.7km×9周回=15.3km
後藤選手【静岡インター通店勤務】
【リザルト】
<<2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース>>
後藤選手【E3】=15位
大島選手【E2】=23位
竹中選手【E2】=25位
<<2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム>>
大倉選手【E1】=5位
小林(毅)選手【E1】=6位
佐藤選手【E1】=DNF
大島選手【E2】=13位
竹中選手【E2】=23位
後藤選手【E3】=20位
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。
大倉選手【センター南店勤務/E1】

■2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム
当日は気温がかなり高く、対策として背中のポケットに1kgほど氷を詰め込んで出走しました。
1周回につきコーナーが3箇所あり、集団後方は強烈なインターバルがかかります。
レースがスタートし、序盤からペースあげます。
何度か逃げにトライしましたが集団に容認されず、どれも1周回ほどで吸収されます。
その後もアタック合戦が続きますが、なかなか集団の人数は減りません。
10周回目に大室選手【群馬グリフィンエリート】と一緒に逃げ、しばらく先行します。
その後、集団から8名ほどが追走してきたことにより集団が分断し、大幅に人数が絞られました。
チームメイトの小林(毅)選手と、絶えず交互にアタックには反応します。
18周目に大室選手のアタックをきっかけにリーダージャージの武井選手【TRYCLE.ing】、皿谷選手【エキップ ティラン】と自分で先行するシーンがあり「これは決まった!」と思いましたが長くは続かず集団はまた1つに。
ファイナルラップに小林(毅)選手に声をかけてもらい、リードアウトをしてもらいましたが、うまく番手に入れずカウンターで皿谷選手が先行します。
少しばらけた状態でゴールスプリントとなり、追いつくことができず5位でゴールとなりました。
小林(毅)選手【調布店勤務/E1】

■2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム
コースは1周回に3回あるヘアピンコーナーの処理と、路面のギャップに注意する程度であまり難しくはない印象。
また、最終コーナーからコントロールラインまでの距離が長いため意識して臨みます。
猛暑のため氷をかなり多めに背負って、ボトルも普段より多めでスタートします。
マスドスタート直後から1人が先行し、その他にも小さなアタックはありますが、すぐに吸収される展開です。
気温が高くペースをあげたくない雰囲気だったので、5周回目あたりから積極的に前に出て集団が落ち着いたタイミングを見てアタックしていきます。
決定打とはならないもののペースアップさせて集団の人数を絞っていきます。
10周回目にチームメイトの大倉選手を含む3人が飛び出し、すぐに集団コントロールに入りますがブリッジしに行く選手が多く、11周回目の最終コーナーを抜けた所で10人ほどの先頭集団になっていました。
後方集団には追えそうな選手が残っていなかったため、自分も先頭集団へ単独でブリッジします。
集団の人数はスタート時に比べると、ほぼ3分の1まで絞られましたが、大倉選手と共にチーム内から2人が残れていたので、作戦通り集団の人数を絞ることに成功。
序盤と変わらず、どちらかが先頭につけるよう意識して走ります。
18周回目のアタックに大倉選手が乗れていたものの、残った集団はすぐに追いつき、この逃げ集団を吸収。
集団スプリントになる可能性が高かったので最終周回の位置取りに備えます。
ホームストレートで、少しペースが落ちたので大倉選手に声をかけ、ラストのスプリントに行って欲しいことを伝えアシストのため集団を引き伸ばすために先頭を牽きます。
1つ目のヘアピンを越えたところで大倉選手が何番手にいるのか見えず走りに迷いが出てしまい、その直後に皿谷選手【エキップ ティラン】がアタック。
速度差があり反応しきれませんでしたが、ホームストレートをなんとか踏み切り6位でのゴールとなりました。
佐藤選手【西宮丸橋店勤務/E1】

■2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム
今回は参加人数も少なく、上位を目指していましたが、レースの2日前から内臓に立てなくなるほどの違和感があり、前日も歩くのもふらつく状態でしたが、少しづつマシになり、当日の朝はなんとか走れそうな状態だったので参加しました。
当日はかなり暑くなりそうだったので、日焼け止めを念入りに塗り、氷入りの保冷ボトルを飲む用と浴びる用に2本用意して、背中には氷を入れてスタートラインへ。
マスドスタートの為、最前列に並びます。
スタートは問題なく、いつも通り集団の後方でインターバルをかけない様に走ります。
レース前の2日間は体調不良のため走っていなかったので、足は回復していて瞬間的なパワーは出せますが、高出力が続きません。
体感的に集団に着いていけないペースでは無いはずですが踏めていない状況です。
この2日間、ほぼ固形物を食べられていないせいなのか?
7周回目で集団との差があいてしまい、これ以上走ってもダメだと思い自ら降りました。
これまでレースをやってきて自分から降りたのは初めてでした。
大島選手【北岡崎店勤務/E2】

■2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース
レースがスタートし1周回目はほぼ様子見で集団の中頃を走ります。
2周回目の後半で逃げが出た際に先頭付近まであがりますが、上りの前で少し番手をさげてしまいます。
最終周回に入り、上りの斜度的に1つ目の方が少しキツく、2つ目の上りはペースアップで絶対に他の選手も出てくると考えたので、1つ目の上りで思い切って単独アタックします。
頂上まで若干脚が足りず、思ったほど差がつけられずに下りに入ってしまったため、無理して逃げ続けずに集団に戻る選択をしました。
結果的に最終の上りでポジションあげられず、最後の下り、ゴールスプリント共に厳しい位置で走ることとなり、集団内でのゴールとなってしまいした。
■2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム
スタートしてすぐの数周回は、集団の中〜後方で走ります。
3周回目位の第1コーナーで落車が発生し、チームメイトの竹中選手が足止めをくらっているのが見えたので、集団の前方にあがりましたが、特にアタックは発生せず、しばらくすると竹中選手も集団に戻ってきたので一安心。
その後も、大きな動きはなく周数を重ねます。
田山選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】と瀧選手【TRYCLE.ing】の逃げが出来た際も「またキャッチされるでしょ」と思ったのがダメでした。
集団の追走が上手く回らず、湾岸サイクリング・ユナイテッドの残った選手が集団のペースをあげさせないように上手く立ち回られてしまいました。
残り3周回目ほどで、前日の佐木島ロードでも逃げを打っていた渡邉選手【ALDINA】が単独追走を仕掛けます。
最終周回前になっても単独追走の選手との差も縮まらず、集団の前にあがった際に竹中選手から「大島さんいって!!」の声が。
かなり強めに踏んでペースアップをします。
最終コーナーへ竹中選手の2人後ろぐらいで入りますが、竹中選の前の選手が単独落車し走路が塞がれてしまいました。
この落車を避けつつ、とにかく踏んで何人かをかわしましたがシングルにも届かずゴールとなりました。
竹中選手【奈良店勤務/E2】

■2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース
佐木島を一周するコースで瀬戸内海の離島の絶景を楽しめる最高のコース設定で、すごく楽しみにしていました。
レース距離は30kmほどと短いものの、気温は30℃を超え過酷な環境でのレースとなりました。
猛暑の中、ボトル1本分の冷水を浴びてレースがスタート。
4人前後の逃げを作りたかったのですが、集団のペースが早くなかなか決まりません。
2周回目に1人が抜け出したところに単独でブリッジしてローテーションを促すも、上手く回らず1回目の上りを上りきったところで集団に吸収されます。
そのまま集団は1つのままレースは最終周回にはいります。
1回目の上りでチームメイトの大島選手がアタック。
2名ほどが追走に出たのですぐにチェックに入りますが、思ったほど秒差は開かず下りきったところで吸収されます。
2回目の上りで集団先頭まであがりたかったのですが、ラインを塞がれてしまい思ったようにあがれず、10番手ほどで下りに入ります。
下りで前に出ようとしたところで、目の前の選手同士が接触し追突を回避するのにブレーキをかけてしまい、かなり番手を落としてしまいます。
下りきってからは道幅の狭いワインディング区間で思うように前にはあがれません。
最終の右コーナーでアウト側からあがろうとしますが、またしても目の前の選手同士が接触しブレーキをかけ回避したところで集団に埋もれてしまい、何もできないままゴールとなりました。
■2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム
前日のロードレースでは何も出来ずに終わったため、今回はより積極的にレースを動かそうと思っていました。
レース開始からアタックはあるものの、強力なものはなくまわりは様子を見ている感じ。
自分も集団に埋もれてしまわないように、集団の前方でレースを展開します。
大きく動きがあったのは8周回目。
ホームストレートで田山選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】と瀧選手【TRYCLE.ing】が飛び出していきます。
すぐに追いかけますが、もう1人の湾岸サイクリング・ユナイテッドの選手に上手く集団を押さえられ、追うタイミングが遅れてしまいます。
その後、単独でブリッジを試みますが、力及ばずコントロールライン付近で集団に戻ります。
ブリッジでかなり心拍がキツくなったため集団内で少し落ち着かせ、その間にどんどん逃げている2人と集団のタイム差が広がっていき、逃げ切りが濃厚になります。
自分はここからアタックをかける脚が残っていなかったので、集団スプリントに備えます。
最終周回にチームメイトの大島選手が先頭に出たタイミングで番手に付けてペースアップをしてもらいます。
おかげで上手く集団前方をキープでき、最終コーナーを5番手で入ることができました。
しかし目の前の選手がコーナーで落車してしまい、これを回避するのに集団最後尾になってしまい、勝負にすら参加出来ずにレースが終わってしまいました。
後藤選手【静岡インター通店勤務/E3】

■2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース
ロードレースは今シーズン初参加。
結果に拘らず、全力で臨むことを心がけました。
天候は晴天でサイクリングには良いですが、レースとなれば話が変わってきます。
スタート前から水分を積極的に摂り、熱中症対策をします。
レースがスタートし、とても幅の広いコースでしたが、所々狭くなる箇所があり他選手との声かけでクリアします。
心配していた上りも、集団のドラフティングで1/3〜1/2ほどまで難なくこなせました。
終盤まで集団の中程にいましたが、3周回目の最初の上りでチームメイトの大島選手がアタックを仕掛け、ペースが上がったタイミングで右側から番手を一気にあげます。
結局2つ目の上りまでに集団の中程に戻ってしまいましたが、2つ目の上りでまた番手をあげ、集団のゴールスプリントに加わるべく走りました。
ゴールスプリントは後ろからチャンスを見計らっていましたが、人数が多く横に並んだ状態だったため、うまく食い込むことができず集団内でのゴールとなりました。
■2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム
焦って番手をあげるのではなく、徐々にあげていき無駄に脚を使わないように心がけます。
レース開始から2名が飛び出し逃げますが、これはスルーします。
予定通り序盤から中盤にかけて、集団内での番手をあげていきます。
5周回目のバックストレートで前方選手が落車し、目の前だったので巻き込まれての落車も覚悟しましたが、完全には避けきれずに前輪が衝突してしまい、集団への復帰に予想外に脚を使ってしまいました。
7~8周回目で番手をかなりあげたのですが、余力がなく最終周回で後方へ。
最終コーナー明けのストレートでのスプリントに賭けましたが、最終コーナーで落車が発生し、勝負に参加すらできずにゴールとなりました。
次のレースは第8回JBCF椿ヶ鼻ヒルクライムと大阪タイムトライアル&クリテリウムin堺浜
次戦は9月1日(日)に大分県日田市にて「第8回JBCF椿ヶ鼻ヒルクライム」、9月7日(土)に堺市堺区の海とのふれあい広場内特設コースにて「第1回大阪タイムトライアルin堺浜」、9月8日(日)には同じく海とのふれあい広場内特設コースにて「第2回大阪クリテリウムin堺浜」が開催され、MiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。
椿ヶ鼻ヒルクライムは全長13.2km、最大標高差626m、平均勾配5.2%、最大斜度7.5%のコースを使ったヒルクライムレースが行われます。
堺浜の海とふれあい広場内特設コースを使った個人タイムトライアルは初開催となりますが、クリテリウムは今年の4月に同じ会場を使ったクリテリウムレースが開催されE1クラスタでは佐藤選手が優勝したレースになります。
今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。