【MiNERVA-asahi】JBCF第1回東京クリテリウム・レポート

2025.02.20

東京都渋谷区・明治神宮外苑で開催されたクリテリウム

2月16日(日)に東京都渋谷区の明治神宮外苑・絵画館周辺特設コースで「サイクルチャレンジ神宮外苑/JBCF第1回東京クリテリウム」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手も参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

いよいよJBCFの2025年シーズンが開幕です。

今年の開幕第1戦目は、東京都渋谷区の明治神宮外苑・絵画館周辺の特設コースでクリテリウムが開催されました。

ここ数年は鹿児島県で開幕戦の開催が続きましたが、今シーズンは都内での開幕となり、JBCFのレースだけではなく一般の部のレースが開催されたり、各種ブース出展があったりと、様々なイベントも行われており、神宮外苑周辺が自転車一色のにぎやかな1日となりました。

また、公式戦ではなく特別戦という形ではありますがJPTのレースも行われ、メインステージでは今シーズン参戦するJPTのチームプレゼンテーションも実施され、多くのファンの方々が来場されていました。

今シーズンのMiNERVA-asahiは、新加入のメンバーが4人増え、総勢20名で今シーズンのレースを戦います。

2025年シーズンのメンバーなど詳しくはこちらでご確認ください。

 

<<コースマップ>>

出典:「東京クリテリウム・テクニカルガイド」より

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

JBCF第1回東京クリテリウム

<<E1>>1.0km×22周回=22km
小林(毅)選手【調布店勤務】
鉄山選手【本社勤務】
佐藤選手【西宮丸橋店勤務】
原田選手【小山店勤務】

<<E3>>1.0km×11周回=11km
町田選手【川越店勤務】
山崎選手【国分寺店勤務】

【リザルト】

町田選手【E3/2組目】=3位
小林(毅)選手【E1】=10位
山崎選手【E3/1組目】=10位
鉄山選手【E1】=22位
佐藤選手【E1】=37位
原田選手【E1】=44位

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

小林(毅)選手【調布店勤務/E1】

2025年シーズンの初戦。

神宮外苑をまわる1周回が1kmの簡単なコースで、周回数も22周と短期決戦のレースでした。

常に高速なレースになることが予想されたため、基本前方で位置取り、展開に備える作戦で挑みます。

リアルスタート直後から田渕選手【TRYCLE.ing】が集団のスピードをあげていきます。

その後はTRYCLE.ing、Roppongi Express、湾岸サイクリング・ユナイテッドや優勝した中川選手【SBC Vertex Racing Team】辺りが積極的に動いて進行していきますが、ペースアップや飛び出し程度で大きな動きにはなりませんでした。

16周回目に有力な4人が1秒ほど飛び出し、早めに吸収したかったことと、単独走ができるか確認したかったので、すぐに反応して自分が1秒強飛び出す展開に。

そのまま逃げの展開でも良かったのですが後続はなく、単独では長く持ちそうになかったので集団に戻り1度を休めます。

その後、ゴールスプリントに備えて位置取りしていたのですが、道幅の広いコースということもあり最終周回に入るまでに少しポジションを落としてしまい、その結果最後のスピードアップのタイミングでちゃんと反応できる位置にいられず、最低限そのままの位置を維持して10位でのゴールとなりました。

鉄山選手【本社勤務/E1】

距離やコースレイアウトから考えると、レースは終始高速で展開されることが予想されるため、集団内の位置を常に前方で進める意識をしながら、良い位置からのゴールスプリントを目指します。

12~1月は、これまでで1番の乗り込みができていたので、体調は体感的に例年以上に良く自信にも繋がっていました。

予想通りレースはスタートからハイスピードで進み、ホームストレート前後の90度コーナーで集団は縦に伸び、少しインターバルが掛かりますが、強烈なしんどさではありません。

しかし、ハイスピードで集団が絞られるようなインターバルが掛からない分、集団の人数が多く位置が安定しません。

ラスト2周回、ペースアップした集団での最終コーナーで、突っ込みきれずに位置を落としてしまい、そのまま位置をあげることが出来ずゴール前へ。

数名パスしましたが、22位でゴールとなりました。

佐藤選手【西宮丸橋店勤務/E1】

直角コーナーが2箇所ありますが、道幅は広く、ほぼ減速なしのまま曲がることができ、超高速レースになると予想されます。

レーススタートと同時に集団のペースがあがりそうなので、レース前のアップでしっかり慣らしておきます。

最近ローラーしていて気がついたが、軽く20〜30分回してるだけでも始まりと終わりで1.5倍位パワーが出る事がわかったので、今シーズンはアップをしっかりするようにしたいと思います。

昨年のチームランキング1位のおかげで最前列からのスタートとなります。

ローリングが終わり、リアルスタートと同時に一気に集団のペースがあがり、じわじわ後退してしまいます。

集団の最後尾まで落ちてしまいマズイと思いましたが、バックでは緩むので、コーナーでスピードを落とさない様に走ればそこまではキツくありませんでした。

スプリント周回のペースアップもこなしてレースは中盤へ。

この時点で心拍も安定してるしも残っています。

残り5周回から前へあがるつもりでしたが、ヨノツ選手【LT United Cycling Team】がさがってきたタイミングで後ろにつきます。

狙い通り先頭付近まで引きあげてもらい、チームメイトの鉄山選手の後ろにつきますが離れてしまい、近くにいた中司選手【Team Kermis Cross】につき直します。

最終周回のラスト500mで、イン側から中司選手があがろうとした時に、その前の選手が斜行してしまい、中司選手が踏み止めてしまい、それをかわして踏み直しますが前方には出ることができず、そのまま踏みやめてゴールとなりました。

原田選手【小山店勤務/E1】

今シーズンの開幕戦でもあり、初めてのE1レースは東京クリテリウムからエントリーしました。

レース前にエントリーリストを見ると強豪選手が沢山いて「ひたすらついていく!」という気持ちでした。

コースレイアウトから、高速なレース展開になることは確実で、位置をさげてしまうと、あがりにくいのは明白でした。

とにかく、第一目標は位置をさげないこと。

昨年のチームの年間総合優勝のおかげで先頭からスタートできましたが、想像より速いスピードと今までに経験したことのない集団密集度から恐怖に襲われ、あっという間に位置をさげてしまいました。

5周回ほどしてやっと慣れてきましたが、その頃にはすでに集団の最後尾付近を走行し、クリテリウムやE1レースでの経験の少なさが顕著に出てしまいました。

コーナー手前で集団がを止めるところで空いたスペースに入り、じりじりと位置をあげては、立ちあがりで少しさがってを繰り返し、なんとか先頭に出ようと模索していたらいつの間にかラスト周回に。

ペースアップする集団には成すすべもなくゴールとなり、E1初レースは何もできずに終わってしまいました。

町田選手【川越店勤務/E3】

1kmのコースを11周回という短いレース距離とコースレイアウト的に超高速な展開が予想され、自分は常に前方で展開し、ゴール前のスプリントか有力な選手が逃げればそれには乗っていくという作戦で挑みました。

予想通りレースはスタートから高速に進みましたが、集団前方にいたこともありコーナーでもあまりインターバルがかからずに周回をこなしていきます。

何度かアタックがありましたが、すぐに捕まると判断し集団内で待機します。

ただあまりも集団のペースがあがらないこともあり、自分も積極的に集団前方で牽いてペースを作りながら、最終のゴールスプリントに備えます。

ラスト2周回の最終コーナー手前で、スプリントに備えて集団のペースが緩んでいるところを小野寺選手【天狗党】がアタック

自分も含め、集団の誰も全く反応することができず、かなり距離が空いてしまいます。

自分としては優勝を目指していたため、先頭に出て全力で前を追いましたが、だいぶ距離が空いてしまっていたため追いつくことができず、最終コーナー前でも1人に抜かれ、集団の2番手で最終コーナーに入りす。

前方で小野寺選手がガッツポーズしているのを見て、スプリントで2位を目指しましたが、伸びきらず3位となりました。

常に前々でレースを展開できたのはよかったのですが、まだレースでの視野が狭く、決定的なアタックを決めさせてしまいました。

次のレースではもっと周りを見て考え、レースを読めるようにしていきたいと思います。

調子は上向きだと思うので、このまま怪我には気をつけながら、次戦に向けてさらに調子をあげていきます。

山崎選手【国分寺店勤務/E3】

天候は晴れて気温も17度近くまであがり、2月としては暖かくコンディションはとても良かった。

コースプロフィールを考えると高速なレースが想定されるめ集団前方でレースを展開し勝利を目指します。

先月はかなり乗り込めていたので、調子は良かったのですが、別のレースで落車し左手首を骨折してしまい、当初は出場できるか定かではなかったのですが、1週間半の休養を取り練習に復帰し、出来る限りの調整をしてレースに挑みました。

リアルスタート直後に宇佐美選手【MOAT RACING LAB】がアタック

すかさず反応して2人での逃げとなりましたが、集団のペースがあがり、すぐに吸収されてしまいます。

レース中盤は、アタックが増えてインターバルがかかるかたちになり、徐々に人数が絞られていきますが、人数が多いため集団内での位置取りが非常に難しい。

レース終盤は、ペースは1度落ち着きますが位置をあげられず10番手で最終周回に突入し、集団に埋もれてしまい少し順位を落としてしまいました。

コース左側が空いたため位置取りをあげようと試みますが、あげることが出来ずスプリントを開始します。

中盤でを使ってしまったこともあり、スプリントがあまり伸びず10位でゴールとなりました。

今回のレースでは位置取り、の使い所など多くの課題が見つかり、次に出場するレースに向けて改善し優勝を目指したいと思います。

次のレースは第3回鹿屋・肝付ロードレースと第3回志布志クリテリウム

次のレースは2月22日(土)に鹿児島県立大隅広域公園周辺特設コースで開催される「第3回鹿屋・肝付ロードレース」と、翌23日(日)に鹿児島県志布志市志布志町・志布志しおかぜ公園で開催される「第3回志布志クリテリウム」にMiNERVA-asahiの選手たちも参加を予定しています。

昨年の開幕戦としても開催された鹿児島でのロードレースクリテリウム。昨年は鹿屋・肝付ロードレースで川勝選手のアシストもあり布田選手が3位に入るなど好成績を残しました。

ロードレースの距離はE1クラスタで84.5kmとそれほど長い距離ではないですが、開幕後間もないロードレースということもあり、冬場のオフトレーニングの成果が試されるレースとなります。

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。