
TOPICS
- 長野県木曽郡木祖村で開催されたタイムトライアルとロードレース
- 川勝選手【八尾店勤務/E1】
- 小林(毅)選手【調布店勤務/E1】
- 布田選手【仙台長町店勤務/E1】
- 能戸選手【浜松幸店勤務/E1】
- 中村選手【本社勤務/E1】
- 原田選手【小山店勤務/E1】
- 常富選手【岐阜市橋店勤務/E1】
- 山崎選手【国分寺店勤務/E2】
- 三浦選手【清水草薙店勤務/E3】
- 深谷選手【南国店勤務/M】
- 大島選手【北岡崎店勤務/M】
- 次のレースは第3回おんたけタイムトライアル&ヒルクライム
長野県木曽郡木祖村で開催されたタイムトライアルとロードレース
5月10日(土)~11日(日)に長野県木曽郡木祖村の奥木曽湖周回特設コースで「第1回木祖村タイムトライアル」と「第1回木祖村ロードレース」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
木祖村の奥木曽湖周回特設コースを使ってJBCFのレースが行われるのは今回がはじめてとなります。
初日には1周回が9kmの奥木曽湖の周回道路を2周回する、総距離18kmのタイムトライアルが実施されました。先週末のきらら浜で行われたタイムトライアルは全く上りのない10.5kmのコースでしたが、今回は高低差のある湖の周りを走るコース設定。
事前に発表されているコース高低図を見る限りでは細かくアップダウンが続くコース設定となおり、初日には1周回が9kmの奥木曽湖の周回道路を2周回する総距離18kmのタイムトライアルが実施され、選手1人ずつが30秒間隔でコースインし、他の選手のドラフティングを使うことなく自分の脚力だけでタイムを競います。
タイムトライアルの場合、いかに長く高速巡行を維持することができるかが問われますが、今回のコースはアップダウンがあるため、登坂力も求められます。
また、2日目には同じコースを使ったロードレースが開催され、アップダウンに加えて湖の周りを走るコースは道幅も狭くカーブも多いため、逃げが決まりやすくなる可能性があります。E1ではレース総距離が108kmと非常に長いレースとなっています。
<<コースマップ>>
出典:「第1回木祖村タイムトライアル/ロードレース・テクニカルガイド」より
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
第1回木祖村タイムトライアル
<<E1>>9km×2周回=18km
川勝選手【八尾店勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
中村選手【本社勤務】
原田選手【小山店勤務】
<<E2>>9km×2周回=18km
山崎選手【国分寺店勤務】
<<M>>9km×2周回=18km
大島選手【北岡崎店勤務】
深谷選手【南国店勤務】
第1回木祖村ロードレース
<<E1>>9km×12周回=108km
川勝選手【八尾店勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
常富選手【岐阜市橋店勤務】
中村選手【本社勤務】
能戸選手【浜松幸店勤務】
原田選手【小山店勤務】
布田選手【仙台長町店勤務】
<<E2>>9km×8周回=72km
山崎選手【国分寺店勤務】
<<E3>>9km×5周回=45km
三浦選手【清水草薙店勤務】
<<M>>9km×5周回=45km
大島選手【北岡崎店勤務】
深谷選手【南国店勤務】
【リザルト】
<<タイムトライアル>>
川勝選手【E1】=10位
小林(毅)選手【E1】=14位
中村選手【E1】=18位
原田選手【E1】=29位
山崎選手【E2】=4位
深谷選手【M】=1位
大島選手【M】=2位
<<クリテリウム>>
小林(毅)選手【E1】=12位
川勝選手【E1】=17位
能戸選手【E1】=27位
布田選手【E1】=DNF
中村選手【E1】=DNF
原田選手【E1】=DNF
常富選手【E1】=DNF
山崎選手【E2】=2位
三浦選手【E3】=DNF
深谷選手【M】=3位
大島選手【M】=8位
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。
川勝選手【八尾店勤務/E1】

・タイムトライアル
当日は朝から雨が降っていましたが、次第に降りやんでスタートの時間帯はドライコンディションに変わっていました。しかし、風が強くなりバイクコントロールには十分注意が必要な状況でした。
スタートは後ろから3番目で、1分後にツアーリーダー、かつタイムトライアルリーダーの奥山選手【エキップ ホッカイドウ】がスタートするので、追いつかれないように頑張りたい。下りは安全に走り、上りでプッシュするイメージでレースに臨みました。
スタート後は抑え目に走り、上りであげます。風が強く、前日試走ではDHバーを握れた区間も握るのが難しく、タイムロスをしている印象で、オーバーペースにならないよう淡々と走ります。
1周回目は13分30秒程度で走り、2周回目は13分20秒でラップを刻み、合計26分50秒と奥山選手に追いつかれることはなかったですが、10位でのフィニッシュとなりました。
速い選手と比べてDHバーを握れる時間帯が短かったのが反省点となり、次戦のおんたけタイムトライアルでは改善したいと思います。
・ロードレース
レースはスタートからペースが早く、1周回目の上りからアタックがかかり、自分も反応して下りからのワインディング区間で新藤選手【EQADS】らと3名で抜け出したものの2周回目の上りで吸収されてしまいます。
吸収された2周回目と、次の3周回目の上りはかなりキツく、思ったより最初の動きでダメージを受けていたようで、今日はダメかと思いチームメイトの布田選手に「調子悪いかも、上りがキツい」とだけ伝えて集団内で回復に努めます。
4周回目の上りでもアタックがかかり、調子が悪いと思っていたのですが、この周回は身体が動いて集団の前方でクリアし、これをきっかけに自分を含む6名の逃げグループが形成され、集団とのタイム差は1分まで広がります。
しかし、それ以上タイム差は広がることはなく、30km程逃げ続けた後にメイン集団に吸収されました。
集団内でチームメイトの小林選手から、布田選手が落車してDNFしたこと、チーム内で能戸選手含めて3人しか残っていないことを知らされます。
10周回目に入ったコントロールライン付近で本多選手【VC FUKUOKA】がアタックし、絶対に逃してはいけない選手なので、全開で追走します。
スピードがあり、独走力の高い選手なので一緒にいければ逃げ切りのチャンスがあると思ったのですが、かなり心拍数が高い状態で上りに突入してしまい、本多選手の登坂スピードについていくことができませんでした。
自分はメイン集団に吸収され、本多選手の独走を許してしまい、そこからは脚も消耗してきたので集団に身を任せて残りの周回をこなします。
最終周回に僅かな望みに賭けてコントロールラインでアタックしますが、上りに差し掛かる前にあえなく吸収されてしまい、本多選手の逃げ切りは濃厚となり、メイン集団は2位争いのゴールスプリントへ。
残り3km地点で小林選手とコミュニケーションをとりながら集団の前方に引き上げます。
道幅は狭く、コーナーが続き、集団はかなりナーバスでしたが、とにかく集中して位置取りします。
ゴール直前のトンネル内はさすがに恐怖を感じましたが6〜7番手で最終コーナーに突入と同時にスプリント開始して、小林選手を発射。
最終的には小林選手が12位で、自分は17位でのゴールとなりました。
小林(毅)選手【調布店勤務/E1】
・タイムトライアル
1,000m超えの標高に少しでも順応するため前日入りし、念入りにコースチェックを行いました。
試走では路面はドライで多少の風はあっても楽にDHポジションで走ることができ、走りやすいコースという印象で試走を終えました。
前回の東日本ロードクラシック以降は体調を崩し、ほぼ乗れていない状態でしたが、コースとの相性は悪くないのでペースを刻めれば入賞も期待できました。
レース当日は天候が悪く、昼頃まで降った雨により若干ウェットな路面に加え、非常に強い風が常に吹いているという最悪なコンディション。
更に検車でポジション変更が必要になり、数年使ったポジションを変更しなくてはならず最悪なスタートとなりました。
ロードバイクで出るかかなり悩みましたが、TTバイクの方がタイムに期待ができるため、風が弱まることを祈りつつTTバイクで出走します。
予定時刻通りにスタートし、出走直後から風が強く、思ったようにエアロポジションが取れません。
コーナーも思ったラインで走れず、スピードを落として無駄なインターバルをこなす必要がありました。
1周回目は目標より少し遅いタイムでしたが、風による消耗が酷くて思うように踏めず、2周回目は更にタイムを落としてしまい、26:54という全体では14位のタイムで終わりましたが、天候含め悔やむところの多いレースとなりました。
・ロードレース
前日に行われたタイムトライアルと同じコースを12周回するロードレースで、前日と違い風はそこまで強くないのでスピードレースが予想されますが、テクニカルで狭い区間が続くので逃げの展開に注意して臨みます。
マスドスタートでレースはスタートし、集団は縦伸びのままで進行していきますが、アップダウンの多いコースでインターバルがかからないため、飛び出しても数秒程の差はすぐに縮まります。
苦手な上りで遅れないため、集団前方で上りに入ることを意識して位置取りし、序盤はチームメイトの川勝選手と能戸選手のアタックに反応していくところに合わせつつ、自分でも逃げに乗っていきます。
数名で抜け出して1周回程度逃げてから吸収され、集団後方にさがってしまったタイミングで川勝選手が乗った逃げができていました。
タイミングが悪く逃げのメンバーが分からなかったのですが、メイン集団が緩んだところで状況を把握して次の動きに備えていきます。
理想としては集団をコントロールして抑えつつ、タイミングを見てチームメイトの布田選手との動きを考えていたところで布田選手が落車してしまい、最大1分以上に開いた逃げのとのタイム差も、前日のタイムトライアルで優勝した長島選手【AX Cycling team】が牽引して一気に30秒弱に縮まってしまいました。
この時点で上りがキツく、自分から動くのは難しい状態となってしまい、逃げが吸収されたところでチームが残り3人になっていることを川勝選手に共有します。
その後も川勝選手が積極的に動いてくれましたが、上りで動きが出るタイミングでは自分は何も出来ず、逃げ切りとなった高梨選手【レバンテフジ静岡】、本田選手【VC FUKUOKA】の追走は集団の雰囲気から難しいと判断し、最後に備えるため集団からドロップしないことだけを意識します。
最終周回の上りを集団最後尾でクリアし、反対側の橋を渡り切ったところから川勝選手に引き上げてもらい、先頭から少し後ろで位置取りします。
連続コーナーで番手を取るため集中して走りますが、トンネルの手前で集団が乱れたのをきっかけにポジションを少し落としてしまいました。
ゴールスプリントで初速は出ていたものの、長いスプリントですぐにタレてしまい、全く伸びずに12位でゴールとなりました。
布田選手【仙台長町店勤務/E1】

・ロードレース
スタートからハイペースで進みますが、初めて走るコースなのでとりあえずは様子を見ます。
コース幅が狭くインターバルがかかるコースなので、中切れで遅れないよう10〜20番手をキープしていつでも動けるようにしておきます。
3周回目くらいまではペースが落ち着かず、まぁまぁキツいですがそれはいつものことで、むしろ周りの選手の方がキツそうな印象で相対的に自分の調子の良さを感じていました。
そんな中、チームメイトの川勝選手を含む6人ほどの逃げ集団が出来たことで、メイン集団は一気にスローダウン。
他チームの有力選手が逃げに乗っていないので自分はメイン集団内でステイします。
1〜2周回ほどスローペースで進み、逃げとの差は1分程まで開いたところで、メイン集団は再度ペースアップ。
ペースがあがると、その差は一気に縮んで逃げ集団を視界に捉えます。
チームメイトが逃げに入っているので、自分はローテーションを飛ばして2〜3番手をキープします。
すると前の選手が牽引を嫌ってか予想外の場所でブレーキをかけ、自分はそれを回避しきれずに路肩に飛んで落車してしまいました。
幸い柔らかい地面に飛んだので機材や身体は無事でしたが、速度が乗ってる箇所での落車だったので、集団に戻ろうとしましたが復帰することが出来ず、そのままDNFとなりました。
能戸選手【浜松幸店勤務/E1】

・ロードレース
スタート後の集団はハイペースで展開していき、序盤の展開に対応できるように10番手以内で待機します。
オープン参加のJ PRO TOURの選手たちが逃げようとしますがスタート直後から逃げは決まらず、3周回目のコントロールラインあたりで自分も1度仕掛けてみますが、数名が追走してきたのち集団も連なっており、すぐに吸収されてしまいます。
5周回目にチームメイトの川勝選手を含む6名の逃げが形成され、自分も前にいたため集団先頭に入って集団のコントロールにあたりますが、その後逃げはバルバサイクルレーシングチームの選手や長島選手【AX Cycling team】の強力な牽きで8周回目に吸収されます。
10周回目の初めに本多選手【VC FUKUOKA】がアタック。
独走力が図抜けていると聞いていたので行かせてはいけなかったのですが、6名の逃げが吸収された直後でかなり脚にきており反応することができず、代わりにさっきまで逃げていた川勝選手がまた追走します。
その後はジリジリと脚が削られて11周回目の上り口でメイン集団からドロップしてしまい、残り1周回半を単独で走ります。
途中で同じくドロップした選手と最終周回を走り27位でゴールとなりました。
中村選手【本社勤務/E1】

・タイムトライアル
強風のためフロントはバトンホイールではなく手持ちの中で最もハイトの低いホイールを選択しました。
スタートは追い風ですが、風に煽られて真っ直ぐ進むことが困難な程に。
長い上りでは突風で飛ばされてコースの端から端まで流されてしまい、その後の下りでも突風に煽られてまともに走れません。
スピードをあげてもコーナーでスピードが落ち、全く勢いに乗ることができません。
後半区間もテクニカルな局面が多くて追いつくことができないままの展開となり、30秒後にスタートした高村選手【BREZZA-KAMIHAGI】にパスされてしまいました。
後方から高村選手の走りを見ていると、コーナーではしっかりDHバーを握って曲がれていて、コーナー毎に差が開いていきます。
ただ、平坦区間では再度追い抜くことができたので、自分の出力自体はしっかりと踏めているようでしたが、2周回目に入ってからは同様にテクニカルな区間で追い抜かれてしまい、それ以降は追いつくことができず離されます。
ペーシング自体は間違っておらず最後まで踏んでいくことはできたものの、風に対応できなかったこと、コーナーの技術の差が大きく目標タイムには全く届かず悔しい結果となりました。
上位勢とは1分以上の差が開き、脚力もありますが圧倒的に技術の差が出てしまったレースでした。このコンディションであれば、後輪もディスクホイールではなくスポークホイールを使ってもよかったかもしれません。
改めてタイムトライアルの難しさを痛感したレースとなりました。
・ロードレース
スタート後のペースは早く、ついていけないペースではないものの、集団は一列棒状で後ろにいるとどんどん辛くなりますが、前にあがるポイントが少なく序盤から厳しい展開が続き、回復する間もないまま4周回目の上りでドロップしてしまいました。
その後は同じくドロップした5人でグルペットを形成してペースを落とさない様に走行します。
上りは自分が全員ギリギリの維持できるペースで牽引し、下りではペースをあげ、それ以外では速度の上げ下げをできるだけしない様に走り、そのまま一定ペースを刻んでいましたが、8周回完了と共に足切りによりDNFとなりました。
原田選手【小山店勤務/E1】

・タイムトライアル
自分自身はパワーが高い方ではないので、下りやカーブでどれだけタイムを縮められるかが鍵となり、試走の時にでラインを入念に確認して当日に備えました。
当日は朝からは雨が降っていましたが徐々に回復し、自分が走る頃にはドライコンディションになっていましたが、強風は残っていました。
単純な「追い風・向かい風」というよりかは、突風混じりで各方向から強い風が吹き、下りのラインをいかに想定通りにトレースできるかを意識しました。
スタート後は追い風基調でしたが、突っ込みすぎずに自分のペースを守って走り、序盤はライン遵守で進んでいきますが、下り区間では風が強く、想定のラインよりズレてしまいます。
突発的に吹く強い風のため、修正しようとしても上手くいかず、何度もオーバーランが続いてしまい、焦って踏み込みますが思うように速度がのりません。
1周回を14分切りのラップタイムを狙っていましたが、ゴールタイムは28分台という不甲斐ない結果に終わってしまいました。
・ロードレース
前日に行われたタイムトライアルと同じコース使ったロードレースが行われ、108kmという長い距離に完走を目標としますが、積極的に前に出て走ることも意識しました。
3列目からレースがスタートして1周回目の上りから集団のペースは速く、ふるい落としにかけられる展開で、ここまでで脚が回復していないとすぐに千切れてしまいます。
上りで優位に立つことはできないので、その後の下りや、折り返してのテクニカルなセクションで前方にあがり、少しでも集団にダメージを与えられるように立ち回ります。
3周回目のコース後半で、本来であれば脚を休めたかったのですが、冷静になれずに動いてしまい、回復できていない状態で4周回目に入ります。
常富選手【岐阜市橋店勤務/E1】

・ロードレース
レース前日のコース試走時に、突然右のシフトレバーが反応しなくなってしまい、E-TUBE connectに接続して急遽左レバーのスイッチに後の変速を割り振り、今回のレースではフロントのギアは変速するタイミングが無いので、アウターに固定した状態で出走しました。
事前に動作確認はできていたのですが、何故かレーススタート後すぐにシフトダウンができなくなってしまい、1周回目でレースを降りDNFとなりました。
今シーズン初戦の鹿児島で行われた鹿屋・肝付ロードレースで落車した際に、右側のシフトレバーが部分的に破損していたのが原因のようでした。
山崎選手【国分寺店勤務/E2】
・タイムトライアル
スタートはE2最終走者の13時2分30秒にスタート。試走時は雨でしたが天候は曇りになり路面はドライに変わっていました。
完全にドライになった訳ではなく、ところどころ水溜まりやウェットなところがあり、スタート後の1周回目はあまりコーナーを攻めすぎずに路面の状況把握な集中します。
直線の下りで踏んでタイムをかせぎつつ、1周回を13分30秒でコントロールラインを通過します。
2周回目に入り、上り終えるところまでは全開で踏みオーバーペースで入ってしまい、下り始め15秒ほど踏んで回復しつつコーナーを攻めていきます。
残り4.5kmからの向かい風区画に入ってからはペースが落ちてしまい、タイムをかせげずに27分29秒の4位でゴールとなりました。
・ロードレース
レースがスタートし上りに入ったところで沢野選手【EQADS】がペースアップし、下りでは集団は1列棒状になります。
集団は落ち着き1周回目を終了し、上りで数名がアタックをかけますが、下りで吸収されるのが続き3周回目を完了します。
4周回目の上りで7名ほどの逃げができ、周回の残り4.5km地点を通過した時点で、逃げとのタイムギャップは約15秒ほどでしたが、メイン集団から追走をかける選手はいませんでした。
逃げの人数と、有力な沢野選手が逃げに乗っていたので、タイミングを見計らって追走をかけようと思い、下りに入って集団前方にいた事もありローテーションで先頭にでて、連続するコーナーに入ったところでメイン集団と僅かな差ができ、チャンスだと思いブリッジしました。
メイン集団からは誰も反応せず単独でのブリッジとなりトンネル付近でブリッジに成功し、逃げ集団最後尾で体力を回復させて4周回目を完了します。
逃げ集団のペースはあがらず、上りの手前でメイン集団に吸収されましたが、上りに入ってまたも沢野選手がアタック。
それに小野寺選手【天狗堂】が反応し少し逃げる形になりましたが、上りで小野寺選手は集団に吸収され、しかし沢野選手はキャッチできず、そのまま逃げる状況になります。
またもメイン集団に動きは無いまま5周回目を完了し、逃げとのタイムギャップは20秒までひらき、ブリッジをかける事も考えましたが集団内でステイします。
その後も集団から飛び出しを図る選手はいましたが単独での追走という事もあり、すぐに集団に吸収されてしまいます。
7周回目に入り逃げとのタイムギャップは1分まで広がってしまい、集団先頭でペースをあげてローテーションしますが、他の選手は牽制状態になりペースはあがりません。
先頭交代の合図をしても前を牽いてくれるのは数名で、集団は完全に2位争いとなります。
最終周回に突入し、上りで数名の選手がアタックしたので追走し、上り終えて後ろを確認すると集団は半分近くまで減っていました。
その後、激しい位置取り争いが始まり山本選手【SUBARU Cycling Team】が残り3km地点でのアタック。
残り1.5km地点で山本選手をキャッチし、トンネルに入った暗闇で今度は荒木選手【埼玉ユース自転車競技部】がアタック。
メイン集団はすぐに反応して、自分は最終コーナーを5番手で通過します。
最終コーナーの立ちあがりに、前の選手がスプリントを開始しましたがシッティングで対応し、残り200m地点を通過してからスプリントを開始。
コース右側から全ての選手をパスして集団の先頭を取り2位でゴールとなりました。
三浦選手【清水草薙店勤務/E3】

・ロードレース
4月下旬にコロナ陽性と診断され、レース10日前にコロナの症状は治まったので、急ピッチで練習を再開しました。
コースレイアウトから、後ろから前に出るポイントは少ないと考え、1周回目の上りで前方~中盤までに位置したいと思っていました。
スタートしてすぐに前に出ようとしますが、集団前方に差し掛かったところで咳が出始めて収まらず、そのままズルズルと集団最後尾に下がってしまいました。
その位置のまま狭い道の為、インターバルがかかり、1周回目完了時には集団から少し離れてしまいました。
4周回目まで咳込みつつ、他選手とローテーションしていましたが、最終周回に入るタイミングで足切りとなりDNFとなりました。
深谷選手【南国店勤務/M】

・タイムトライアル
コースは雨と風によって、前日の試走時より悪いコンディションでスタートを迎えることになりました。
自分のバイクコントロールの未熟さもあり、スタートしてすぐのコーナーでDHバーを握ると、風と雨の影響で安定して走れず、下のコーナーはドロップハンドルの下部分を握りながら走ります。
1周回目を13分30秒でまわる予定でしたが、雨と風の影響でコーナーが攻めきれず13分45秒と設定よりも15秒遅いタイムでした。
2周回目は少しウェットの路面にも慣れてきたので直線でペースをあげていきます。
しかし、タイムを稼ぐために上りを攻めたせいで脚を使ってしまい、得意の上りでは耐える走りになってしまいました。
2周回目の折り返し後は、再度踏み直してペースをあげ、最後はできるだけペースをあげてゴールします。
ゴール直後は暫定1位でしたが、自分が想定していたタイムより20秒ほど遅く、残り2人の結果を待ちます。
最終走者が走り終えて1位が確定し、優勝することができました。
・ロードレース
スタートから牽制し合うレースとなり、半周回したところの上りで仕掛けます。
まだ集団も元気な選手が多く、ペースは一気にあがりましたが、逃げ出す選手はいません。
2周回目の上りで再度ペースをあげると集団が6人になり、前を牽くのをやめると下りで数名が追いつく形でレースが進みます。
自分がペースをあげた直後に、筧選手【イナーメ信濃山形-EFT】が飛び出し、集団からはチームメイトの大島選手以外誰も追いにいきません。
なかなか他の選手が追わないので、3周回目に自分が単独でブリッジしますが、年間ランキングに絡む丸渕選手【FAST LANE Racing】と遠藤選手【Roppongi Express】が自分の抜け出しを容認せず、筧選手をキャッチしたタイミングで、今度はカウンターで今西選手【パラティアムTOKYO DIMARE】が飛び出していきます。
今西選手のチームメイトの三浦選手が集団を抑えにきていたので、集団の様子を見ながら再度単独でブリッジします。
今西選手にジョインして2人でローテーションしますが、自分が動くと丸渕選手と遠藤選手が集団を牽いて逃してくれません。
3周回目の折り返しの上りで今西選手が再度アタック。
すぐ後ろにチームメイトの大島選手がいたので追ってもらい、自分は集団をコントロールします。
最終周回に入って、大島選手と今西選手とメイン集団の差が20秒まで開き、さらに集団をコントロールします。
しかし、大島選手がアクシデントにより上りでストップしてしまったので集団のペースをあげていきます。
今西選手との差は残り半周で15秒まで詰め、全力で行けば追いつけない差ではないですが、集団は誰も牽かず、自分がペースをあげると全員で追ってくる形となり、今西選手の追走を諦めて集団の頭を取るプランに切り替えます。
最後のホームストレートで早駆けをして踏んでいきますが、ラスト20メートルで遠藤選手に抜かれて3位でゴールとなりました。
大島選手【北岡崎店勤務/M】

・タイムトライアル
コース幅は狭くコーナーも多いので、ロードバイクでも不利ではなさそう。
ただ、試走時のウエットコンディションで、かなり怖く感じました。
上り後のコーナー、折り返しのコーナー、橋を渡る前のコーナーと怖い場所ばかり。とにかく落車だけはしないように安全に走ることを最優先に走ります。
スタート以降は上りで踏んで、下りはマージンとって攻めないようにし、後は心拍と相談しながら走ります。
スタートしてすぐに前走者が見えたので積極的にパスし、オーバーペースにならないように2周回目へ。
2周回目の長い上り前で、最初に出走した選手をパスし、あとはひたすら耐えつつ後続選手に抜かれないことだけを意識して走りきりました。
タイムは28分フラットで、良いのか悪いか分かりませんでしたが、後は結果を待つだけ。
チームメイトの深谷選手には負けたものの、他選手には抜かれることはなく2位が確定しました。
・ロードレース
スタート後は上りで深谷選手が積極的に踏んで選手を集団から振り落とし、自分も下りは前に出つつスピード維持を意識します。
前日に比べて路面がドライになったことで、単独走であればブレーキポイントがかなり減り、無駄脚は抑えることができるようになり走りやすくなっていました。
筧選手【イナーメ信濃山形-EFT】が集団から飛び出すこともありますが、集団は容認しつつペースで回収。
ただノーマークだったパラティアムTOKYO DIMAREの選手が2人とも強く、なかなか集団を絞れず。
3周回目に入る際に今西選手【パラティアムTOKYO DIMARE】が逃げ、チームメイトの深谷選手に追うか確認すると追って欲しいと言われたので、自分が追走を開始します。
長い上りの頂上付近で今西選手にジョインして2人逃げとなり、ローテーションを回しつつ最終周回へ入りますが追走で脚を使いすぎたのか、徐々に脚が攣りそうな気配が…。
騙しながら走りますが、長い上りの前でとうとう限界にきてしまい、上りの途中で完全にヤバくなったので自転車を降りると、左ももが激しく痙攣し脚が曲がらない状態に。
しばらくコース脇で休み、痙攣がおさまってから坂の頂上まで自転車を押して歩いて下りから再スタートし、踏める状態に戻ってなんとか完走することができました。
前日のタイムトライアルの結果から、行けると思って勝負に行きましたが、補給不足や高強度耐性がなく結果的には失敗に終ってしまいました。
次のレースは第3回おんたけタイムトライアル&ヒルクライム
次のレースは5月17日(土)に長野県木曽郡王滝村の御岳湖南岸特設コースで開催される「JBCF第3回おんたけタイムトライアル」と、翌5月18日(日)に同じく御岳湖南岸の松原スポーツセンター公園付近をスタートし御嶽山の田ノ原をゴールとした「JBCF第3回おんたけヒルクライム」に、MiNERVA-asahiの選手たちも参加を予定しています。
きらら浜と木祖村で行われたレースに引き続き、個人タイムトライアル3連戦の3戦目となるレース。
レース距離も16kmと非常に長いレース距離が設定されています。コース途中には1か所大きな上りが設定されており、それ以外は比較的フラットなコースレイアウトでハイスピードなタイムトライアルレースとなります。
2日目のヒルクライムでは総距離24km(パレード区間約5kmを含む)、獲得標高1,290m、最大勾配7.9%のコース設定となっており、御嶽スキー場内を走るつづら折れのコースは下から上を走るコースが一望できるため体力的にも精神的にも非常に厳しいコースとなっています。
今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。