輪行通勤(通学)には、折りたたみ自転車のSTRIDA(ストライダ)が丁度イイ!

2015.06.21

STRIDA(ストライダ)が最適なシチュエーション

現在会社までの通勤は電車を乗り継いで1時間ちょっと。
雨の日を除き、通勤には三角のフレーム形状が印象的なSTRIDA(ストライダ)を利用しています。

STRIDA LT 16インチ 変速なし 折りたたみ

私は他にもDAHONのSPEED P8、軽量なFDB-140を持っていますが、それを使わずにSTRIDAを利用している理由は、一言で理にかなっている、と思っているからです。

折りたたみ自転車と一言で括っても車種により得意分野が異なっており、DAHONやTernの20インチは主に移動先で10km以上、100km未満(100km以上はロードバイク輪行)の使用において真価を発揮しますが、輪行サイズが少し大きいため毎日の少し混み合う通勤電車には向きません。

STRIDA(ストライダ)は変速もなく、( 変速付モデルもありますが ) タイヤも16インチと小径のため、10km以上の移動には向いているとは言えません。

10km以上走るなら、DAHONやTernの20インチが選択肢としておすすめ。

しかし、STRIDA(ストライダ)は折りたたみが容易で、畳んだ後も転がせる形状と、縦型に折りたたみができるスリムさで楽に輪行が可能です。
短距離間を移動する都心、首都圏にお住まいの方に特におすすめです。

気になる折りたたみサイズは?

さて、実際に両車を比べてみます。(今回はTernの20インチLinkを使用。)

組立した状態では、
■Tern Link
ホイールベース:約102cm
全長:約151cm
ハンドル高さ:約99-108cm

■STRIDA(ストライダ) LT
ホイールベース:約89cm
全長:約128cm
ハンドル高さ:約106cm

単純に、ホイールベースの長さを比べても10cm以上差があるため、走行時の安定性はTernの方に軍配があがります。

折りたたんだ状態では、
まずは横幅
Ternが約80cm、STRIDA(ストライダ)ltが約113cmです。

しかし、STRIDA(ストライダ)は縦に持ち運びができるので、この横幅もほとんど気になりません。


幅は、Ternが約35cmに対して、約23cmと薄い!
ちなみに、高さはTernが約68cm、STRIDA(ストライダ)が約60cmです。

これだけ薄いと、電車のドア付近のスペースが少なくても、乗降される方を妨げる事なく置くことができます。

折りたたみ時間は?

肝心の折りたたみは慣れればわずか10秒程度!
無駄を省いた、よく考えられた機構だと感心してしまいます。

各部パーツも非常によく考えられており、


折りたたみ可能なハンドル。

 


ディスクブレーキ採用で、雨の日も良く利き、またリムの汚れを心配しなくて済みます。
(輪行時に手はもちろんのこと、袋も綺麗に保てます)


ベルトドライブなので、注油の必要なし!嫌な音鳴りなし!
しかも、裾バンドを付けなくてもズボンの裾が汚れにくい!

 

私が使っている輪行袋はこちら 。

ストライダ[STRIDA]
ORIGINAL BAG 16/18インチ兼用 輪行バッグ
詳細はこちら


遠目から見ると、楽器を持っている感じでしょうか。

 

 

輪行袋はマジックテープが付いており、キャリアに取り付けしておくことが可能です。

 

輪行袋にも秘密があり、下側を開けると転がすことができます。(駅構内などでは規則に従ってください。)

いくらアルミフレームで軽いとは言え、10kg程度あるため常に持ち続けるのは特に女性の方ではしんどいと思います。
場所により転がせば、移動が楽にできストレスも少ないです。

時間とお金の節約

この折りたたみ通勤により、会社までの所要時間が
Before
徒歩で通常であれば、家-最寄駅が10分、会社最寄駅-会社まで20分

After
それぞれ3分(下り坂で特に早い)、7分に短縮され、ドアツードアで1時間を切れるようになりました。(1/3時間の短縮)

1時間の通勤で、所要時間が三分の一短縮!

この徒歩時間が長ければ長いほど、そして乗り換えが少いほど恩恵が大きいです。
つまり向いている訳です。

通勤ルートが変わる可能性も

例えば、あくまで私の場合ですが、普段通勤は、地下鉄中央線を利用して、「都島駅」に来て、そこから会社までSTRIDAでした。
しかし、途中あることに気が付きます。

地図を見るとわかるとおもいますが、梅田(大阪)を経由するためにすごく大回りしてた!
ならばということで、下記のルートに。

少しローカルな話ですが、「関目成育」という駅から会社までは、歩くと30分程度かかるため、通常の通勤ではちょっとしんどい。
最適なバスもなく、毎日の通勤となるとこのルートは選ばない。

でも、STRIDAを活用した通勤方法なら、乗換えと、梅田を経由することによる混雑も緩和でき、結局時間にして
「緑橋」→「都島」→会社 31分
「緑橋」→「関目成育」→会社 20分
なんとさらに10分以上も短縮できるようになったのです。朝の10分は大きい!

ルートとにらめっこすれば、効率の良い通勤ルートが見つかるかもしれません。

 その他、会社員の方であれば会社最寄駅から会社までバスで行くとして、定期代が支給される方がほとんどだと思いますが、自営業の方などは、バスを待つ時間や、車内のストレスからも解放され、さらに経費削減、健康増進にもなる一石三鳥!?の効果も期待できるのです!

定期代を考えたら、一体どのくらいでペイできるのか?またジムなどに行っている費用も加算したら・・・?
おそらく半年-1年程度でペイできるのではないでしょうか。

その他のメリット

自転車にすることにより、帰りにちょっと離れたところに飲みに行ったり(飲んだらもちろんその場から輪行です)
ご飯に行ったりもできるようになりました。

また、会社帰り、繁華街でショッピングしたい時など、自転車で行くと困るのが駐輪場と盗難リスク。
目的地の周辺に駐輪場がなかったりするし、あっても盗難のリスクに怯えながら買い物をするのは精神衛生上よろしくないですよね。
ストライダだと、袋を被せて転がせば、大きなキャリーバッグと同じような扱いができるので、駐輪場を探す手間や盗難リスクとも無縁で済みます。
オープンテラスのカフェに入っても、畳んでおけば特に何か言われることもありません。

素早い輪行と利便性をさらに高めるために、私は下記のペダルを使用しています。

 

ウェルゴ[wellgo]
QRD-M079 ワンタッチペダル Quick-Release-Deviceシステム
詳細はこちら

外したペダルは、収納袋に格納することが可能です。

身長が高い方で、サドルを上げた際は上記部分が使えなくなる可能性がありますが、下記に収納可能です。

元々収納袋をポケッタブルで収納するポケットですね。

長期出張のお供にも

自社物流倉庫へ1週間程度出張することがあります。

駅から物流倉庫までは、一番最寄りでも徒歩で30分近くかかるため、そんな出張時はSTRIDAを持参します。

自転車があるのとないのとでは雲泥の差で、買い物やちょっとした用事の際も大変重宝します。
ちなみに、駅から倉庫まで往復で約1時間が、20分弱と1/3に短縮できました。

なお、出張時の新幹線車内では、自転車乗りの定番である、一番後ろに席を確保しなくても大丈夫でした。(窓際が良い)

宿泊先のホテルでは、袋に入れて保管します。
長期滞在型の出張やレジャーの際は折りたたみ自転車があると便利です。

まとめ

私は購入より1年程度、週末を除くほぼ毎日、折りたたんで、家の前の約9%の坂を登って、雨の日も走ったりしていますが、ベルトの歯飛びなど含め、どこも不具合が発生していません。

非常に安心でき、耐久性の高い仕様であると感じています。これは通勤で頻繁に使う場合はポイントが高いです。

持ち運びが楽で、短距離をちょっと乗りたい!という方には是非おすすめです!

これだけメリットばかり挙げましたが、デメリットとしては、やはり10kgで転がせるとは言え、駅構内などでの機動力はだいぶ下がります。
荷物がたくさんあった時は苦行か!と思うことも。

ただ、デメリットを天秤にかけても、STRIDAを使った方が時間やお金の面でもメリットが大きいため、不満としてはそこまで感じていません。

 

TEXT:Toby