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- 岐阜県不破郡関ケ原町で開催されたヒルクライムレース
- 布田選手【仙台長町店/E1】
- 能戸選手【浜松幸店/E1】
- 常富選手【岐阜市橋店/E2】
- 中村選手【本社/M】
- 次のレースは群馬サイクルスポーツセンターで開催される第58回JBCF東日本ロードクラシック
岐阜県不破郡関ケ原町で開催されたヒルクライムレース
4月14日(日)に岐阜県不破郡関ケ原町にある伊吹山ドライブウェイで「第15回JBCF伊吹山ドライブウェイヒルクライム」が開催されMiNERVA-asahiの選手たちも参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
昨年もこの時期に開催された恒例のヒルクライムレース。
今シーズンでは初となるヒルクライムレースで、優勝するとヒルクライムレースで最もポイントを獲得した選手に与えられるヒルクライムリーダージャージが与えられます。
今回のコースの伊吹山ドライブウェイは、冬季は積雪のため通行止めとなっておりますが、この時期に雪解けも進み除雪作業が行われ、車両の通行が行えるようになります。その開通を直前に毎年ヒルクライムレースが行なわれています。
昨年はレース当日に山頂付近で降雪があり、また強風の影響でショートコースでの開催となりましたが、今年は日中の気温が高い日が続いたこともあって山頂駐車場までのロングコースでレースが実施されました。
コースは伊吹山ドライブウェイの料金所をスタートし、平均勾配6.9%、最大勾配約10%、距離は15.9km、標高差は1,035mの険しいコースとなっており、全クラスタ共通のコースで争われました。
<<コースマップ>>
出典:「第15回伊吹山ドライブウェイヒルクライム」テクニカルガイドより
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
<<E1>>
布田選手【仙台長町店勤務】
能戸選手【浜松幸店勤務】
<<E2>>
常富選手【岐阜市橋店勤務】
<<M>>
中村選手【本社勤務】
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。
布田選手【仙台長町店/E1】

リザルト=4位
昨年は4位に入賞した伊吹山ヒルクライム。
今年は天候が良く、昨年とは違いフルコースでの開催となりました。気温はかなり高いですが風は若干の追い風と悪くないコンデションです。
E1に出場するメンバーはアマチュアトップクライマーが数選手いて、目標は入賞でした。
登坂力には、それなりに自信はありますが、クライマー相手にどこまで着いて行けるか。キツくなった後にしっかり粘って来週以降のレースに繋げられるかが今回の課題となります。
定刻通りの13:30にレースがスタート。序盤からハイペースにはならず大きな集団で進みます。
気温が高いせいか脚の筋肉に違和感を覚えますが、心肺は特に問題ありません。
スタートから5分を超えたあたりで数名が10秒ほど先行します。優勝候補筆頭の成田選手【mkw】や橋本選手【TRYCLE.ing】も反応していましたが、この選手達に序盤から反応していると流石にきついので自分はスルーします。しかし、少しずつ集団のペースも上がり15分ほどで、またひとつの集団に。
まだ先頭集団内には十数名は残っていました。
その後は徐々に人数を減らしながら上り、気が付くと成田選手、橋本選手、佐々木選手【H.H.C】、自分の4人に。その後ろに数秒遅れてゼブロン選手【TTGミトロング-V】が続きます。
若干オーバーペースかと感じていましたが、単独になるよりも行けるところまで着いて行ったほうが、後続からギャップを奪えると思ったので着いていく事に。
幸い、斜度が緩む箇所で強く踏んだりする事はなかったのが助かりました。
昨年のゴール(ショートコース)通過時点で、去年のタイムとほぼ変わらない30:05ほど。
ここで橋本選手がアタック。1人で一気に飛んでいってしまいます。一方の成田選手はパンクしてしまったらしく逆に遅れ、佐々木選手、追いついてきたゼブロン選手と一緒に上ります。
しかし、自分は残り2.5km付近で着いていく事ができなくなりドロップ。
最後はなんとかゴールまで辿り着き、結果は昨年と同じく4位となりました。
能戸選手【浜松幸店/E1】

リザルト=17位
定刻通りの13時30分にレースがスタートし序盤は落ち着いたペースで進行します。
そこから3名の選手が集団から若干先行し、これを追う形で集団もペースがあがっていきます。
集団のペースがあがっていくにつれてキツくなり、12分ぐらいが経過した地点で、ほぼオールアウト状態に。
距離にしてまだ4kmほどしかたっておらず、とてもやばい状況。
この先10km以上は残っている。とか考えてしまうと精神的にもキツくなってしまいました。
集団は15〜16分地点くらいで先頭のパックに追いつきますが、追いつくと同時に自分はドロップ。
去年と同じ位置でドロップしてしまいました。
単独で山頂を目指しますが、心拍があがりきってしまって下がりません。
淡々と刻んで12km地点で奥村選手【サイファアスリートクラブ岡山】が追いついてきたので14km地点まで伴走します。
ラスト1kmの地点で奥村選手のペースがあがり、これにも着いていく事ができず千切れてフィニッシュとなりました。
常富選手【岐阜市橋店/E2】

リザルト=7位
スタート直後から数名の選手が積極的にペースアップを行い、思ったよりも高い強度でレースが進みます。
スタートから10分ほどで先頭集団が8名にまで絞られました。
入賞するためには何としても、このパックの中で走り続けなければならなかったのですが、斜度が上がった所での更なるペースアップで苦しくなりドロップしてしまい、7km地点からは1人旅に。
自分にとっては明らかにオーバーペースだったので、追いつこうと無理に踏むと失速して後続の選手に抜かれる可能性があるので、それよりも一定ペースで上っていく方を選びました。
先頭から落ちてきた選手をパスして、ひとつでも順位を上げようと限界ギリギリくらいで上り続けましたが、結局誰も回収できず、他のカテゴリーの選手を抜くことを励みに淡々と上って単独のままゴールとなりました。
中村選手【本社/M】

リザルト=3位
ここ数年は雪解けの遅れや直前の異例の積雪、天候不良などにより10km強のショートコースにて行われてきましたが、気温や天候に恵まれた今年は待望の15kmフルコースで開催されました。
注意するライバルは中野選手【mkw】と大東選手【mkw】、佐久間選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】。
過去のヒルクライムのリザルトから見てもチカラ勝負になると敵いません。
しかし、体力勝負になった時は淡々と踏める自分が有利なので、できるだけ粘り強く食らいついてく作戦でした。
レース開始数分前に自車の後輪がパンク…。機材を積んだチームカーは既に山頂のゴール地点に向かっていてスペアホイールやスペアチューブは手元にない。
絶望する中で声をかけたところ、ライバルでもある大東選手からタイヤとチューブをお借りすることができたのが本当に救い。
すぐにその場でタイヤとチューブを交換してスタート地点への招集とラインナップ。ギリギリ間に合いました。
慌ただしい中、レースがスタート。
伊吹山ドライブウェイは序盤のカーブ毎に急坂が現れ、中盤からは少し斜度は落ち着き淡々と上っていくコース。
昨年は比較的序盤に一人旅になりましたが、今回は佐久間選手やmkw、そして自分が競り合う展開。
特にmkwの2選手が仕掛けるケースが多く、少しずつ消耗していきます。
5km地点付近の急坂でmkwの2選手が飛び出しますが、追いつくとができずジワジワと離されてしまいます。
しかし、後ろを見ると佐久間選手含め集団もちぎれており、コーナー毎にはそれぞれ背中が見えるくらいの距離を維持したままmkwの2名、自分、後方数名の展開に。
昨年はここから後方パックに追いつかれる展開でしたが、ギアをインナーに落として淡々と踏み続けます。
呼吸を乱さないように息が上がったら重めのギアで踏み、息を整えて一定のペースを刻む。今年はフルコースで距離が長いせいか、後ろもペースがあがらず、後続とは差が広がります。
しかし、前方の2人とは緩斜面で差がつまるものの斜度があがると差が開く展開となり、徐々に差を広げられてしまいます。
去年のゴール地点でもあった、ショートコースのゴール地点を過ぎてから斜度はジワジワとキツくなり、これ以上差を詰めるのは難しいと判断して残りの距離はペース維持に努めます。
結局前後のパックともに差は少しずつ開いていき、前後とも44秒差の3位でフィニッシュとなりました。
次のレースは群馬サイクルスポーツセンターで開催される第58回JBCF東日本ロードクラシック
4月20日(土)~21日(日)の2日間にわたって群馬県利根郡みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンターで行わる「第58回JBCF東日本ロードクラシック」にMiNERVA-asahiの選手達も参加を予定しています。
伝統ある東日本ロードクラシック。今年はE1クラスタにおいては6kmのサーキットコースを23周する総距離138kmで行われ、サバイバルなレースが予測されます。
昨年は同じ東日本ロードクラシックで川勝選手が3位に入賞したレースでもあります。
また、E1においては10位以内でゴールすることで、6月に開催予定の全日本自転車競技選手権大会への出場権も獲得できる可能性のある非常に大切なレースとなっています。
今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。