
宮城県亘理町で開催されたシクロクロス
10月27日(日)に宮城県亘理町・鳥の海公園で「JCX#2東北シクロクロス第1選わたり」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
MiNERVA-asahi内のロードに参加する選手達が主戦場としているのはJBCFのJエリートツアーとして開催されているロードレースやクリテリウム、ヒルクライムレース、タイムトライアルレースですが、2024年シーズンは11月30日に千葉県で開催されるの「第1回JBCF浦安クリテリウム」で終了となります。
今回のJCXシリーズは、例年10月頃に開幕し年が明けた2月頃まで続くシクロクロスのシリーズ選となり、このJCXシリーズにもMiNERVA-asahiから選手が出場しています。
シクロクロスとは、元々ロード選手の冬場のオフシーズン中のトレーニングの一環として始まりました。2.5〜3.5kmの未舗装路を含む周回コースを使ったオフロードレースで、日本国内においても比較的都市部から近い公園などで行われることが多く、またコース全体が見渡すことができるレイアウトになっていることもあり、観戦者含めて人気が高い競技です。
ロードレースとは違った機材だったりルールがあったりします。シクロクロスのルールや特色については、過去のコチラのブログでも、詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
<<コースマップ>>
出典「東北CX series 2024-2025 WEBサイトより」
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
JCX#2東北シクロクロス第1選わたり
折橋選手【船橋松が丘店勤務/ME】
リザルト=15位
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。
折橋選手【船橋松が丘店勤務/ME】

テクニカル&ハイスピードと称される東北シクロクロスわたりラウンド。
3.0kmのロングコースは100%ドライコンディションで、試走は前日から行いキャンバーやハイスピードコーナーでの安定感を求めた結果、タイヤは前後IRCのSERAC CX、空気圧も前後とも1.65barに設定しました。
エントリーリスト的には10位以内も十分狙えるメンバーのため、先週参戦したシクロクロスミーティング第2戦富士山(ME1=3位)に引き続き、ベストリザルトを残したい。
今回は19番でのコールアップ。
3列目からのスタートダッシュはうまくいき、最初のキャンバーを抜け、ピット脇のストレートを通過する時点で10番手付近でした。
オーバーペースにならないよう、出だしは踏み過ぎず、周りに合わせながらも番手は譲らないようこなしながら最初のV字キャンバーへ。
序盤の序盤のためポジション争いが激しく、ここで周りの選手と交錯した際にサドルに強く荷重をかけてしまい、サドルが下にずれてしまいました。
キャンバー後の平坦からはダンシングで誤魔化しますが、想像以上にストレスが掛かります。
1周目からこのトラブルは痛く、ピットに入るタイミングを見計らいます。
ある程度集団もバラけはじめて12〜13番手付近を走行し、2周回目に入った段階のピットでスペアバイクにチェンジを行います。
ロスは時間にして数秒にも満たないですがリズムは乱れ、周りの選手もまだまだ元気なため、元の位置を取り戻すのに力を使いました。
ピット脇を通過する際に、ピットのスタッフにバイクの準備がOKか確認をとり、次周回でチェンジすることを伝えます。
そして、4周回完了時点で元のバイクへチェンジします。
現在25番手付近。
だいぶ抜かされましたが、キャンバー、コーナーにて差を縮めていきます。
ハイスピードで処理するキャンバーはタイヤ1本分イン側を通るだけでも区間を抜ける頃には0.1秒以上縮まるため、息は上がっていますが慎重にコントロールしていきます。
当日は風も強く、後半は単独で追い上げることが多くなりますが、エアロポジションを取り極力、力を使わないように意識しました。
ラストはほぼ酸欠状態で、見えていた前の数名は捉えきれず、15位でレースを終了しました。
シングルリザルトという目標には届かなかったですが、ピットとの連携によりロスは最低限に抑えることができました。
終始ミスやトラブルなく展開できていたら、さらに上まで行けたとは思いますが、10番手付近のパックのスピード域はまた別で、序盤のミスは実力によるものと考えるとまだスピードに身体をならす必要があります。
次戦は御殿場。上り系コースなので今回は出せなかったシングルリザルトを狙っていきたいと思います。
次のレースはJCX#3御殿場シクロクロス
11月3日(日)静岡県御殿場市の高根西ふれあい広場でJCX第3戦となる「御殿場シクロクロス Supported by 湘南CX」にMiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。
御殿場シクロクロスは起伏のある林の中を細かく縫うようにコースが設定されていて、タイトなターンや周回を重ねるごとに脚にくるアップダウンがあり、またコース内に2箇所ほど“火山灰セクション”と言われる路面がフカフカな部分もあり、乗車したままパスするのかバイクから降りて走ってパスするのかなど、全体的に選手の脚力/体力/バイクコントロールテクニックを求められるコースになっています。
今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。