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- 茨城県かすみがうら市で開催された個人タイムトライアルレース
- 大倉選手【港北電動アシスト館店/E1】
- 小林(毅)選手【調布店/E1】
- 永友選手【THE BASE南大沢店/E1】
- 中村選手【本社/M】
- 堀井選手【池田店/M】
- 蒲原選手【佐倉店/F】
- 2023年シリーズ、マスターズのレースは終了となりました
茨城県かすみがうら市で開催された個人タイムトライアルレース
10月21日(土)に、茨城県かすみがうら市坂・田伏特設コースで開催された「JBCF第 3回かすみがうらタイムトライアル」に、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
今回のかすみがうら市でのレースをもって、今シーズンのJBCFが主催するレースが最終戦となります。
タイムトライアルの翌日にはロードレースも行われますが、マスターズはロードレースの開催がないため土曜日のタイムトライアルが今シーズン最終レースとなります。
前回の「JBCF第8回しゅうなんクリテリウム」終了時点で、MiNERVA-asahiのマスターズ参戦中の中村選手がマスターズのリーダージャージ(年間総合1位)を着用しておりますが、総合2位の選手とのポイント差は僅か4ポイントのみ。
まさに、今回のかすみがうらタイムトライアルで早いタイムをたたき出した方が、年間総合優勝を勝ち取る大事なレースとなりました。
コースは霞ヶ浦の湖畔を往復する3.8kmのフラットなコース設定。通常のロードレースであれば集団で走るため前を走る選手を風除けにしたりローテーションしながら走る事ができますが、個人タイムトライアルは1人ずつの出走となり、各選手の脚力やコーナーの処理の仕方、走る際のペース配分など個人の技量がハッキリと出る競技となります。
<<コースマップ>>
出典:「JBCF第 3回かすみがうらタイムトライアル」テクニカルガイドより
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
<<E1>>
大倉選手【港北電車アシスト館勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
永友選手【THE BASE南大沢店勤務】
<<F>>
蒲原選手【佐倉店勤務】
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。
大倉選手【港北電動アシスト館店/E1】
リザルト=2位
(タイム=4分59秒436、平均速度=44.48km/h)
得意なタイムトライアルではありますが、レース距離が短く、道幅の狭いコーナーが4箇所もあるコースレイアウトで、前走者を見る限り5分を切れば3位以内には入れそうでした。
出走順はランキングの下位からのスタートとなり、自分は最後から2番目の出走順でした。
自分のスタート時には心配していた風もほぼ止んでくれていて、いざスタート。
500m程で第1コーナーがあるため、飛ばしすぎずスピードは抑え気味に走ります。コーナーを抜けると緩い向かい風区間となり、淡々と走ります。
湖畔に出て距離的にも折り返しとなり、ゴールまでの2kmの直線は緩い追い風区間。手元のタイムを見ると3分50秒で、なんとか5分は切れそうな雰囲気でした。
ラストの約2kmの平均速度は51km/hで、ゴールまではとにかく全力で走り抜け、タイムは4分59秒と、本当にギリギリ5分切りを達成し、結果は2位となりました。
1位の選手には大きくタイム差をつけられてしまいましたが、表彰台に乗れたことは満足いく結果となりました。
小林(毅)選手【調布店/E1】
リザルト=7位
(タイム=5分6秒482、平均速度=43.46km/h)
タイムとしては5分切りを目指し、目標は表彰圏内に入ることでした。
コーナーがヘアピンほどキツくはないので、コースに悪印象はありませんでしたが、前日の試走時にはかなりの強風が吹いていて、TTバイクは風に煽られやすいので、そこだけが不安点でした。
レースタイムは約5分なので基本的には常に全力。最後の2キロでスピードに乗れるかが勝負でした。
自分の中では、かなりの好タイムで最終コーナーを抜けることができましたが、最後のストレートで思ったようにスピードが伸びず、全力で踏み切ったものの結果は7位となりました。
タイムでは表彰台まで0.3秒。目標の5分切りまで約7秒という悔しい結果に終わりました。
オフシーズン中もTTバイクに乗り込み、次こそは優勝を目指したいと思います。
永友選手【THE BASE南大沢店/E1】
中村選手【本社/M】
リザルト=2位
(タイム=5分7秒082、平均速度=43.37km/h)
マスターズとしては今シーズン最終となるレース。
総合ポイントで2位のヨノツ選手【LT United Cycling Team】に負ければ、逆転総合優勝を許してしまうことになる最終決戦は平坦基調の個人タイムトライアル。
ライバルの得意なコースな上、その他にも全日本マスターズ優勝者など自分よりも格上のタイムトライアルスペシャリスト達が出場するため、勝つことは容易ではなかったですが、機材・体調に万全を尽くして挑みました。
前日にコースを試走してブレーキポイント、カーブへの進入などを、何度も何度も入念にチェックしました。
気をつけるべきは第1コーナーと第3コーナー。オーバースピードにならないよう、かつブレーキをかけすぎないようにするポイントを探します。
第1コーナーは少しでも効率よく走るために、やや芝生を横切るように。第3コーナーはインに窪みがあるためインからタイヤ1本分外側を走るように狙いを定めます。
身体を大きく振られるほどの強風の中、最終出走でレースをスタート。ここから約5分で全てが決まります。
加速は良い感触で一気に45km/hまで。向かい風の中しっかり踏めていて出だしは好調。
まず現れる第1コーナーを狙ったラインでうまく処理し、連続する第2コーナーもスピードを落とさずクリアしました。
畑の中を抜ける向かい風の直線では、無理をしない程度に40km/hオーバーを維持して走行し、呼吸よりも脚に重さが来ていますが淡々と踏みます。
最も難しい第3コーナーも手前で脚を止めて最小限のブレーキで問題なく処理しましたが、そこから湖岸に抜ける短い直線では脚の疲れもあり40km/h以上は出せず思うようにスピードが伸びません。
迎えた最後の直線。
追い風の中呼吸を整えスピードをあげ、残り1.5km地点から最後の力を振り絞り、時速55km/hを超える全力走。最高時速は57km/hまで達し、ギリギリスピードを落とすことなくゴールラインを通過。
結果は5分7秒。
着順は…。3位以下に5秒以上の大差をつけてのタイムでしたが、ライバルのヨノツ選手には更に5秒の差をつけられる完敗でした。
レース前の段階でポイント差がわずか4ポイント差だったため、この最終戦で総合順位は入れ替わり、ヨノツ選手が年間総合優勝を勝ち取ることとなり、最後の最後までもつれ込んだマスターズの総合争いは、あと一歩のところで届かず、総合2位でシーズンを終えました。
堀井選手【池田店/M】
リザルト=6位
(タイム=5分22秒651、平均速度=41.28km/h)
今シーズン最後のレースで思いっきり走りました。
TTバイクのポジションも、さらに走りやすくなるよう事前に調整してレースに挑みました。
コースはひたすら平地の上に、風も強くて体重の軽い自分には不利な状況でした。
試走中も重量級の選手に付いて行こうとしますが、風に押し戻されて離れてしまったり、ハンドルが持って行かれたりします。
いざレースがスタート。全力でペダルを回します。
レース距離は3.7kmなので、5分を目標に走りましたが、タイムは5分22秒で6位となりました。
後日、レース動画を見返しても向かい風区間でスピードに乗っておらず、ペダリングもトルク感のない印象でした。
もう少し重いギアを選べばスピードに乗って良かったのかもしれません。唯一良かったところは折り返し後の追い風区間では時速52kmを超えるスピードで走れていたことです。やはり反省点は向かい風区間の走り方だったと思います。
蒲原選手【佐倉店/F】
リザルト=7位
(タイム=6分27秒820、平均速度=34.34km/h)
今回のコースは前半が向かい風でラストの長いストレートは追い風の為、加速がなかなか出来ず、前半は自分との戦いでフォームを崩さないように意識して踏み続けました。
また、4箇所あるカーブは全て細く、大幅な減速が必要となり今後は狭いカーブでもラインをしっかり見極めて走れるよう練習に取り組んでいきたいと思います。
ラストのストレートでは、踏む事に意識し過ぎてしまい、まっすぐ走れていなかった為、安定したフォームと走りができるよう取り組んでいきます。
スタートで失敗した舞洲タイムトライアルから走り込みを行い、以前よりは平均速度もあがり今回の結果に繋がったと思います。
2023年シリーズ、マスターズのレースは終了となりました
2月に鹿児島県で行われた第1回JBCF鹿屋・肝付ロードレースで開幕した2023年シリーズのJBCFマスターズのレースも終了となりました。
最後まで2位の選手とマスターズのリーダージャージを奪い合った中村選手は、残念ながら今回のタイムトライアルで5.714秒の僅差で負けてしましいマスターズ年間シリーズチャンピオンは逃してしまいましたが、1位とは6ポイント差の2位となりました。
また、同じくMiNERVA-asahiからマスターズに参戦していた堀井選手も中村選手のアシストをしながらも 年間総合で3位と素晴らしい結果を残してくれました。
チームとしては翌日開催の「JBCF第 3回かすみがうらロードレース」をもって、今シーズンのJBCF全レースが終了となります。
<<2023 JBCF J MASTERS TOUR総合順位>>
1位 SANDU Ionut選手【LT United Cycling Team】 1,618pts
2位 中村 将也選手【MiNERVA-asahi】 1,612pts
3位 堀井 卓選手【MiNERVA-asahi】 1,038pts
シーズンを通してレース会場やこのブログを読んで、皆様からたくさんの応援・声援をいただき、本当にありがとうございました。
今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。