
TOPICS
- 第2回JBCF信州・ながわまちタイムトライアル
- 大倉選手【センター南店勤務/E1】
- 中島選手【川口本町店勤務/E1】
- 川勝選手【新金岡店勤務/E1】
- 小林(毅)選手【調布店勤務/E1】
- 鉄山選手【甲府富士見店勤務/E1】
- 大島選手【北岡崎店勤務/E2】
- 中村選手【本社勤務/M】
- 次のレースは2024JBCF山陽建設佐木島ロードレースと2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム
第2回JBCF信州・ながわまちタイムトライアル
7月6日(土)に、長野県小県群長和町鷹山地区特設コースで「第2回JBCF信州・ながわまちタイムトライアル」が行われ、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手たちも参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
去年も同じコースを使ったタイムトライアルレースが行われ、去年は初日に8.8kmの個人タイムトライアルが行われ、2日目には8.8kmのコースを3周回(26.4km)するチームタイムトライアルが実施されました。
今年は、同じく8.8kmのコースを2周回(17.6km)する個人タイムトライアルだけが開催されました。
タイムトライアルと言えば平地がメインのコースをイメージされる方も多いと思いますが、ここ長和町のコースはスタート後すぐに約1kmちょっとの上りがあります。
その上りを超えると折り返し地点に向けて微下りが続き、折り返せば微上りになり、スタート直後にグッと上ったところを一気に下るコース設定。
元々、タイムトライアルバイクは平地を早く走るために設計されているため、急な上りや下りは得意ではありません。ただがむしゃらにペダルを漕ぐだけではなく、そんなバイクを上手くコントロールするテクニックも必要となるコースとなります。
<<コースマップ>>
出典:「第2回JBCF信州・ながわまちタイムトライアル/テクニカルガイド」より
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
<<E1>>8.8km×2周回=17.6km
大倉選手【センター南店勤務】
川勝選手【新金岡店勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
鉄山選手【甲府富士見店勤務】
中島選手【川口本町店勤務】
<<E2>>8.8km×2周回=17.6km
大島選手【北岡崎店勤務】
<<M>>8.8km×2周回=17.6km
中村選手【本社勤務】
【リザルト】
大倉選手【E1】=1位(タイム:25分22秒4)
中島選手【E1】=2位(タイム:25分25秒6)
川勝選手【E1】=4位(タイム:26分01秒7)
小林(毅)選手【E1】=5位(タイム:26分19秒5)
鉄山選手【E1】=8位(タイム:26分23秒2)
大島選手【E2】=5位(タイム:27分25秒2)
中村選手【M】=1位(タイム:26分08秒0)
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。
大倉選手【センター南店勤務/E1】

タイム=25:22.4
コース的にはパワーで押し切れるので得意なコース。去年も同じコースで優勝したので今年も勝ちたい。
出走前は土砂降りだった雨が、自分のスタートの番が来た頃にはほぼ止んでくれました。
レースがスタートし、序盤の上りを予定通りのペースで上り終え、30秒前にスタートした前走者を追い抜きます。
平坦区間は踏みすぎず、かなり余裕を持って走り1周回目のタイムは12:33と聞こえた。
2周回目も良いペースで走ることができ、さらに4人ほど追い抜いて最後の下りへ。
安全に下ったつもりでしたが、意外と73.4km/hまで速度が出ていて濡れた路面にしては上出来。
いつもは、なんとか耐えながらゴールしていましたが、今回はもがくことができ、2位と3秒差とギリギリですが優勝することができました。
中島選手【川口本町店勤務/E1】

タイム=25:25.6
上りではペース配分、下りではとにかくリスクを取らずに安定した走り。この2点を注意してレースに臨みました。
レース前半に行われたマスターズのトップタイムが26分前半であったことからも、26分切りが表彰台にあがることができるラインだと思っていました。
天気予報よりも早く雨が降り始め14時頃から冷たい雨が降り出します。
自分のスタート時間は14時40分だったので少しでも雨が弱まることを期待していましたが、想いは通じず。
とにかく安全を第一に、上りでのペース配分を意識します。
1周回目の最初の上りは6倍を目標にペースを刻むも、いざレースとなると興奮からかオーバーペースで突っ込んでしまいます。後半区間に備え、下りで心拍を整え復路の緩やかな上り区間に入ります。
なれないタイムトライアルバイクでしたがエアロポジションを意識して走ります。
後半の下りはテクニカルで落車の危険もあるため、ドライの試走時よりもブレーキをかけるタイミングを早め、スローペースで下ります。
2周回目に入り、オーバーペース配分だったことに気づきますが既に手遅れなので、ラスト1周は死に物狂いで踏み倒しました。下りの休める部分でしっかり整え、ゴールまでフルもがきしてフィニッシュします。
後半垂れてしまったことから、大きくタイムロスをしてしまいましたが、表彰台ラインの26分台を切ることができ結果2位となりました。
不得意なタイムトライアルで結果を残すことができたことは、後半のレースに向けて大きな自信となりました。
川勝選手【新金岡店勤務/E1】

タイム=26:01.7
今シーズン2回目のタイムトライアルレース。
タイムトライアルではペース配分を誤ると、大きくタイムを落としてしまうので、前日試走では各セクションでどのくらいの出力を維持できるのかを確認しました。また、下りセクションにおいてはライン取りやブレーキタイミングを繰り返し確認します。
特に75km/hに迫る速度からの鋭角コーナーは要注意ポイントとなります。
機材は普段のロードレースで使用しているノーマルバイクで出場しました。
ターゲットは少なくとも26分を切るタイムを目標にします。
E1のスタート前から雨が降り出し、E1カテゴリ序盤は雨の中のレースとなります。そんななか、序盤のスタートとなったチームメイトの中島選手が25分30秒程度でゴールして暫定トップタイムをマーク。
次第に雨はあがり15時19分にレースがスタート。
30秒前にスタートする前走者は上位でゴールするであろう市村選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】。
その前はチームメイトの鉄山選手。できれば差を詰めるような走りをしたい。
上り区間はあげすぎないようにクリアし、平坦区間はなるべく頭をさげたポジションをイメージします。
最初の折り返し地点、前走の市村選手との差は若干開いたか。下り区間はウェット路面のため慎重に、難なくクリアして1周回が完了。
タイムは13分フラット。
2周回目も同じペースを目指しましたが、結構きつくて上り区間、平坦区間で5秒ずつロスしてしまいます。
目視では市村選手のタイムを下回っているので余計に苦しく感じましたが、幸い路面は乾き始めたので下りはペースをあげることができました。
下り切ってからはフィニッシュラインまで全力で踏み切って、ラップタイムは1周回目とほぼ変わらず26分1秒でゴールしました。
小林(毅)選手【調布店勤務/E1】

タイム=26:19.5
3位に入賞することができた昨年のタイムが12分46秒だったことを踏まえて、今回は1周12分55秒×2周回で25分台のタイムを目標としていました。
前日に試走を行い、上り区間の不安が大きかったのでノーマルバイクでも試走しましたが、総合的に考えてタイムトライアルバイクで出走することにしました。
序盤は抑えて入り、後半に向けてあげていきたいところですが、毎回失敗してしまうので後半でいかに耐えるかが勝負となります。
レース当日は昼過ぎから雨が降り出しウェットコンディションに。
しかし、昨年のレースでこのコースでの雨は経験済みなので、万全の準備で本番に望みます。
スタート直後、1回目の上り区間を目標より少し早いタイムでクリアします。平坦区間は速度を落とさないことと脚を休めることを意識しました。
このコースの下り区間は比較的自信を持って攻められるので、S字の大きなコーナーと下り終わり以外はDHポジションのままタイムを稼ぎます。
一往復目のタイムは12:50と聞こえ、ほぼ狙い通りのタイムが出ていました。
しかし、2往復目の上り区間で失速したことで、目標を大きく下回るタイムになってしまいますが、一度落ち着いて平坦区間と下り区間は1周回目とほぼ同タイムでこなし26分19秒5でゴールしました。
タイム的に入賞も危ういかと思われましたが、なんとか5位入賞となりました。
終わってみるとパワーデータとしては今の全力を出し切れていましたが、後半の失速が大きく悔いが残る結果となりました。
鉄山選手【甲府富士見店勤務/E1】
タイム=26:23.2
下りと平坦はタイムトライアルバイクに優位がありますが、上りがある分ロードバイクでも戦えると思い参戦しました。
TTは久々ですがペーシングを意識して走り、下りのコーナリングは可能な限り攻めるようにしました。
スタート直前にしっかり雨が降り路面がウェットになったので、より下りは注意します。
1周回目。
気持ちがはやり上りで少し踏みすぎてしまいます。
下りの平坦では踏みすぎず、エアロポジションを意識して良い感じでしたが、30秒差でスタートした市村選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】に下りで抜かれてしまいます。
1周回目の折り返しでその選手に詰まってしまい、自分のタイミングでコーナーを抜けられずタイムロス。
2周回目。
上りはロードバイクに優位があるので抜かれた市村選手を抜き返しましたが、1周回目の上りよりも僅かにペースが遅く、平坦でまた市村選手に抜き返され。
なるべく自分のペースを保って前を目標に踏めるだけ踏みます。
下りに入る前で自分より前スタートの選手が見えたので、その選手を抜こうと頑張りますがゴールまで抜くことができず、ゴールに入る前でもその選手を上手く抜けなかったせいで詰まって踏み切れず8位でゴールとなりました。
自分が想定していたタイムよりも良いタイムで走ることができ、フィジカルや練習の成果には満足ですが、表彰台まではあと4秒足りませんでした。
下りやターン、ゴールのタイミングなどもっと削ろうと思えば削れた部分も多かったので、次回タイムトライアルに参加する時は、そう言った細かいところも考えながら走れたらと思います。
大島選手【北岡崎店勤務/E2】

タイム=27:25.2
E2がスタートする時間ぐらいから雨が降り始める予報でしたが、少し早目に降り出したことでカテゴリー内での条件は平等になりました。
スタートから雨脚も強く各コーナーは慎重にこなしつつペースを意識して走りました。特にダウンヒルの下りはかなりのマージンをとって確実にクリアしていきます。
2周回目の折返し辺りで脚が重くなりだし、少し寒さも感じましたが残り5分といい聞かせて、たれないようにラスト半周回を走りきりました。
結構は1周回目と2周回目は、ほぼイーブンペースで走る事ができ、セグメント時間も誤差なく走れペーシングはしっかりできていたのは良かったと思います。
カーブと下りの処理は甘い所がありましたが、パワー自体はしっかり出ていて、心拍との比率も良かったのでパフォーマンスは好調を維持出来ていると思います。
中村選手【本社勤務/M】

タイム=26:08.0
マスターズ内のライバルは、自分より登坂力に勝る大東選手【mkw】と佐久間選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】。ちょうど自分より1つ前、2つ前のスタート順なので、折り返し地点でのタイム差を確認しながら走行します。
マスターズがスタートする時点では天候は晴れ。
ただ、自分の出走タイミングでは風が強く、最もスピードに乗る下りで横風が吹いていたため、バトンホイールでは大きくハンドルを取られる可能性があり不安でした。
マスターズクラスタの最終出走でスタート。
まずは落ち着いてスピードをあげ、スタートすぐの激坂に入るとともにフロントをインナーギアに落として、心拍を一気にあげないように淡々と脚を回します。
上り切った後はやや緩斜面の下りなので、早めに重いギアでスピードをあげてから軽いギアで休むように走行します。
往路は折り返し地点に向かうまでやや上りますが、焦らずイーブンペースを持続し、復路は長い下りに入るまで全力で走ります。
下りはやはり横風が強くハンドルを取られてしまい、スピードに乗せることができません。
直前の試走では76km/hまでスピードをあげることができましたが、本番では71km/hまでしかあがりませんでした。
落ち着いて下った後は、次の上りに備えながら走り1周回目が完了。
この時点で前走の大東選手は追い抜き、1分差でスタートした佐久間選手との差はそれぞれ30秒程度の目算なので30秒程度リードしている状況。勝つためにはここからタイムを落とさないことが非常に重要なので、1周回目と同じペースをしっかり維持して走行します。
上りが1周回目とほぼ同じペースで踏めていたおかげで、下りを少し安全策で攻めずに、やや余裕を持って走ることができ、最後は力を振り絞って駆け抜けてゴールしました。
後半に少し温存しすぎたせいもあり、目標としていた全体3位以内には数秒届きませんでしたが、この日のためにながわまちTTコースを想定したバーチャルメニューを組むなどしてしっかりと取り組んできた甲斐がありました。
前半戦が全て終わり、マスターズリーダーとしてポイントは大きくリードしています。とは言え今年はロードレースのポイント配分が大きいため余裕があるとは言えません。後半戦最後まで油断せず実績を積み、今年こそはマスターズのリーダージャージを最後まで着用できるように頑張ります。
次のレースは2024JBCF山陽建設佐木島ロードレースと2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム
次戦は7月27日(土)に広島県三原市にある日本一新幹線駅から近い島“佐木島”の公道特設コースで開催される「2024JBCF山陽建設佐木島ロードレース」と、7月28日(日)に広島市西区商工センター1.7km特設コースで「2024JBCF広島トヨタ広島クリテリウム」が開催され、MiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。
初日のロードレースは佐木島内の公道を使ってほぼ1周する10.5kmのコースを使って争われ、2日目には広島市内の公道を使った1周回が1.7kmのコースを使ったクリテリウムが行われます。
今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。