【MiNERVA-asahi】JBCF群馬CSCロード9月大会2Days・レポート

2025.10.02

群馬県の群馬CSCで開催されたロードレース

9月27日(土)~28日(日)の2日間にわたって、群馬県利根郡みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター(通称:群馬CSC)で「JBCF群馬CSCロード9月大会2Days」が行われ、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手たちも参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

毎年、9月の最終週に群馬CSCで開催される恒例のロードレース。今回もE1は6kmサーキットコースを19周回する、114kmの長丁場のレースが設定され、他のカテゴリーのクラスでも長めのレース距離が設定されています。

各選手にとって群馬CSCは走り慣れたコースではあるものの、平地がほとんどなくアップダウンを複数回にわたってこなすのは、非常に脚にくるコース設定で、フィジカルとメンタルの両方が試されるコースとなっています。

 

<<コースマップ>>

出典:「JBCF群馬CSCロード9月大会・テクニカルガイド」より

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

JBCF群馬CSCロード9月大会

<<E1/E2>>6km×19周回=114km
川勝選手【八尾店勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
鉄山選手【本社勤務】
原田選手【小山店勤務】
布田選手【仙台長町店勤務】
町田選手【川越店勤務】
山崎選手【国分寺店勤務】

<<E2>>6km×11周回=66km
小林(将)選手【所沢店勤務】
後藤選手【静岡インター通店勤務】
常富選手【岐阜市橋店勤務】
土井選手【横浜池辺町店勤務】
藤井選手【大蔵谷店勤務】

<<E3>>6km×7周回=42km
三浦選手【清水草薙店勤務】
森實選手【魚住店勤務】

<<M>>6km×7周回=42km
大島選手【北岡崎店勤務】
深谷選手【土佐道路店勤務】

【リザルト】

山崎選手【E1】=12位
小林(毅)選手【E1】=16位
布田選手【E1】=17位
鉄山選手【E1】=42位
川勝選手【E1】=43位
原田選手【E1】=DNF
町田選手【E1】=DNF

土井選手【E2】=1位
藤井選手【E2】=12位
小林(将)選手【E2】=15位
常富選手【E2】=DNF
後藤選手【E2】=DNF

三浦選手【E3】=34位
森實選手【E3】=38位

大島選手【M】=6位
深谷選手【M】=8位

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

山崎選手【E1/国分寺店勤務】

リアルスタートしてすぐに6名の逃げができ、そこにチームから川勝選手、町田選手が逃げに乗る展開に。

その後すぐに町田選手がドロップしてしまい、集団は容認することなく2周回目でこの逃げ吸収します。

他にもアタックをする選手はいましたが決まらず、5周回目の心臓破りの坂で川勝選手を含む4名の強力な逃げができ、集団をコントロールしつつ様子を伺います。

しかし、3分後にスタートした別カテゴリーのゴールに追いつきそうになってしったことで、レースはニュートラルとなり逃げメイン集団もひとつになりレースはふりだしに。

レースが再開して少しペースが落ち、位置取りはさげずに集団前方で動きます。

今度はチームメイトの布田選手を含めた6名の逃げが形成され、新藤選手【EQADS】が単独でブリッジに成功して7名が逃げる展開に。

その後も、集団から飛び出す選手はいますが、すぐに吸収を繰り返すし、残り5周回をすぎたところで大前選手【Roppongi Express】が徐々にペースをあげていき、残り2周回の心臓破りの坂で、前を行く逃げ集団をキャッチしたところで大前選手がアタック

それに新藤選手がついていき2名の逃げができ、メイン集団も追いかけますが、なかなか縮まらず心臓破りの坂へ。

今度は高岡選手【Roppongi Express】がアタックし、これに誰もついていくことができず、集団は4位入賞争いへ。

かなり位置取り争いがはげしくなり、自分の位置取りは良くなかったのですが、コース最短の右側が運良く空いていたため、何名かの選手をパスして12位でのゴールとなりました。

小林(毅)選手【E1/調布店勤務】

今年二度目となる群馬サイクルスポーツセンターでのロードレース

暑さも落ち着き天気も良く、良いコンデションで当日を迎えました。

レース距離は114kmと、JBCFでは比較的長距離になるレースですが、流れるコースなので3時間弱の早いレーススピードが予想されました。

リアルスタートからハイペースで、集団が緩む様子はなく、基本的にはチームメイトの布田選手や川勝選手が反応出来ない有力な動きに反応することを意識して、集団前方に位置取りしていました。

流れで自分も一度逃げたものの、心臓破りの坂であっさりドロップしてしまいました。

5周回目に川勝選手を含む有力な逃げができましたが、レースがニュートラルになり、そのまま吸収されてしまいます。

その後、布田選手を含む有力な逃げができたので集団コントロールを試みますが、最大1分程度からタイム差が開かないまま距離を消化していきます。

残り5周回程度になると、メイン集団内では大前選手【Roppongi Express】を集団の前方で多く見かけるようになり、前を行く逃げ集団へのブリッジに警戒します。

しかし、結果的に17周回目の少し後ろにさがってしまった追えないタイミングで単独ブリッジを許してしまい、更に集団から高岡選手【Roppongi Express】が単独で飛び出すのが見ていたのに追えるがなく、そのまま単独走を許してしまいました。

最後は集団のまま4番手争いのスプリントになったものの、位置取りが悪くて、もがききれないまま16位でゴールとなりました。

布田選手【E1/仙台長町店勤務】

レースはスタート直後からハイペースな展開で進み、集団の後ろに居ない方がいいと分かってはいるものの、普通にキツくて序盤は集団の最後尾あたりを走ります。

エントリーが70人しかいないし、これだけペース速かったらそう簡単に逃げは決まらないだろう、と俯瞰していた部分もあり、あまり良くない。

6周回目で混走だった別カテゴリーのゴールと重なるためニュートラルがかかり、7周回目から再スタート。

残り距離は80kmを切ってるので、逃げ狙いならゴールを目指せる距離でした。

9周回目に高岡選手【Roppongi Express】が集団からスルスルっと抜け出し、自分は反応できる位置にいたので後ろに着くと、そのまま集団とギャップができ、後ろから何人か合流してきて6人の逃げに。

自分としてはゴールを目指すには早すぎるし、集団には元気な有力選手も多い。

一方で逃げのメンバーは、既にキツくて前を牽けない選手もいて、正直「失敗した」と思いましたが、こういう展開から何度も勝ってる高岡選手もいるし、抜け出したからには覚悟を決めるしかないました。

ペースが結構速くて、が揃っているとは言えないけれど比較的協調しながら距離を消化していきます。

途中で新藤選手【EQADS】が単独で追いついてきて7人の逃げに。

14周回目あたりから逃げ集団のペースも落ちてきて、ラップタイムは9分を超えます。

自分も結構キツいけど、逃げが崩壊した時に後ろに取り残されないようにだけ集中します。

17周回目、ペースが中々上がらない中、心臓破りの坂で後続の集団から追いついた大前選手【Roppongi Express】に凄い勢いでパスされ、自分は全く反応できず、唯一反応できたのが新藤選手のみ。

自分はメイン集団吸収されて、あとはただ着いていくのみになってしまい、最終周回で高岡選手が抜け出すものの自分は動く元気がなく、そのまま集団内でゴールとなりました。

鉄山選手【E1/本社勤務】

レースがスタートして3周回目に、チームメイト2名が乗っている逃げに心臓破りの坂からブリッジしようとする選手がいたため、自分の調子をみるのも兼ねて反応し、ツキイチでついて行きますが、めちゃくちゃしんどく、ホームストレートで追いつきましたが、余裕がないどころかオールアウト寸前。

メイン集団もすぐに追いついてきて、ここで千切れてはレースが終了してしまうため、なんとかついていき回復を図ります。

周回を重ね多少回復したものの、自分から何か動くことはできず、集団について行くのみ。

中盤にできた7名の逃げ集団との差が縮まらないが届きそうなタイム差のまま推移して、メイン集団のペースはハイペースのまま緩むことがなく、回復はできずジワジワとダメージが蓄積していきます。

残り4周回の心臓破りの坂で限界を迎え、メイン集団からも遅れて全く踏めなくなり、一緒に遅れた選手たちのグループにもついて行けない状態で、単独で数名回収して42位でゴールとなりました。

川勝選手【E1/八尾店勤務】

リアルスタート直後のアタックで6名の逃げグループが形成されました。

チームからは自分と町田選手の2名が入り、良いスタートが切れた、と思っていたが町田選手がドロップしてしまい、またメイン集団容認せずに2周回目には吸収されました。

その後も、ハイペースでレースが続く中、逃げのチャンスを伺っていると、5周回目の心臓破りの坂で高岡選手【Roppongi Express】がペースをあげていくので追いかけ、上りを終えると高岡選手、大前選手【Roppongi Express】、宇佐美選手【MOAT RACING LAB】の4名で集団から抜け出すことに成功。

かなり強力なグループで、まだ序盤ではあるが逃げ切りの可能性もあるメンバーでしたが、混走だった別カテゴリーのゴール勝負に追いついてしまうということでレースはニュートラルに。

レース再開後は集団のペースが落ちたため、後ろに下がって回復することにしましたが、群馬CSCの細かいアップダウンや下り終わりの縦伸び区間を上手く走れずがどんどん削れていく感覚に陥ります。

これはマズイと思っていたら、チームメイトの布田選手、高岡選手らを含む6名の逃げグループが形成されていることを知り、これにU19リーダージャージを着る新藤選手【EQADS】が単独でブリッジに成功し、先頭は7名となり、タイム差は30秒でした。

自分も逃げ集団にブリッジを試みて単独でアタックし、前を追いかけましたが追いつかず、1周回走行した後にメイン集団吸収されてしまいました。

この動きでかなり消耗してしまい、残り3周回ほど残したところでメイン集団から遅れてしまい、完走はしたものの今季最悪の43位でのフィニッシュとなりました。

原田選手【E1/小山店勤務】

コース幅の割にエントリー人数が少なく、先頭でスタートを切ることができ、1〜2周回目は位置取りに少し苦戦しつつも、なるべく自分のペースを崩さずに走行します。

途中、チームメイトの川勝選手から「次のアタックに乗れたら乗ってね」と声をかけられましたが、とてつもない加速で心臓破りの坂を駆け上がっていったので反応することができず。

しかし、メイン集団の先頭を抑えられたので、追走をチェックするなど対応します。

川勝選手の他にRoppongi Expressの大前選手や高岡選手、宇佐美選手【MOAT RACING LAB】を含む有力な逃げ集団でしたが、ほどなくして混走の別カテゴリーのゴールのためにニュートラルが入ってしまい、レースは振り出しに。

それ以降はメイン集団の先頭から10番手以内で走行していましたが、集中力との疲労が重なり番手を下げてしまい、焦って上り返しのあいているラインを走行した際に、想像以上に路面が荒れていてチェーンが脱落してしまいました。

気がついた頃にはクランクを回してしまっており、チェーンがねじれて歪んでしまい、走行不能となってDNFとなってしまいました。

町田選手【E1/川越店勤務】

リアルスタートと同時にALDINAの選手がファーストアタック

チームメイトの川勝選手がブリッジをかけたので、自分もそれに着いていきます。

逃げるならパワー管理をしないといけないのに、パワーメーターの充電が切れていたため見られない状態で、もう準備段階で負けていたのかもしれません。

1周回はなんとかローテーションして行くことができましたが、調子が悪いのもあるのか、腰が痛くなってしい、集団に戻っても回復せず、そのままDNFとなってしまいました。

土井選手【E2/横浜池辺町店勤務】

スタート直後にはペダルキャッチをミスしてしまい、1周回目こそ遅れてしまいましたが、その後は理想的な位置取りで走ることができました。

レースの展開としてはマークしていた強豪選手が代わる代わるに飛び出すも、決定的な逃げは決まらない展開に。

とはいえ、いつ何が起こるか分からないため、常に飛び出した選手に対してもマークと警戒を怠ることが出来ない緊迫した状況でした。

何度か飛び出した選手への反応をしているうちに、ややに疲労を感じ始めたため、残り5周回あたりで逃げが決まることは無いと予想して、集団の後方へ位置をさげます。

周回レースでは最終周回に向けてペースアップが起こるので、ペースアップに対応する為にも、ここで位置をさげたのは自分としては正解でした。

その後も、予想通りに目立った逃げは決まらないまま、最終周回を迎えます。

最終周回ではアップダウンのあるコースで、それぞれが得意な場所で仕掛けてくる可能性が多いので、特に上り区間でクライマーが飛び出すことを警戒していました。

しかし、メインの上り区間での飛び出しは無く、もはや残るはゴール前のスプリント勝負にもつれ込むと予想。

絶対的なスプリント勝負では自信が無かった為、自分にできる事としてはスプリントがかかる前に飛び出して、逃げ切るのが吉と考えていました。

結果としては毎周回、集団の速度に緩みの出ていたゴール前500m地点で、思い描いた通りの飛び出しが決まり、そのままゴールラインまで逃げ切って、優勝を勝ち取ることができました。

E3からE2への昇格も綾川町ロードレースでの優勝、今回のE1への昇格もロードレースでの優勝という形で進めることが出来たので、本当に嬉しかったです。

藤井選手【E2/大蔵谷店勤務】

リアルスタート後も、しっかりと集団の前方をキープし、何度か逃げが発生しましたが、すぐに吸収されてを繰り返します。

下りではカーブがきついため、ほとんどの選手が慎重に下っていたため番手をさげることはなく、また上りで仕掛けてくる選手がいないか警戒していましたが、そこまで踏む選手はおらず、心拍もも余裕がある状態で周回数を重ねます。

最終周回のゴール直前のバックストレートでは、メイン集団から先行している選手を捕まえるため集団の先頭を牽きます。

自分はゴール前のスプリントに絡める自信はなかったのですが、後ろを走っていたチームメイトの土井選手が少し早めにスプリントを開始して、先頭でゴールラインを通過し、自分はそれを見届けて集団内の12位でゴールとなりました。

小林(将)選手【E2/所沢店勤務】

スタートは最前列に並べたのでローリング中は前方位置しながらリアルスタートへ。

前半はアタックがある度に常に前方に位置してブリッジをかけに行いますが、集団もすぐ追いついてくる状況が繰り返され、大きな動きがないまま残り4周回へ。

コントロールラインで数名の飛び出しがあり、それについていきますが踏み辞めてしまったので、その数名の選手をかわして、そのまま踏んでいき、コース最初の下りに入った所で集団から抜け出せたので、単独で逃げ開始。

後ろから2名ほど追走して来る選手が見えたので、追いつくの待ちながらヘアピンコーナーを抜け1号橋を上っていると、メイン集団も近づいてきて吸収されてしまいます。

しかし、まだ余力があったので、残り3周回のコントロールライン付近で、同じタイミングで逃げます。

追走が数名来て合流してきますが、また集団に吸収されてしまいます。

今回は余力が有る限り逃げにチャレンジしようと思っていたので、あずま屋を過ぎた下りの入り口でアタックし、心臓破りの坂を2名で抜け出しますが、結局これもバックストレートでメイン集団吸収されてしまいました。

息があがったので、10周回目は心肺を落ち着かせて最終周回に入ります。

最後の心臓破りの坂で集団のペースがあがりますが、集団の前方でクリアし、最終コーナー抜けたストレートで隣の選手と接触してしまい、バランス崩さないようにするのが精一杯で、ゴールスプリントには絡むことはできず先頭集団の後方でゴールとなりました。

常富選手【E2/岐阜市橋店勤務】

前半は集団の半分より前に位置取って走り、落車回避のために、なるべく走り方に安定感のある選手の後ろを走行するように心掛けました。

レースが後半に差し掛かる6周回目くらいから、徐々に集団が活性化し始め、強力なアタックを警戒して、心臓破りの坂付近では先頭付近をキープします。

チームメイトの小林(将)選手、土井選手も同じく逃げに乗りたそうな雰囲気だったので、一緒に飛び出すことができれば心強いなと思っていました。

8周回目のヘアピンコーナー直後に小林(将)選手含む4〜5名の選手が数秒先行し、のあるメンバーが揃っていたので、逃げが決まる可能性もあると判断して、下りで縦伸びした集団から飛び出してブリッジしました。

しかし、上りの途中で同じくブリッジを狙った選手が膨らんできて接触してしまい、コース外に弾き飛ばされる形で落車。

すぐ立ちあがることはできましたが、擦過傷が大きく、リアのエンドも曲がってしまい戦意喪失したため、自力でコントロールラインまで走り、レース途中で降りてDNFとなりました。

後藤選手【E2/静岡インター通店勤務】

ローリングスタートで最前列を確保しつつ集団中ほどでリアルスタートします。

集団のど真ん中にいた為、ドラフティングでアップダウンをクリアし心臓破りの坂もクリアし、1周回目はメイン集団で通過しました。

2周回目も同じ流れで行こうと考えていましたが、前にあがる隙を見つけられないまま下りが終わりアップダウンに侵入してしまい、集団の流れに乗れずに、ほぼ最後尾で心臓破りの坂へ突入して、メイン集団からドロップ

3周回目のホームストレートで、なんとか集団に追いつきましたが、下りで前にあがる事ができず、集団の最後尾でアップダウンへ突入そ、挽回できずにそのまま完全に千切れてしまいました。

その後は、他の千切れた選手と力を合わせて完走を目指しましたが、7周回完了でタイムアウトによりDNFとなりました。

三浦選手【E3/清水草薙店勤務】

E3のスタート時間が15時15分からと遅かったため、昼前にある試走はせずに、ローラーでのアップと少しの実走を行い、普段はあまりアップの時間が取れず体の動きが悪いことがあったのですが、今回はアップに時間を取ったので、出走時の体の動きは好調でした。

100人以上の出走でスタート時は後方からスタートしましたが、後方にいては勝負にならないので1周回目の完了時で30番手ほどまであがり、この位置であれば割と楽に走れるなと思い、3周回完了時まで維持します。

4周回目に入ってすぐのホームストレートで、自分の前の選手がアタックしたので、一緒に逃げることに。

いまの自分の実力を測る為、その後の下りを安全に走行すること、すぐ捕まっても先頭付近に戻れることなどを考慮してアタックに乗りました。

結果として下り区間は2人で走行し、上り区間で少し人数を減らした集団に戻りました。

ここまでは、まだ体力に少し余裕があったのですが、5周回目あたりからアタックが頻発し、集団の先頭にいなければゴールに絡めないと思い前方に位置していました。

しかし、その後の心臓破りの坂で前の選手が急に失速し、後方から来た集団に抜かされてしまい、集団最後尾より少し後ろに位置をさげてしまいました。

追いつこうとしましたが、集団から徐々に離れてしまい、残り2周回は勝負に絡むことができずにゴールとなりました。

森實選手【E3/魚住店勤務】

出走は全体の後方からスタートし、リアルスタート後も集団は縦伸びするが先頭付近にあがれるよう踏んでいき、心臓破りの坂の後のバックストレートで、集団が緩んだタイミングで一気にあがり、6番目で1周回目を通過します。

2周回目に入り、下りで少し番手を落としてしまいましたが、周りと比較して重量のある自分は、上り返しですぐに先頭まで戻るかたちで集団に残り続けます。

その後、上りの箇所で複数の選手がペースをあげていき、反応して付いていこうとしますが、前を走る選手とハスりそうになり、上り区間にもかかわらず少しブレーキ。

その後の全開で踏むことがかなりの無駄脚となってしまいました。

5周回目まで先頭で走り続けますが、途中でふくらはぎが攣ってしまい、集団からドロップ

少しの間、まともにペダルも回すことができませんでしたが、足切りにならないよう後ろから追いついたグルペットに合流して、38位でゴールとなりました。

大島選手【M/北岡崎店勤務】

スタート後はなるべく集団の前方で走りますが最初の下り後のS字とヘアピンの処理が難しく、インターバルがかかり無駄脚を使ってしまいます。

中切れを埋めつつ最初の心臓破りの坂に入りますが、心拍数の割に呼吸が苦しく感じ、もなんとか踏めますが余裕はありませんでした。

先頭でチームメイトの深谷選手が積極的に展開しますがあまり集団は絞れず、私も前に出ても抜け出せる動きまでは取れずに、もどかしい状態でレースが進んでいきます。

心臓破りの坂では常に、西川選手【Honda栃木】や中里選手【Gufo Cycle Works】らが積極的に動き、が削られて4周回目の上りでついていけずナチュラルに千切れてしまいました。

このままでは終わると思ったので心臓破り後の下りを全開で踏んで集団に戻りますが、も呼吸もかなりギリギリだったので、その後は集団の真ん中を維持する程度で回復に努めます。

6周回目には少し回復してきたので、深谷選手の動きのフォローに入りますが抜け出せる展開までは作れませんでした。

最終周回のヘアピン後に数秒のギャップができSBC Vertex Racing Teamの選手と三浦選手【パラティアムTOKYO DIMARE】と抜け出し、深谷選手も合流しましたが、心臓破り前に集団に捕まってしまい、ここで深谷選手と全開で回せば心臓破りに2人で入り抜け出せることができたのかもしれません。

その後は、集団のまま最終周回まで進み、優勝した遠藤選手【Roppongi Express】の後をキープしていましたが、スプリントの掛かりが違いすぎて反応してからでは全く追い付けず、入賞ギリギリの6位でゴールとなりました。

深谷選手【M/土佐道路店勤務】

スタートから出場選手の人数が多いSBC Vertex Racing Teamが動いて来たので、一緒に攻撃に参加し、2周回目まで集団が緩むのを許さないよう走ります。

逃げを作りたく、上りで積極的に動く西川選手【Honda栃木】と何度かトライしますが、上りでは西川選手と自分の 2人の方が有利ですが、下りで集団に捕まる展開になり、決定打がないままレースは進みます。

にも余裕があったので、4周回目の心臓破りの坂でアタックして少し集団との差が開き、ブリッジしてきた西脇選手【パラティアムTOKYO DIMARE】とジョインして逃げを作りたかったのですが、上手くローテーションが回らず、単独の逃げに切り替えるか悩んでいると、マスターズリーダージャージの遠藤選手【Roppongi Express】が、この逃げを許さず集団で追ってきて吸収されてしまいました。

その後も、心臓破りの坂で5名くらいが飛び出しますが、SBC Vertex Racing Teamの選手たちに、下りで追いつかれる展開が続き、大きな動きがないまま最終周回に。

下り切りからの上り返しで3人の選手が飛び出し、に余裕があったので3人にブリッジし、レースを進めます。

しかし、山本選手【SBC Vertex Racing Team】が心臓破りの坂に入る前に、集団と共に追いつき、ゴールスプリントに向けて、集団のままバックストレートへ。

SBC Vertex Racing Teamの選手が先に飛び出し、これに反応してしまい、ラスト500mで先頭に出てしまいタイミングを測って、ラスト300mからスプリントしますが山本選手と遠藤選手が後ろから捲って来て、焦ってしまい、集団に埋もれてゴールとなりました。

次のレースは大星山ヒルクライム&しゅうなんクリテリウム

次のレースは10月18日(土)~19日(日)の2日間にわたって、山口県平生町の大星山特設コースで「第11回JBCF大星山ヒルクライム」と、山口県周南市の周南緑地運動公園内特設コースで「第10回JBCFしゅうなんクリテリウム」が開催され、それぞれMiNERVA-asahiの選手たちも参加を予定しています。

毎年、シーズン終盤に開催されるこれらのレース。

大星山ヒルクライムは、レース距離自体は7.9km(標高差428m、平均斜度5.1%)と短めですが、ゴール手前にかけて非常に斜度がキツくなるコース。スタート後すぐは田畑の間を抜けるドラフティングが効くほどのフラットな区間があり、そこから一気に大星山の頂上に向けて斜度がキツくなります。

しゅうなんクリテリウムは隣接する陸上競技場と野球場の周りを大きく周回するコースですが、1か所180度のヘアピンコーナーがあり、ハイスピードでありながらインターバルも掛かる難しいコース設定となっています。

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。