
TOPICS
- あさひからツーリングに便利な防水バッグが新登場!
- ポイントは高い防水性!ラインナップを紹介
- 防水性能をチェック!
- サドルバッグを使って北海道を旅してきました!
- お求めやすく、必要な分だけ揃えられる手軽さ。
あさひからツーリングに便利な防水バッグが新登場!
こんにちは、ネット店スタッフのYaromaiです。
普段はレース活動をしており社内でもそちらの方がメインに見られがちな私ですが、
実は好きなことはレースよりもツーリング。自転車での旅が好きです。
数年前から人気が出て現在はもはや主流ともいえるバイクパッキングスタイルでのツーリング。
簡単に言えばキャリアなどを使用せず自転車に直接バッグを取り付けることで荷物を収納するスタイルですが、
あさひからも今年、新しいバッグシリーズが発売されました。
今回はその商品を紹介していきましょう。
ポイントは高い防水性!ラインナップを紹介
まずは一番の売れ筋、最近のツーリングスタイルの定番と言えば大型のサドルバッグです。

7リットルとあまり数値上は大容量とは言えないスペックにみえますが 、実際に使ってみると思ったよりしっかり荷物が入ります。
サドルバッグには中の空気を抜くコンプレッションバルブも備えているので、スペースが余った際も荷物をしっかり圧縮して収納が可能です。
圧縮前(上)後(下)
更に、以前に当社で発売していたモデルに比べるとふらつきにくい(お尻が振れにくい)仕様になっています。
以前のモデルは底面とサドルレール部分に固定するストラップの角度が立っておりバッグの固定位置が近く、この状態ではストラップでがっちり固定してもストラップより後ろの部分の方が大きくふらつきを感じることがしばしばありました。
画像を見てわかると思いますが、サドルレールとバッグを固定するストラップよりフレーム側の面積とそれより後方の面積を比べるとかなり後方部分が長いのがわかります。
このタイプはサドルバッグ用スタビライザーなどと併用するとがっちり固定できます。
それに対して今回のモデルはストラップの角度が寝ていることでより遠くの位置からバッグを引き付けてサドルに固定することができるため、バッグ全体がふらつきにくくなっています。
先ほどの商品と比べると、レールと固定しているストラップから後方の面積が少ないですよね。この差が以前のモデルよりもふらつきにくい点につながっています。
シートポストへの固定方法については、D環のない面ファスナーでの固定。
(D環を使用する場合は一度反対側にベルトを通し、D環を支点にグイっと引っ張って固定します)
これまでD環を使用するタイプばかり使用していたので、私は当初はこれでちゃんと固定できるの?と不安視していましたが、問題ありませんでした。
気を付けるのはシートポストに固定するときだけは左右に大きくずれないように抑えながら引っ張るくらいでしょうか。
取付け時の注意点としてはサドル高は少し余裕が必要!
私のクロモリホリゾンタルフレームでは出ているシートポストの高さが少し足りず、シートクランプ部分に被ってしまいました。
その他では後方にはライトを引っかけるループを搭載。この辺りは抜かりありません。
続いては、バイクパッキングスタイルではこれも定番になってきているフレームバッグです。

止水ジッパーを利用し水の侵入を防ぐほか、隙間ができやすいジッパーのエンド部分はフードを設けることで水塵の侵入を防止。
ジッパーの開け閉めは少し固めですが、ライド中にストレスなく開閉できるくらいのスムーズさではあります。
また、フレームバッグによくある問題としては
「大きすぎるためにフレームに取付けができない」
「取付できてもボトルのスペースをつぶしてしまう」等がありますが、
程よい大きさと使いやすい形状になっており、特にシートチューブ側のボトル(縦方向)も取出しやすいので走行中の使用におけるストレスは少なめです。
ダウンチューブ側のボトルはボトルの長さやフレームによって多少抜きにくくはありますが、停止時に飲むのであれば気にならない程度。
容量は深さがあるので携帯食やモバイルバッテリーも入りますし長さも程よくあるので携帯三脚や携帯ポンプなども様々収納可能です。
固定用のベルトも「無駄に長さが余らない」のでクロモリフレームでもベルトが余ってピラピラすることなどがなく、気になりません。
装着してみて一点気になったのは、ベルト素材が少し硬めなこと。夏の汗がついた肌でペダリング時に当たると肌が荒れてしまいそうでした。
ただ、秋口のハーフパンツを履いて走行するバイクパッキングキャンプなんかではこの辺りは気にならないでしょう。
逆にそのようなシチュエーションで使用する際は防水性やその大きさのメリットの方で大活躍してくれそうな気がします。
続いてはトップチューブバッグです。

細身の形状と控えめな容量で走行中も脚に当たりにくいようになっておりますが
中にはスマートフォンや補給食、モバイルバッテリーなどが入れられるに足りる容量も備えています。
もちろんフレームバッグ、ハンドルバーバッグとの同時装着が可能になっています。コラム側の固定力もバッチリです。
最後はハンドルバーバッグです。

少し大きめのハンドルバーバッグ。
両面ロールアップになっていることで左右どちらからでも収納・アクセスしやすく、また装着時の左右バランスもとりやすい構造になっています。
サドルバッグと同様コンプレッションバルブを裏側に備えているので、収納後の空気抜きや荷物の圧縮ももちろん可能。
長めの面ファスナーストラップでハンドルへの固定力も高く、定番のライト用のループも備えており基本性能は抑えた使いやすいバッグです。
ただ、こちらは横幅が広いため取付車種を少し選びそう。普通のロードバイクでは装着はできても下ハンドルが握りにくくなるのでお勧めできません。
グラベルツーリング系の大きく広がったフレアハンドルや、フラットハンドルでの取付をお勧めします。
防水性能をチェック!
このシリーズのバッグ、なんといってもその特徴は「防水・防塵」性能。
耐水圧15000mmの600デニール生地を使用しており、実際に触ってみると「丈夫そう」という印象が先に立つほどしっかりとした生地になっています。
また、基本的に各パーツは「縫製」ではなく「圧着」しているタイプなのでよく布製品にある縫い目からの浸水という心配はありません。
オルトリーブのような完全防水ではないものの、IP64の試験をクリア(耐塵、防沫)。
防水性能でいえば「あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない」ということです。
フレームバッグも止水ジッパーを使用しているのでかなり防水性は高そうです。
気になるのは、じゃあ「実際のところどのくらいの防水力なのよ?」という点。
というわけで実際にフレームバッグと一緒にお風呂に入ってみました。
まずは通常の雨を想定してシャワーを一緒に浴びてみます。
その後土砂降りを想定してひたすら上から斜めからシャワー攻めをしてみました。
腕がつかれてきたのでそろそろやめて中身をチェック。
見てみると、浸水チェックのために入れた新聞紙は一切湿っておりません。
普通は「水がかかった」程度は問題なくてもシャワーを浴びると大概浸水するものですが、なかなかやります。
次に真横から勢いよくかけてみると…
ファスナーの端、少し隙間がある箇所から若干の浸水。それ以外に浸水はありません。
ここはファスナーをきっちり閉め損ねがちなところです。
逆に言えばファスナーはしっかり閉めておけばフードがついているので走行中ここからは浸水しないということ。
(フードの後方から見て、自転車後方から真横に水がかかるというケースはまずないと思います)
最後に水に沈めてみると…
あっ!これはさすがにやりすぎました。止水ファスナーとは言え「完全防水」ではないのでの隙間から浸水しました。
完全防水ではないのでこの辺りが限界でしょう。
ただ、常識的な雨のレベルでは簡単には浸水はしないようですね。
防水性能はかなり優秀なようです。
サドルバッグを使って北海道を旅してきました!
今期は新型コロナウイルス感染症の影響もありレースもツーリングもあまりできておりませんが、
徐々に再開されるレースの合間に北海道にツーリングに行ってきました。
なお、私のファストツーリングスタイルでは走行性能と携行性を重視するので、
防水バッグシリーズの中のトップチューブバッグとフロントバッグ、フレームバッグは今回はお休みです。
(防水バッグシリーズは容量も大きくしっかり収納できますが、荷物を最小限で済ませる今回の旅には役不足でした。)
代わりにフロントバッグとフレームバッグはより小型の製品を使用します。
バッグを自転車に取り付けた状態はこちら。
収納している内容についてはこんな感じです。
■サドルバッグ
Tシャツ、パンツ、下着、手ぬぐい、レインジャケット
モバイルバッテリー、USB用コンセント、ケーブル、輪行セット
外に歩行用シューズ取付け
荷物は最小限に抑えたので、余裕で入ります。
しかもサドルバッグに関しては空気抜き用の弁があるため、
しっかりと圧縮してできる限り小さくしたうえで収納、取付けが可能です。
実際にものを入れてみたところで考えると、サドルバッグは荷物を減らしたいファストツーリングにもちょうどいいイメージ。
まだ収納できる余力については、道中手に入るお土産を放り込んでいきます(ある程度増えたら家に郵送)。
サドルバッグにこれで7日分。夏のツーリングなので荷物は必要最小限で進みます。あとは現地対応!
今回その他の携行物は下記の通りです。
■フレームバッグ
カメラ用ミニ三脚、ミニポンプ、ワイヤー錠、スポーツドリンクの素
■フロントバッグ(フードポーチ)
デフォルトは空(途中で購入した補給食や、充電中のスマホなどを収納)
■ボトルケージ下ケース
携帯工具セット(ツール、ボンベ、チューブ、パッチ)
実際にこれで1週間の北海道の旅をしてきましたが、総合的な印象としては「満足」。
道中、雨上がりの水の跳ねる道路や水たまりのあるダート道、霧雨の中ウェット環境での走行もありましたが、中への浸水や汚れの侵入は一切なし。
特にウェットかつ砂や泥の多い環境で走る際にドロヨケ代わりの存在になってくれる点は大きかったですね。
防水バッグの名に恥じない実績でした。
あえて言えばもう少し軽量だといいのですが、この辺は防水性能とのトレードオフですね。
お求めやすく、必要な分だけ揃えられる手軽さ。
今回私は主にオンロードのツーリングで使用しましたが、この防水・防塵性能であれば本職はグラベルやキャンプツーリングでしょうか。
今度はフロントバッグなどもフル装備でグラベルバイクに装着して、旅に出てみたいですね。
ここまで紹介した使いやすさでありながらお値段が抑えられているのは非常に魅力。
一つずつでもいいですし、自分に必要な分だけ組み合わせて購入するのも良し。もちろんフルセットでコーディネートしてもOKです。
これから旅やツーリングに出かけてみたいと考えている方、新しい防水バッグシリーズ、いかがでしょう?
TEXT:yaromai