【年齢・用途別ガイド】命を守る!自転車ヘルメットの選び方とポイント

2024.10.15

命を守るヘルメット

ヘルメットの着用が努力義務化されて、早1年半が経ちました。私の自宅付近でもこの1年程の間で、多いとは言えないものの、ヘルメットを着用されている方を見かける頻度が増えているように感じます。

実は自転車事故での死因は頭部のケガが最も多く、頭は一番守らなくてはいけない部位です。ぜひベストなヘルメットの選び方、ポイントを押さえておきましょう!

 

★10秒まとめ読み

ヘルメットは試着してサイズの合ったものを選びましょう。頭部のケガは事故時の死亡リスクが最も高いので、命を守るためにも適切なヘルメットの選び方と着用法を把握しておきましょう!

ヘルメットの選び方 ~基本編~

使う方の年齢や用途を問わず、ヘルメットは実際に試着してみて購入するのがオススメです。

ヘルメットの底面が横にまっすぐになるように被り、アジャスターダイヤルを頭が痛くならない程度まで締めてサイズを確認します。窮屈で頭頂が浮いてしまっている場合、逆に余裕がありすぎてヘルメットが不安定な場合はサイズを選び直してください。

サイズ以外に形状も大切です。海外メーカーのヘルメットは、ヨーロッパ系の細長い頭部形状に適した形になっていることがあり、丸に近い日本人の頭部形状にはフィットしない場合があります。装着時、頭のハチの部分が痛む場合は、頭幅がより広く、より真丸に近い形になったアジアンフィットモデルのヘルメットがオススメです。

また、安全規格付きのものを選ぶようにしましょう。特に助成金利用の場合には条件となることがありますので、以下のような安全規格の認証マークの有無も要チェックです。

ヘルメットが頭部を保護する仕組みや、正しい着用方法はこちらの特集をご覧ください!

【年齢、用途別】ヘルメット選び方のポイント

ヘルメットの種類を大きく分けると、子ども用と大人用。大人用はさらに普段使い用、通勤・通学用、スポーツ用という分け方ができると思います。

■子ども用ヘルメット →サイズ重視!

子ども用のヘルメットは、「お子様の頭にピッタリのサイズ・形状」を選ぶことが大切です。

成長を見越して大きめサイズを選びたくなりますが、ある程度サイズ調整ができますので、ジャストサイズのものを選んでください。ちょっとした重さの違いでもお子様にとっては負担が大きく変わります。その点でも大きめより、ぴったりサイズのものがよいでしょう。

■大人用ヘルメット 日常使い用 →使いやすさ重視!

お買い物やお出かけなど普段着で乗ることが多いと思うので、服装を選ばず馴染みやすいカジュアルでシンプルなカラー、形状のヘルメットがオススメです。

バイザーを付けると帽子のようなシルエットにもなるものは、特に日常使いしやすいと思います。

■大人用ヘルメット 通勤・通学用 →バランスの良い機能性を重視!

かぶる頻度や時間が増えますので、軽量で、通気性の良いものがオススメです。また暗くなってから乗ることもあるので、車など他の道路利用者から認識しやすい明るい色のものや、後部や左右にリフレクターのあるものを選ぶとより安心です。

大人用ヘルメット スポーツ用 →パフォーマンスの高さ重視!

サイクリングやレースで使われる方は、長距離・長時間使用されることが想定されるので、ベンチレーションが多くてより通気性が良く、より軽量の本格モデルがオススメです。

イベントやレースへの参加にはJCF公認マークの付いたヘルメットが必要な場合がありますので、マーク付きのものを選びましょう。

まとめ

ヘルメット選びは年齢・用途に関わらず、まずは試着してサイズの合ったものを選びましょう!そこから、年齢・用途に合わせてどういった点を重視すべきか天秤にかけて、あなたにぴったりのヘルメットを見つけましょう!

 

昨今はヘルメットの購入の際に補助制度(助成金)を導入している自治体が多くあります。まだヘルメットをお持ちでない方は以下のバナーのリンク先より、あなたの街ではどうか調べてみて、この機会にご購入をご検討ください。

「私は大丈夫」と思わず、命を守るためにも、ぜひヘルメットを着用してくださいね。

TEXT:スタッフかにっこ