
TOPICS
- 愛知県新城市の新城市総合運動公園内特設コースで開催されたクリテリウム
- 能戸選手【浜松幸店/E1】
- 川勝選手【新金岡店店/E1】
- 鉄山選手【甲府富士見店/E1】
- 小林(毅)選手【調布店/E1】
- 大島選手【北岡崎店/E2】
- 後藤選手【静岡インター通店/E3】
- 次のレースは第2回JBCFしものせきクリテリウムと第92回全日本自転車競技選手権大会
愛知県新城市の新城市総合運動公園内特設コースで開催されたクリテリウム
6月1日(土)~2日(日)の2日間にわたって愛知県新城市の新城市総合運動公園内特設コースで「第2回JBCF新城クリテリム2DAYS」が開催されMiNERVA-asahiの選手たちも参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
昨年も同じ会場でクリテリウムが開催されましたが、E1~E2クラスタは初日に予選が行われ、予選の順位が良かった選手から順番に2日目の決勝レースのスタート位置が決まるという、モータースポーツでは多くみられる予選のタイムが良かった選手がポールポジションを獲得できるような、自転車レースでは珍しい形で開催されました。
また、初日の予選で決勝進出ができなかった選手だけによる決勝進出を懸けた敗者復活戦も日曜日に行われました。
▶昨年の第1回JBCF新城クリテリウムのレポート
第2回開催となる今回は、2日間ともに決勝レースが開催され、2日間で獲得したポイントが個人とチームに加算される予定でしたが、2日目はE3のレースがスタートしてから雨が降り出し、また雷が鳴り始めたため審判の判断によりレースは途中で一時中断となり、その後レースは中止となってしまいました。
その後のE3のレースも同じく途中からの雨と雷の影響でレース途中でキャンセルとなり、その後に開催予定だったE1のレースも含めてレースは開催されずキャンセルとなってしまいました。
コースは、新城市総合運動公園内にある陸上競技場と野球場の周りをまわる、オーバル形状に近い1周回が約1kmの周回コース。
単調なコースですが若干のアップダウンがありハイスピードなレースが展開される為、レース中は休むことができる場面がなく終始選手たちは高い出力で走り続ける必要のあるレースとなっています。
<<コースマップ>>
出典:「第2回JBCF新城クリテリウム」テクニカルガイドより
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
<<E1>>1.0km×45周回=45.0km
川勝選手【新金岡店勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
鉄山選手【甲府富士見店勤務】
能戸選手【浜松幸店勤務】
<<E2>>1.0km×35周回=35.0km
大島選手【北岡崎店勤務】
<<E3>>1.0km×25周回=25.0km
後藤選手【静岡インター通店勤務】
【リザルト】
川勝選手【E1】:DAY1=13位、DAY2=キャンセル
小林(毅)選手【E1】:DAY1=32位、DAY2=キャンセル
鉄山選手【E1】:DAY1=27位、DAY2=キャンセル
能戸選手【E1】:DAY1=8位、DAY2=キャンセル
大島選手【E2】:DAY1=12位、DAY2=キャンセル
後藤選手【E3】:DAY1=4位、DAY2=キャンセル
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。
能戸選手【浜松幸店/E1】

1kmのオーバルコースを45周回するのはクリテリウムとしてはJBCF最長クラスのレースで、単純なコースなので逃げはなかなか決めにくい。
スタート直後から他のチームの選手数名が、変わるがわるアタックしていく展開で、U23以下の選手や高校生がとても活発的にレース中も動いていました。
チームとしてはレース最終盤、勝負に持ち込みたかったので、自分は集団の前に位置付けてその逃げを捕まえにいきます。
脚力が未知数な選手が多いので2人までの逃げなら静観し、3人以上なら追いかける作戦でした。
決定的な逃げは決まらないままの残り2周回に入ったところで、三浦選手【湘南工科大学附属高等学校】が飛び出し、チームメイトの小林(毅)選手を先頭に集団が追いかけます。
2番手に同じくチームメイトの川勝選手、そして一人挟んで自分の並び。
川勝選手の前まであがって2番手に入りたかったのですが、ここまでで結構消耗していて、前に出てもペースを維持できる気がしません。
最終周回の最終コーナーに4番手くらいで差し掛かかり、スプリントを開始するも伸び切らずに8位でゴールとなりました。
終わってみれば、レースの平均速度が44km/hと、ペースがとにかく速く、キツいレースでした。
川勝選手【新金岡店店/E1】

コースは基本的に高速で流れ続け、90度コーナーの後に数秒ダッシュが必要なくらいで難易度はそこまで高くありません。
チームメイトの能戸選手と小林(毅)選手が集団前方をキープし、同じくチームメイトの鉄山選手と自分は集団の真ん中あたりを走るシーンが多かったです。
自分はラスト1周回で集団から抜け出したいと思っていましたが、あまり調子良く走れていなかったので、鉄山選手にそれを伝えて鉄山選手のスプリントに向けて位置をあげていきます。
ラスト5周回くらいから能戸選手と小林(毅)選手が集団を牽引します。
ラスト2周回で1名の選手がアタックし、これに小林(毅)選手が猛スピードで追走を続けるも自分がそのあとのスピードを維持することができずに集団に埋もれてしまいました。
最終周回に入る直前、これまで上手く合流できていなかった鉄山選手が一気に前方へ。
あれ?と、少し戸惑いましたが、鉄山選手は周回数を間違えていたらしく…。
結局、最終盤にチームの連携がうまくとれずに、終始集団の前方を維持していた能戸選手がチーム最高位の8位でゴールし、自分は集団に埋もれてしまい集団中ほどの13位でのゴールとなりました。
鉄山選手【甲府富士見店/E1】

今回が初参加となった新城クリテリウム。
レース前にはコース試走を入念に行い、最もインターバルがかかる最終直角コーナー部分をできるだけスムーズにクリアできるよう位置取りを考えて走ります。
ゴールまでは上り基調かつコース幅も狭いので、良い位置でコーナーを抜けたらロングスプリントで先頭で飛び込みたいと最終局面はイメージして試走しました。
レース序盤は集団の後方に位置してしまいインターバルがきつめですが、中盤から後半にかけては前方で展開でき、懸念としていた直角コーナーもスムーズにクリアして周回を進めます。
それにより力をセーブできたからか調子が良いためか、かなり余力を残すことができていました。
残り5周回あたりからチームメイトの小林(毅)選手、川勝選手、能戸選手が集団前方で展開していたので自分も前にあがり最終周回を待ちます。
最終周回と思っていた周回でコーナー明け4番手で、まわりが少し緩んだので減速せずそのままロングスプリントかけました。
先頭でゴールラインを通過するも1周回間違えていて、そこからがラスト1周。
再度集団につきましたが、再度踏めることはなく27位でゴールとなってしまいました。
DAY2に挽回するつもりで、日曜日の午前中に富士ヒルクライムを走り、下山後に新城クリテリウムの会場まで移動しましたが、スタート直前で雷雨によりレースはキャンセルとなってしまいました。
小林(毅)選手【調布店/E1】

1km×45周のE1の中では比較的距離の長いクリテリウム。
最終周回の手前からチームメイトの飛び出しによる単独逃げ切りを狙う作戦で、その展開に持ち込めるよう逃げに対するチェックや集団のコントロールを行っていきたいところ。
また、その後の集団スプリントで上位を狙えるようポジション取りを行っていく予定でした。
昨年の新城クリテリウムでは、2日間ともDNFしてしまったレースだったので不安もあったため、序盤は集団前方にあがり少し様子を見ます。
基本は集団中盤よりも後ろにさがらないようにポジションを維持します。
何度か自分からアタックしてみたり、他の選手の逃げに反応してみますが集団がかなりハイペースで逃げは決まらない状況でした。
残り5周回に先頭付近でチームメイトの能戸選手と川勝選手と自分の3人が集まるタイミングがあり、自分が先頭に出る展開になりますが、残り周回数を考えるとここでローテーションを回して集団後方へさがってしまう展開は回避したかったので、また番手にはチームメイトが入っていたこともあって、可能な限り最後まで脚を残して欲しかったので、全力で集団の先頭を牽き切り1周半を残してメイン集団からドロップ。
少し休んでから踏み直して32位でゴールしました。
大島選手【北岡崎店/E2】

【DAY1】
リアルスタート後の数周回は様子を見るために、集団の中盤〜後方で走りますがファーストアタックがかかります。
後方に位置していたため集団前方の状況が分かりづらい状況でしたが、徐々に集団内の番手をあげて集団前方に出ます。
先頭まで出た周のバックストレートで、最初の逃げは捕まり、中盤は牧田選手【eNShare Cycling Team】が集団前方でかなり強く牽く場面が多いなか、前方での位置取りはキープ出来ていました。
しかし、後半に差し掛かる周回のバックストレートのギャップで抜重が出来ず外側へチェーンわ落としてしまいました。
一か八かで走りながらインナーへシフトすると、チェーンは元に戻りましたが、集団最後方まで位置を下げることに。
残り2周回で相澤選手【Vite Jambe】がアタックし集団が縦伸びしますが、脚があまり残っておらずポジションをあげきれないまま最終周回へ。
ホームストレートから最後の力を振り絞り、バックストレートで番手をあげていきますが、前からドロップしてきた選手に前をふさがれる形となり最終の直角コーナーの時点で集団中頃に。
最後は踏み切る脚がないまま12位でゴールとなりました。
【DAY2】
前日の疲労もあり朝から身体と脚の感触はイマイチで、アップ中のガーミンのデータも良くありませんでした。
ただ、5月からインターバルトレーニングで負荷をかけた次の日が身体が重くても踏める日が多かったので、そうなってくれることを期待して走ります。
スタート直後にいきなり2名の逃げが決まります。
6〜10秒程度の差を維持しつつ、集団の先頭あたりでペースを作りつつ10周回位まで進んでいきます。
その後数周回して、さすがに2名の逃げではペースも持たずメイン集団が逃げを吸収しました。
すぐあとのホームストレートでカウンターアタックを仕掛けます。
このアタックにALDINAの選手が追走してきて、再度自分との2名の逃げになりますが、この逃げも2周回程で捕まりました。
この時点で少しキツかったので、少しさがりますが、前日の反省を活かしてさげすぎず、6〜7番手をキープします。
その後は極力3番手前後で走りつつ脚を貯めて最終盤の展開を考えていましたが、雨が強くなり残り5周回になるタイミングで雷によりレースがストップ。
そのまま天候は回復せずレースはキャンセルとなってしまいました。
後藤選手【静岡インター通店/E3】

【DAY1】
コース幅は狭く、所々大きな段差があり、下り左コーナーからの上りが唯一インターバルがかかるコース。
スタート前の整列からなるべく前方に陣取り、リアルスタート後は、すかさず集団の前方にあがります。
リアルスタートと同時に各選手が一気にスピードアップしますが、焦らず同じようにスピードをあげます。
このコースで後方から番手をあげるのは難しいと去年のレースで痛感していたので、先頭5名の中に常に入れるよう心がけながら走ります。
唯一のインターバルである「下り左コーナーからの上り」は、可能な限り先頭でクリアし、後続にプレッシャーをかけられるように上りで強く踏んで加速します。
残り7周回ほどのタイミングで、2名の選手が加速し逃げを試みます。
それを追走するように集団が加速し縦に長くなりますが、追走の先頭選手が「下り左コーナーからの上り」の箇所でカーブを曲がりきれずに生け垣に激突して落車。
その後方についていた自分は運良く回避できましたが、この落車に後方選手の多くが巻き込まれたらしく、追走は自分含めて5名程度しか残っていませんでした。
残り2周回で逃げをキャッチし、ニュートラルを使って復帰した選手も含めて最終的に十名ほどでのゴールスプリントとなりました。
最終周回のゴール前では5〜6番手に位置取っていて、スプリントで捲ろうと考えていましたが、前方選手の動きに躊躇してしまい、入賞まであと一歩届かず4位でゴールとなりました。
【DAY2】
前日と同様に先頭でレースを展開できていましたが、レース中に雷雲が近づき、強い雨と雷鳴もなったことにより安全面を考慮して、審判の判断で12周回が完了した時点でレースは一時中断し、そのままレースはキャンセルとなってしまいました。
次のレースは第2回JBCFしものせきクリテリウムと第92回全日本自転車競技選手権大会
次戦は6月15日(日)に山口県下関市の下関北運動公園オーヴィジョンスタジアム下関特設コース内で「第2回JBCFしものせきクリテリウム」が開催され、MiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。
また、6月23日(日)には静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンター内の8kmサーキットコースで行われる「第92回全日本自転車競技選手権大会」にMiNERVA-asahiから、川勝選手(新金岡店勤務)と布田選手(仙台長町店勤務)の2名が個人ロードレースのME(男子エリート)に出場いたします。
全日本自転車競技選手権大会は、年に一度しか開催されず優勝した選手には日本一の称号としてナショナルチャンピオンの証となるジャージが与えられ、来年の全日本まで獲得したカテゴリーのレースに出場する際に、このナショナルチャンピオンのジャージを着用することができる、まさに日本一を決定するレース。
参加する選手の多くは、普段JPTで走る選手や海外のチームに所属する選手など2人にとっては格上の選手ばかり。昨年は2人ともレース中盤あたりでタイムアウトによりDNFという結果となりましたが、今年はどこまで走ることができるのでしょうか⁉
▶昨年の第91回全日本自転車競技選手権大会のレースレポート
今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。