
TOPICS
- Wahooのスマートトレーナーを購入したきっかけ
- 新たなトレーニングに向けて購入したもの
- ローラートレーニングに向けて準備したもの
- KICKR COREの使用感
- KICKR COREの良かった点、悪かった点
- ローラートレーニングのまとめ
Wahooのスマートトレーナーを購入したきっかけ
皆さん、こんにちは。MiNERVA-asahiの川勝です。
今回は私がいまトレーニングの一環としてはじめたスマートトレーナーを使ったトレーニングについてご紹介します。
はじめたきっかけは2022年7月に行われたJBCF石川サイクルロードレースでのDNFでした。
この石川サイクルロードレースは、2021年にE1に昇格してから初めて優勝する事ができたレースで、コース的にも非常に相性の良かったレースなだけあって、DNFという結果は自分的にはかなりショッキングな出来事でした。
石川サイクルロードレースのレポートはこちらです。
【MiNERVA-asahi】JBCF「石川クリテ」「石川ロード」「古殿ロード」レースレポート
不調の要因としては、2022年に入って職場や家庭環境が変わったこと。また、レース中の落車が続いていたことにより、トレーニング量が減ってしまったことだと思います。
これまで100%実走で行ってきたトレーニング方法でしたが、ケガで十分に走ることができなかったり、トレーニングの時間を作れなかったりと、これまでと同様のトレーニング量を確保するため、トレーニング方法を見直して多くの選手が取り入れているスマートトレーナーを使ったトレーニングに挑戦することにしました。
スマートトレーナーとは簡単に言うとPCやタブレット等と接続して負荷の調整をしたり、様々なアプリと連動して自動的に負荷が変化するローラー台です。
以前のローラー台と言えば手元のレバーで負荷の調整をしたり、または負荷の調整ができないモデルもあり、ローラー台を使ったトレーニングは非常に単調で、海外のレース映像などを見ながら、ただひたすらにペダルを回しているだけのようなトレーニングでした。
しかし、スマートトレーナーと同時にZwiftのようなアプリが登場したことで、コレまでの単調なローラー台でのトレーニングとは違い、より実走に近いトレーニングが可能となりました。
これまでにも何度か導入と挫折を繰り返してきたローラートレーニングですが、果たして今回はうまくいくのでしょうか?
新たなトレーニングに向けて購入したもの
まずは、なんと言ってもスマートトレーナーです。
今回購入したのはwahooから発売されている「KICKR CORE」を購入しました。
自転車の後輪を外し、スマートトレーナーに固定してチェーンで直接スマートトレーナーを動かすダイレクトドライブ式と呼ばれるタイプです。
wahooのダイレクトドライブ式のスマートトレーナーには「KICKR」と言う最上位モデルが発売されており、今回購入した「KICKR CORE」はセカンドグレードとなります。
wahoo以外にもELITEやTACXなど各社から様々な種類のスマートトレーナーがリリースされていますが、その中からKICKR COREを選んだ理由としては「リアルな走行感」と「KICKR CLIMB等の拡張パーツの存在」です。
また、今使っているサイクルコンピュータもwahoo社のものを使っていて、いつも走る練習コースのログをwahooのサイクルコンピュータで取り、そのコースと同じ負荷をスマートトレーナーで再現できたりと、Zwiftのようなトレーニングアプリがなかったとしても練習の幅が広がります。
なんと言っても、このwahooのKICKR COREが買取・リユース販売専門店のロハスサイクルあさひ高石店で、とても程度のいいリユース品を安く手に入れることができたこともあります。
まだ、数台のKICKR COREの在庫がロハスサイクルあさひ高石店にあるそうなので、この記事を読んで気になった方は、お店に直接問い合わせてみてください。台数限定なので早い者勝ちですよ!
●ロハスサイクルあさひ高石店 https://store.cb-asahi.co.jp/detail/444
<<KICKRスペック>>
最大パワー出力:2200ワット
最大シミュレーショングレード:20%
勾配シミュレーションの最低値: -10%
商品重量:47 lb / 22 kg
ドライブトレイン:ベルトドライブ
負荷制御方式:電磁式
パワー精度:+/- 1%
接続性:ANT+, ANT+ FE-C, WiFi, Bluetooth, Direct Connect
カセット:Includes 11-speed with 11-28 ratio
ハブの種類:130/135mm QR、12×142、12×148 スルーアクスル
アダプター:Includes 130/135mm QR adapter & hub spacer, 12×142/148 adapter & hub spacer, 1.8mm cassette spacer
Maximum Rider Weight: 250 lb / 113 kg
<<KICKR COREスペック>>
最大パワー出力:1800ワット
最大シミュレーショングレード:16%
勾配シミュレーションの最低値: -10%
商品重量:47 lb / 22 kg
ドライブトレイン:ベルトドライブ
負荷制御方式:電磁式
パワー精度:+/- 2%
接続性:ANT+, ANT+ FE-C and Bluetooth
カセット:Includes 11-speed
ハブの種類:130/135mm QR、12×142、12×148 スルーアクスル
アダプター:Includes 130/135mm QR adapter & hub spacer, 12×142/148 adapter & hub spacer, 1.8mm cassette spacer
Maximum Rider Weight: 250 lb / 113 kg
wahooのKICKR COREは「サイクルベースあさひ 公式オンラインストア」でもご購入いただけます。
ワフー[WAHOO] KICKR CORE(キッカー コア)スマートバイクトレーナー サイクルトレーナー 固定ローラー
https://ec.cb-asahi.co.jp/catalog/products/E0BCCC951E6147D0A74739E509C774DE
スマートトレーナー以外にも忘れてはいけないZwift です!こちらもアプリをダウンロードして登録も行いました。
Zwift とはアメリカ生まれのバーチャルサイクリングアプリです。アプリ内の仮想空間に作られた様々なコースをサイクリングするのですが、そのコースの勾配などに合わせてスマートトレーナーの負荷が自動的に変わるので、バーチャルでありながらまるで屋外で実走しているかのような感覚で練習が行えます。
室内でスマートトレーナーを使ったバーチャルライドなので時間や天候にも左右されることなく空いた時間を有効に使えるのもありがたいです。
Zwift オフィシャルWEBサイト https://www.zwift.com/ja
ローラートレーニングに向けて準備したもの
・カセットスプロケット(上位モデルKICKRには付属していますがKICKR COREには付属していません)
・トレーニングマット(静音性を高めるため)
・ANT+ドングル(PCでZwiftを行う場合あった方がいい場合があります)
・コンセント変換プラグ(3P→2P)
・PCもしくはタブレット等(画面が大きい方がZwift をするには楽しいです。Apple TVを使ってご家庭の大きなテレビ画面でもできます。)
・扇風機orエアコン(室内では前から風を受けないので思った以上に汗が吹き出します)
KICKR COREの組み立ては非常に簡単で、付属の工具で脚をつけるのみでした。
私の場合はMacBookを使用していますが、KICKR COREとはBluetoothで接続ができるのですが、接続に時間がかかったりイマイチ安定しなかったりするため、ANT+を受信できるドングルを購入しました。
KICKR COREの使用感
●走行面
第一印象は「どこがリアルな走行感?」と思うほど、パワーも出ないし漕ぎにく、期待していた実走感とは程遠かったです。
しかしそれは、フライホイールの重さに慣れてないのと、トレーナー難易度(Zwift 内での斜度に合わせて自動で負荷調整する機能)がMAXだったのが原因でした。
今ではKICKR COREの踏み方に慣れてきて、継続してトレーニングを行うことができています。
●静粛性、振動
私は戸建ての2階で、家族が寝静まる時間からトレーニングをしていますが、今のところ家族からクレームがきていないので、少なくとも睡眠の妨げになる音量や振動ではないといえます。
実際にはKICKR自体が発する音より、チェーンの駆動・ギアチェンジの音や工業用扇風機の音のほうが大きいです。マンション等住居環境によっては対策が必要かもしれません。
KICKR COREの良かった点、悪かった点
●良かった点
第一印象は良くありませんでしたが、それでも、これまで全く続かなかったローラートレーニングを継続できているので、そういう意味では実走感に長けていると思います。
KICKR COREを導入することで、トレーニングの質と量を改善することができました。ローラートレーニングの場合、ペダルを止めることがないため、短時間でも効率よく追い込むことができます。結果的に実走トレーニング時の峠のタイムをいくつも更新することができました。
また、Zwiftと組み合わせることで、よりリアルな走行感を体感することができます。
●悪かった点
特にないです。
強いて言うならスマートローラーの本体重量が重いことぐらいです。持ち運びがしにくいですが、私の場合は基本的に一度設置したらそのままなので問題ありません。
上位モデルのKICKRは、土台となる脚の部分が折りたたみ可能でコンパクトになるので、使わない時は折りたたんで部屋の片隅に片づけることができます。
また、持ち手もついているので持ち運び時に便利です。
ローラートレーニングのまとめ
以前はローラートレーニングが大嫌いで、これまでは10分乗るのも苦痛に感じていました。
しかし、KICKR COREを導入してからは苦痛が軽減され、集中してトレーニングを行えています。
フィジカル向上は数値にも表れています。強くなりたい!でも、昼間は仕事があったり、休みの日は家族との時間だったりと、なかなか練習時間が作れないサイクリストも多いと思います。そんな、すべてのサイクリストにお勧めです。
私は奈良県に住んでいるので雪が積もることも少ないですが、寒い地域や雪の多い地域にお住まいの方だと冬場のトレーニングにも良いと思います。
私が所属するMiNERVA-asahiのメンバー達は、全国各地のサイクルベースあさひで勤務しているスタッフばかり。
北は宮城県から南は高知県と住んでいる地域もバラバラで休みも合わないので、なかなか集まって一緒に練習することも難しいのですが、最近では私以外にもスマートトレーナーを使ったトレーニングを取り入れるメンバーも増えてきたのでZwift内で集まって練習しています。
皆様もぜひ、スマートトレーナーを使ったローラートレーニングにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?