
TOPICS
- 日本CSCロードレース
- 中村選手【本社/M】
- 川勝選手【新金岡店/E1】
- 大倉選手【港北電動アシスタント館/E1】
- 竹中選手【橿原葛本店/E2】
- 常富選手【静岡インター通店/E2】
- 大島選手【北岡崎店/E3】
- 後藤選手【川西店/E3】
- 三浦選手【富士店/E3】
- 次のレースは群馬県で開催される群馬CSCロードレース2Days
日本CSCロードレース
6月3日(土)〜4日(日)に、静岡県伊豆市にある日本サイクルスポーツセンター(日本CSC)内の8kmサーキットコースで「日本CSCロードレース」が行われ、あさひ公式レーシングチーム「MiNERVA-asahi」の選手達も参戦しました。
当初は2日間にわたって開催される予定でしたが、3日(土)は前日の金曜日から関西や中部、関東の太平洋側を中心に沢山の被害をもたらした大雨の影響によりレースがキャンセルとなり、4日(日)のみの開催となりました。また、交通状況などの影響でMiNERVA-asahiの選手の中でも数名の選手が日曜日のレースに出場することができませんでした。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
昨年も、ここ日本CSCを会場としたレースは開催されました。
昨年の開催時は5kmサーキットコースで行われましたが、今年は8kmサーキットコースでの開催となりました。
5kmサーキットコースよりも距離が3km長くなるだけですが、その3kmの間には非常に厳しいアップダウンが含まれています。
しかも、日曜日のE1レースでは格上のクラスのJPTの選手たちとの混走となります。6月には全日本自転車競技選手権大会が開催されますが、それも今回と同じ8kmサーキットコースを使って行われる予定で、今回のレースは言わばプレ全日本自転車競技選手権大会となるのです。
同日に和歌山県にてUCIレースのツールド熊野が開催されていたため、JPTチームのメイン選手の多くは、UCIレースに参戦しているとは言え、格上の選手に混じって走ることは、非常に厳しいレースとなることは安易に想像ができます。
<<コースマップ>>
出典:「日本CSCロードレース」テクニカルガイドより
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
JPT/E1(8km×14周=112km)
川勝選手【新金岡店】
大倉選手【港北電動アシスタント館】
E2/E3(8km×8周=64km)
竹中選手【橿原葛本店】
常富選手【静岡インター通店】
大島選手【北岡崎店】
後藤選手【川西店】
三浦選手【富士店】
M(8km×7周=56km)
中村選手【本社】
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手達のレースレポートを、ぜひご覧ください。
中村選手【本社/M】
リザルト=1位
今回の8kmコースは2018年のJBCFデビュー戦で走ったことがありますが、アップダウンしかない辛いコースである上に、激坂とコーナーが続くという苦手を通り越して嫌いなコース。
作戦よりも単純に力勝負になるコースだが、これまでのレースで感じた各選手の脚力から、誰のどの動きに反応すればいいかだけ事前にイメージトレーニングをして備えレースがスタートします。
下りは苦手なので上りから先頭でこなし、あとは淡々と踏めば協調できるメンバーだけが終盤残ることを想定して走ります。
すると1周目の激坂下りの上り返しで中尾選手【Team SHIDO】がいきなりアタック。これに前にいた岸本選手【mkw】とお互いに声をかけて協調して追いつき3人で抜け出しますが、ホームストレートで岸本選手がドロップしたので中尾選手と2人に。
まさかの1周目からの逃げが始まります。
お互い声を掛け合って無理のないペースで走り「レース前半はゆっくり、後半からペースアップして調整」とレース全体を逃げ切るプランを立てて仮に追いつかれても再アタックはかけられるように走行します。
4周回目まで2人での逃げが続き、集団とは30秒ほどの差がつきますが、後ろから吉田選手【mkw】ら3人が追いついてきます。しかもうち1人はリーダージャージのヨノツ選手【LT United Cycling Team】。
そこからは合流した5人で走りますが、ポイント差のことからヨノツ選手との順位差をつけてゴールしたかったので、5周回目前半でもう一度アタックをかけます。
これに吉田選手がついてきてくれたので2人でローテーションをしていると後ろがドロップしていきました。
このチャンスを活かすべく吉田選手とペースを上げてお互い協調してローテーションしますが、淡々とペースを刻む中、6周回目の上りで吉田選手がドロップし、そこから先は単独での逃げに。
最終周回は足が攣りかけ、既に満身創痍だったけど後続とのタイム差を聞きながら気力を振り絞って走行。
最後の上りを終えホームストレートで後ろを振り返って後続がいないことを見てここで初めて勝利を確信し、JBCFのレースでは初の優勝することができました。
次の群馬こそマスターズリーダージャージ奪還ができるよう集中して戦っていきたいと思います。
川勝選手【新金岡店/E1】
リザルト=DNF
月末に行われる全日本自転車競技選手権大会と同じコースが採用された本大会はJPTと混走で行われ、上りがかなりキツく、順位云々より自分がどこまで走れるのかを確認するためのレースでもありました。
レースがスタートし、ローリングスタートはいつもより密集度が高く、緊張感も高まります。しっかり自分の走行ラインをキープしながら20〜30番手くらいを走ります。
リアルスタート直後の2分は平均404w、さらに下って上り返しが1分505wとかなりハードな立ち上がり。なんとか1周目は集団内でやり過ごします。
2周回目、上りで十数名が集団から抜け出していくのが見えましたが位置取りが悪く、既に脚もきつかったので後ろの集団に残されてしまいます。この時点で前が15名、自分が残ったメイン集団が30名ほどに。
コースレイアウト的にも強い選手が前へ前へと抜けていく展開となり、後ろの集団では前を追いたい選手ととにかく着いていきたい選手とでギクシャクしたペースがしばらく続きました。自分は残念ながらとにかく着いていきたい選手。ペースが落ち着くまでは粘るしかありません。
メイン集団と言われながらも実質的にはグルペット状態。前から落ちてきた選手やドロップする選手など、メンバーの入れ替えをしながら先頭グループ7名、後続グループ約20名でレースは進みます。
集団内では南選手【OUTDOORLIFE Racing】や水本選手【Team Kermis Cross】、石井選手【アーティファクトレーシングチーム】らE1の選手も多く含まれており、心強いが、彼らより先に遅れたくないという気持ちもありました。
8周回目、同時進行のマスターズカテゴリで先頭独走と思われるチームメイトの中村選手に追いついた。追い越す際に軽く背中を叩いて激励。9周目に突入するタイミングで中村選手の優勝を知り、とても嬉しい瞬間だったが自分はほぼ限界。
9周回目後半の上りで力尽きて集団からドロップしてしまい、10周回目を単独で走り切ったところで無念のタイムアウトとなり、4周回を残してDNFとなりました。
大倉選手【港北電動アシスタント館/E1】
竹中選手【橿原葛本店/E2】
リザルト=DNF
ローリングスタートから強度が高くリアルスタートしてから一気に中切れが起こります。中切れを埋めながら集団前方を目指すがすでに心拍はレッドゾーンに。
後半の長い上りを集団と10秒ほどのギャップで入り、上りきりで集団に追いつければとペースで上りますがギャップが埋まらないまま下りへ。
単独では集団に追いつくことができずに、そのまま集団からドロップしてしまいました。
正直、不甲斐なさすぎて早々にレースを降りようかと思ってしまいましたが、とりあえずグルペットを作り走り続けます。
しかし集団とはどんどんタイム差が開き4周回目で足切りとなりました。
厳しいレースになることはわかっていたので、タイヤを軽量化させたり、減量したりできることはやってみたが全く振るいませんでした。
常富選手【静岡インター通店/E2】
リザルト=DNF
リアルスタートと同時に一気にペースがあがり、1周回目が完了した時点で先頭集団の人数は半分以下ぐらいになっていたと思います。
斜度のキツい上り坂で中切れが起こると前に上がるのに脚を使いそうなので、とりあえず先頭付近をキープして走るようにします。
2周回目最後の上り坂から4人の逃げが発生。集団はキツくて追う気配が無さそうだったのに対して、自分は脚にそれなりに余裕を感じられたので、3周回目開始のホームストレートの上りでブリッジを試みます。
誰も付いて来なかったので単独で行けるところまで行こうとしましたが、追いきれずに結局2kmくらいでメイン集団に吸収されてしまいます。
それからしばらくメイン集団内で走りますが、思ったよりも脚にダメージが来ていて、上りで脱落。
後続のグルペットで完走目指して走りますが、そこからも再び脱落。