【MiNERVA-asahi】群馬県で開催されたロードレースとヒルクライム・レポート

2024.10.03

群馬CSCロード9月大会&第5回まえばし赤城山ヒルクライム

9月28日(土)に群馬県利根郡みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター(通称:群馬CSC)で「群馬CSCロード9月大会」と、また翌日の29日(日)には群馬県前橋市の赤城山で「第5回まえばし赤城山ヒルクライム」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手たちも参戦しました。

※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。

毎年、この時期に群馬CSCで開催されるロードレース

今年は大分でUCIレースが開催されたこともありJPTのレースは実施されず、それ以外のクラスタのレースが実施されました。

E1クラスタに関してはレース距離が120kmと長丁場のレースが実施され、前週には南魚沼で96kmのレースが行われたばかりで、選手たちの疲労も抜けきらないタイミングでのレースとなりました。

また、翌日には群馬県前橋市をスタートし赤城山を麓から山頂までの21.5km (標高差1,313m、平均勾配6.4%、最大勾配9.4%)を一気に駆け上るヒルクライムレースが開催されました。

E1クラスタの選手たちにとっては、前日の16時ごろに120kmのレースを走り切り、一夜明けての厳しいヒルクライムレースだったため疲労が完全に抜け切らない状態での参戦となります。

 

<<コースマップ>>

出典:「群馬CSCロード9月大会/テクニカルガイド」より

 

<<コースマップ>>

出典:「第5回まえばし赤城山ヒルクライム/テクニカルガイド」より

 

今回のレースに参戦した選手は下記となります。

群馬CSCロード9月大会

<<E1>> 6km×20周回=120km
大倉選手【センター南店勤務】、小林(毅)選手【調布店勤務】、鉄山選手【本社勤務】、中島選手【川口本町店勤務】、能戸選手【浜松幸店勤務】、布田選手【仙台長町店勤務】

<<E2>> 6km×12周回=72km
常富選手【岐阜市橋店勤務】、原田選手【小山店勤務】

<<E3>> 6km×10周回=60km
三浦選手【清水草薙店勤務】

<<M>> 6km×10周回=60km
中村選手【本社勤務】、堀井選手【池田店勤務】、深谷選手【南国店勤務】

第5回まえばし赤城山ヒルクライム

<<E1>> 21.5km
大倉選手【センター南店勤務】、能戸選手【浜松幸店勤務】、布田選手【仙台長町店勤務】

<<E2>> 21.5km
常富選手【岐阜市橋店勤務】、原田選手【小山店勤務】

<<E3>> 21.5km
三浦選手【清水草薙店勤務】

<<M>> 21.5km
中村選手【本社勤務】、堀井選手【池田店勤務】、深谷選手【南国店勤務】

【リザルト】

群馬CSCロード9月大会
中島選手【E1】=1位
布田選手【E1】=19位
小林(毅)選手【E1】=23位
鉄山選手【E1】=30位
能戸選手【E1】=31位
大倉選手【E1】=DNF
原田選手【E2】=10位
常富選手【E2】=DNF
三浦選手【E3】=DNF
深谷選手【M】=4位
堀井選手【M】=5位
中村選手【M】=6位

第5回まえばし赤城山ヒルクライム
布田選手【E1】=3位
大倉選手【E1】=10位
能戸選手【E1】=17位
常富選手【E2】=10位
原田選手【E2】=16位
三浦選手【E3】=10位
深谷選手【M】=1位
堀井選手【M】=2位
中村選手【M】=4位

今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。

中島選手【川口本町店勤務/E1】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

南魚沼でのロードレースから中4日を空け、2週間前にインカレが開催された群馬CSCで、20周回の120kmレースが行われました。

120kmの長丁場ということもあり、前半は抑えて後半に勝負をかける戦略を立て、集団のペースは序盤から速かったですが、マークしている選手以外の動きには反応せず、体力を温存しながら進行します。

アタック合戦が数周続いた後、チームメイトの布田選手と大前選手【Roppongi Express】が抜け出す展開に。

個人的には良い流れで、スプリント力・独走力のある大前選手の体力を少しでも削りたい状況で、さらに布田選手が逃げに乗ってくれたおかげで、チームとしても後手に回らず、落ち着いてレースを進めることができました。

しかし、集団のペースは落ちることなく、ハイペースで周回を重ねたため、逃げている2人とのタイム差は30秒弱のまま、5周回ほどが過ぎます。

タイム差が15秒ほどまで縮まり、ストレートで2人が視界に入ると、集団はさらに活性化し、逃げ吸収されます。

吸収後、再びアタック合戦が始まり、心臓破りの坂では中切れを起こす選手も出始め、逃げが決まる可能性が高まっていたため、集団の前方でレースを展開するようにします。

残り3周回ほどで10人弱の逃げが決まり、集団は牽制状態に。

逃げ集団とのタイム差は一気に30秒に広がり、このままでは後半勝負に影響が出ると判断し、小林(毅)選手をはじめとするチームメイトが集団を牽引し、タイム差を10秒まで縮めてくれました。

ここからは、自分のために尽力してくれたチームメイトのためにも、勝ち筋を掴んでいくしかありません。

残り3周回の心臓破りの坂で、集団のペースが緩んだタイミングを見計らってアタック

高岡選手【Roppongi Express】と抜け出す展開に持ち込み、集団も依然活性化しており、残り2周でタイム差は15秒ほど。

この時点で集団に戻る選択肢はなく、2人で最後まで逃げ切ることを目標に協調体制をとります。

高岡選手とのスプリント勝負なら自分に分があると感じていたため、無駄にアタックせず、ハイペースで先頭交代を繰り返します。

少しペースをあげて心臓破りの坂に入ると、高岡選手が離れて単独となり、残り1周回はオールアウトにいかないギリギリのペースを刻み、単独でゴールを決めました。

南魚沼からの3連勝を決めることができ、個人ランキングも4位までジャンプアップすることができ、チームポイントにも大きく貢献することが出来たので、自分としてはとても満足のいく2週間となりました。

布田選手【仙台長町店勤務/E1】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

スタートから自分にとってはそこそこキツく、序盤は集団の最後尾あたりを走ります。

4周回目あたりでアタックがかかりはじめたのか、集団が縦伸びしはじめたので一気に先頭付近にあがります。

案の定アタック合戦が始まっていたので自分も参加し、その中で大前選手【Roppongi Express】と2人でたまたま集団から抜け出す形となり、後半勝負と思っていたので逃げるつもりは毛頭なかったのですが、「泳がされてますね」「とりあえず行けるとこまで行きましょう」なんて大前選手と会話をして2人逃げを敢行します。

大前選手の牽きがかなり強烈で、特に下りが速くて、コーナーも速いしスピードに乗る直線箇所も踏むので後ろにいてもキツく、もちろん上りや平坦も踏むのでほとんど休めません。

正直、この展開だと自分はもう勝負には絡めないなと思っていたのてすが、唯一チャンスがあるとすれば、精鋭数人がブリッジしてきて勝ち逃げになること。

そのためにはまず1分以上のリードを取りたかったのですが、結構飛ばしているにも関わらず集団とは30〜40秒差しか開かず、メンタル的にもキツい。

12周回目で集団に吸収され、この時点でほぼは残っておらず、直後からまたアタック合戦なので全く休めません。

15周回を過ぎて少し集団のペースが緩んだところで危険な逃げができそうになりますが、チームメイトの能戸選手、小林(毅)選手、鉄山選手がを使ってチェックしてくれました。

終盤にチームメイトの中島選手と高岡選手【Roppongi Express】がアタックで抜け出し、反応はしたものの着いていけるはなく、本来ならここで動けるを残しておきたかったのですが、自分の力が足りず、残った十数人の集団内で何もできずゴールとなりました。

 

⚫︎まえばし赤城山ヒルクライム

15分ほどのパレードランが終わりリアルスタートし、自分は先頭グループに喰らいつくのみ。

このペースでゴールまで行けないのは分かっていたが、序盤からマイペースで行くよりも集団に着いていけるところまで行った方が、トータルでタイムを稼げると思っているので喰らいつきます。

人数が徐々に減り、30分ほどで自分もドロップ

自分の目測だとE1では成田選手【mkw】と橋本選手【TRYCLE.ing】が前の集団にいて他は全員千切れたのでこのまま行けば3位の位置を走り、後続は見えない。

前日の疲労から、レッドゾーンに入ってパタっとが止まってしまうことだけが怖かったので、オープン参加の小山選手【群馬グリフィンレーシングチーム】が同じスピードでずっと一緒に走ってくれたことがメンタル的には助かりました。

ドロップしてきた一般参加のエキスパート勢を拾いながら、最後は着が確定したので、そのペースのままゴールとなりました。

小林(毅)選手【調布店勤務/E1】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

序盤からハイペースでレースが続き、ラップタイムは8分前半になることもありました。

数人の飛び出しはあっても逃げは決まらないまま6周回あたりでチームメイトの布田選手と大前選手【Roppongi Express】の2人の逃げができます。

チームメイトが逃げていることもあり余裕を持って進めることができ、心臓破りの坂に苦手意識があるので集団前方を維持し、クリアしやすいように走ります。

コーナーの多いコースなので、前を行く2人は視界に入りませんが、常に30秒程度のタイム差を維持していました。

集団のペースも思ったほど落ちず、12周回目に2人を吸収するとアタック合戦が始まりました。

集団スプリントよりは少人数戦に持ち込みたかったので、できるだけペースを落とさずキツい展開になるよう積極的に動きに乗ります。

17周回目にできた7人の逃げにチームメイトの能戸選手が乗ってはいましたが、このまま決め切るには人数も多くメンツも悪い。

更に集団は高岡選手【Roppongi Express】がコントロールをしており、レース後半ということもあり集団のペースは落ち着いてしまっていました。

このままゴールの展開は避けたかったので、チームメイトの中島選手と話して、17周回目のバックストレートから1号橋まで先頭で牽引します。

後ろで高岡選手がずっとツキイチだったのですが、全力で牽ききり、逃げ集団の背中がギリギリ見え、残りをチームメイトに託して、自分はグルペットを作って23位でゴールとなりました。

集団牽引した時に「今ここで牽けば残りはチームメイトが何とかしてくれる!」と思えたのは最後のメンタル的にとても心強いと感じたレースでした。

鉄山選手【本社勤務/E1】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

5月の弥彦ロード以来のレースで、かつ120kmと長丁場なレース距離。

群馬CSCは得意なコースですが、8月末に体調不良で2週間ほど乗れず、コンディション不足は否めません。

レースがスタートして4周回目に集団の前方にいると有力な大前選手【Roppongi Express】を含む数名が少し先行しており、先頭にいたためチェックするため集団を牽引し、そのまま心臓破りの坂の手前まで行くとアタックがかかり4周回目にして千切れかけるも死ぬ気で喰らいつきます。

6周回目にチームメイトの布田選手と大前選手の強力な2名の逃げができ、メイン集団のペースが落ちるかと思いきや、そのままペースが落ちないまま周回を重ねていくため休みどころがなく終始きつい状態に。

12周回目で追いつきましたが、そこからまたアタック合戦でこのままだと最後の勝負には絡めなくなってしまう可能性があります。

17周回目でチームメイトの能戸選手、大前選手、TRYCLE.ingの2名を含む7名ほどの逃げができ、18周回目にチームメイトの中島選手が前にブリッジを掛けたそうだったので、チームメイトの小林(毅)選手が集団を牽引し、その後を引き継いで、1号橋からの上りきりから心臓破りの坂の手前まで全開で牽引し、後を託し中島選手がアタックしたのを見送って集団からドロップしてしまいました。

しんどすぎて見えていなかったのですが、何とか前を捉えるぐらいまでは牽引できたようでした。

残り2周回は何とか完走を目指して走り、最終周回に入る前に中島選手が独走と知り安堵して最終周回に入り、自分も30位で完走することができました。

調整不足もあり勝負に絡めるような走りができなかったことは非常に残念でしたが、そんな中でもアシストができ少しでもチームの勝利へ貢献できたことはとても良かったです。

能戸選手【浜松幸店勤務/E1】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

長い距離のレースは得意ではないが、先週の南魚沼ロードのコースを100km近く走れたので完走は問題ないだろうと思い参加しました。

リアルスタートからハイペースですすみ、ずっと8分台でラップしていきます。

序盤、チームメイトの布田選手と大前選手【Roppongi Express】が抜け出し、強力な2名だけど集団がペースダウンしないので、逃げとのタイム差は1分を超えません。

13周回目くらいに逃げの2名を吸収し、一息つくまもなくまたアタック合戦が始まってペースは収まらず。

17周回目に入るホームストレートの上りで、ペースアップしている集団の前の方を走っていたら、いつの間にか抜け出す形となり、そのまま逃げに乗ることになりました。

6〜7人で抜け出し、20秒前後までタイム差は広がりましたが、勝ち逃げを目指してガンガン踏んでいく感じではないけど、この少人数の中に他にチームメートはいないし、有力どころの大前選手もいます。

戻るわけにもいかないのでローテーションを回しますが、すでに100km近くレースしたあとの逃げなので、かなりきつい。

18周回目に集団に早く吸収して欲しいと思っていたら、心臓破りの上り口でメイン集団に追いつかれ、その上りでチームメイトの中島選手が飛び出していき集団も追従している。

残念ながら自分には、これについていくエネルギーは残っておらずドロップ

残り2周回は単独で走行してゴールとなりました。

 

⚫︎まえばし赤城山ヒルクライム

4.5kmのパレードが終わってリアルスタートへ。

最初はゲストで参加していた群馬グリフィンレーシングチームの選手たちがペースを作っていきます。

そこまで激しくペースアップするという感じではなかったですが早速きつい。

昨日のレースで使い切ったエネルギーが全然充填されていない感じです。

リアルスタート後10分くらいで一般レースのエキスパートクラスの選手たちが前にあがってきてペースを作り出し、JBCFの選手も混ざっていましたが、これにつけずトップ集団から離れてしまいます。

残り15kmを単独でゴールを目指し、踏めないなりに頑張ろうと淡々と踏んでいきます。

ラストのつづら折れ区間に入るところで、後方にチームメイトでマスターズに参加している深谷選手が見えて、焦って少しだけペースアップしてゴールとなりました。

大倉選手【センター南店勤務/E1】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

120kmと距離が長いレースなので、序盤からはペースがあがらないと思っていたのですが、案外ハイペースで進みます。

4周回目あたりにチームメイトの布田選手と大前選手【Roppongi Express】が逃げ出し、インターバルも大きくかかるコースでは無いので集団中ほどで様子を見ます。

しかし、メイン集団は落ち着くことなく、逃げている2人と40秒程度のタイム差をキープしたまますすみ、12周回目にこの逃げキャッチ

再びアタック合戦が始まり、そのペースアップについて行くことができず、13周回目の心臓破りの坂で集団から遅れDNFとなりました。

 

⚫︎まえばし赤城山ヒルクライム

降り続く雨の中でレースがスタート。

作戦通り集団内でドラフティングの恩恵を受けながら斜度の緩い区間をこなし、この段階でかなり集団がばらけ始め、予定通り約10km地点で単独走を開始し、先頭集団からドロップしてくる人たちを利用して山頂を目指します。

一定のペースで走るのはかなり得意分野で、心拍とパワーだけを頼りに淡々と踏み続け10位でゴールとなりました。

原田選手【小山店勤務/E2】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

1〜3周回目は、ペースがゆっくりに感じ、集団の人数も多く、前方で走ろうにも道幅が広くなるタイミングで左右から人が追い上げてくるので自然と後方に下がってしまいます。

集団の前に出たくて仕方ない。

飛び出したい気持ちが抑えられずジャブを打つ程度に単独で飛び出してみますが、すぐに吸収されるもそれを火蓋に先頭の動きが活性化します。

以降ホームストレート以外では集団が縦に伸びるほどのハイペースになります。

4〜6周回目では何度か逃げ集団が形成されるも、1〜2周回もしないうちに吸収される流れが続き、誰かが飛び出しても追いかける力のある人が集団内に残るため、あまり逃げが有効打に思えない展開でした。

チームメイトの常富選手がチェックに回る動きも確認できていたため、自分はその動きには参加せずに集団内で様子を見ます。

この辺りの周回で2回の落車が起きていて、巻き込まれはしませんでしたが、この場面で常富選手がドロップしてしまいました。

7〜10周回目は集団も疲弊してきたのか、あまり活発な動きはなく進ま、チェックに回る人がいない分、を使ってでも集団前方にいるのがマストと思い、飛び出しに警戒しつつ走ります。

11〜12周回目は勝ち逃げを作ろうと飛び出しが連続しますが、最終局面のため集団も必死に追いかけます。

自分はこの辺りからスプリント勝負になると予想したため、先頭に出ることはなくひたすらを溜める動きを心がけます。

その予想は的中し、ホームストレートでのスプリントへ。

ただし、心臓破りの坂での温存を優先したため良い位置取りからのスプリントとはいかず、比較的後方から何人か抜いて駆け出していくも、抜ききれずに10位でゴールとなりました。

 

⚫︎まえばし赤城山ヒルクライム

連戦の2日目。

序盤からハイペースな展開で進み、最初こそ調子が良かったものの、前日のロードレースを消耗しすぎたせいか、疲労を感じるのが早く20分ほどは集団に食らいつくも、徐々にオーバーペースだと感じドロップしてしまいます。

ただ、ドロップした後で斜面が緩くなり集団もペースが落ちていることが視認でき、ここまで耐えていれば回復できたかもしれない…と後悔。

以降は同じくドロップした選手と走り、上手くローテーションを立ち回り、を温存しつつ上ります。

残り3km地点で独走できると判断し、急斜面でアタックをかけ、その後は自分のペースで上ってゴールしました。

常富選手【岐阜市橋店勤務/E2】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

リアルスタートからすぐに、静岡北高自転車競技部の選手を中心に、U23の選手達が何度も逃げを狙って飛び出しますが、半周以内に吸収を繰り返して落ち着かない展開に。

有力選手のアタックに反応できるよう、心臓破りの坂は集団前方で入ることを意識し、逃げを捕まえるためのペースアップにも積極的に参加します。

5周回目のヘアピンコーナー後のアップダウン区間で、自分のふたつ前を走っていた選手が恐らく前走者と前輪をハスって落車。

幸いにも上り区間でスピードが出ていなかったため、自分は前走者にぶつかっただけで済んで怪我は無く、すぐに再出発して集団を追います。

しかし、その時の衝撃でハンドルのセンターが大きくずれていたので、フィードゾーンで調整してもらうために再びストップしてから追走します。

それでも開いた集団との差を埋めることができずに、7周回目終了時にタイムアウトによりDNFとなりました。序盤からしっかり動けていただけに、非常に悔しい結果となりました。

 

⚫︎まえばし赤城山ヒルクライム

今シーズンは全てのヒルクライムレースでシングルリザルトを獲得しているので、今回も入賞を狙っていました。

前半の緩斜面からハイペースでレースが進み、先頭パックの後方で耐えるのみ。

入賞のためには、先頭の選手に喰らい付かなければならないですが、後半の橋を越えて九十九折れ区間が始まる前にドロップしてしまい、ここから一定ペースで先行する選手を追いかけ、先頭から落ちてきた4名をパスします。

ラスト4kmからはhayasakacycle racing teamの選手と一緒になりましたが、ゴール前でアタックしてギリギリ先着してゴール。

パスした人数からシングルは獲れたかと思っていましたが、残念ながら10位となりました。

着を狙っていたレースなのにシングルすら逃してしまったのは悔しいですが、今の実力に見合った結果だと思います。

三浦選手【清水草薙店勤務/E3】

●群馬CSCロード9月大会

南魚沼ロードでギリギリ完走からの翌週。

E3カテゴリーのみなので、どこまでレース展開に加われるか試すレースと意気込んで参加しました。

また、正周りは4年ぶりの出走で、前回のレースはローリングスタート時の落車に巻き込まれ、全く走れていないので、かなり緊張しながらスタートします。

1〜2周回目は先頭付近を走行しながら、30~40番手あたりに落ち着きました。

3周回目の心臓破りの坂のコーナーで、インにいた選手がふらつき、その煽りを受けた私はアウトから切り込んできた選手とハンドルが接触し、落車はありませんでしたが、集団から少し離されたまま4周回目に突入します。

4周回目の心臓破りの坂までに追いつくことが出来ず、ジワジワと集団から離され、そのまま復帰することは出来ませんでした。

その後は、他チームの選手とローテーションをしながら走行するも、7周回完了時にDNFとなりました。

 

⚫︎まえばし赤城ヒルクライム

カテゴリーごとの出走とあり、E3であれば駆け引きなんてものはなく、登坂能力で全てが決まると思い、喰らいつくことだけを考えて走ります。

第2関門の赤城県道旧料金所の手前1km地点辺りで、先頭からドロップしてしまい、この地点で15番手程度。

その後は同じくらいの力を持った選手と、ゴールまでひたすらローテーションをし続けます。

残り10kmくらいから、後方10~20mに同カテゴリーの選手が1名追いあげてきましたが、こちらは1つでも順位をあげたいので、追いつかれないようにペースアップ。

しかし、なかなか足並みが揃わず、残り4kmからはローテーションぜずに前に出て、後方の選手も含めて引きちぎるように走行します。

残り1kmで振り切りましたが、ゴール直線で、後方から振り切った2名にパスされてしまい、慌てて追いつこうとするも、1名取りこぼしてゴールとなりました。

深谷選手【南国店勤務/M】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

ローリングスタートが終わって、ゆっくりレースが進む中西川選手【Honda栃木】がアタック

ペースは一瞬上がりますが、すぐに集団に吸収されてを繰り返しながらレースが展開されていきます。

SBC Vertex Racing TeamとMiNERVA-asahiの選手が集団内に人数を揃えていたこともあり、集団内の人数を減らすためにペースをあげながら、6周回目まで終えました。

先頭集団が7人まで絞られ、7周回目からはペースが落ち、下りから上りの折り返しでアタックするも不発に終わります。

8周回目からは集団でのスプリントになることを覚悟し、集団内でを貯めながら走ります。

チームメイトの中村選手から、ラスト150mで行ってほしいと言われ最終周回に備えます。

バックストレートをチームメイトの堀井選手が集団を牽いて、ラスト500mからは自分が中村選手の後ろに入るのを確認してから私を引きあげながら最終局面へ。

ラスト300m地点で混走のE3選手に落車があったようで、コース上に落車の片付けをするスタッフが見えたので少し車間を開けた瞬間に、中村選手の背後に優勝した山本選手【SBC Vertex Racing Team】に入られてしまい、中村選手が牽いてくれてる中、山本選手の後ろからスプリントしましたが、判断力とスプリント力が足りておらず4位でゴールとなりました。

 

⚫︎まえばし赤城ヒルクライム

すべてのカテゴリーが一斉にスタートした後に、自分のカテゴリーのモト審判に付いていきリアルスタートまでパレード走行が続きます。

リアルスタートと同時にチームメイトの中村選手がペースをあげます。

そして自分も集団にダメージが貯まるようにペースを落とさず牽引しました。

自分の後ろにはチームメイトの堀井選手がいたので、後半に備えて休んでもらう計画だったので、長めに引き5〜6分くらい走ったところで、一度集団から飛び出してみます。

この攻撃で集団は6人くらいまで減り、中村選手と堀井選手はしっかり残っており、他のチームの有力どころで今回マークしていた、佐久間選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】も、しっかり付いてくるので再度アタックし、1人で2kmほどを逃げました。

6km過ぎで佐久間選手と堀井選手に追いつかれ、しばらくは3人で走ります。

12km過ぎからローテーションを変わったタイミングで佐久間選手がペースをさげたこともあり、一人旅が始まります。

初めて走るコースで、先が分からないこともあり不安でしたが、チームメイトの堀井選手が佐久間選手についているので自分が捕まれば堀井選手に行ってもらう、自分は行けるとこまで逃げる走り方に変更して走ります。

あと3kmくらいからはまだ残っていましたが、コースを知らないことから、すごく不安になりながら限界を超えない程度のペースをキープして走り、ラスト1kmのつづら折れの坂で、佐久間選手が30秒くらい後ろにいるのを確認し、そこからは全力で踏みゴールゲートが見えてきたので、優勝を確信してゴールに飛び込みました。

堀井選手【池田店勤務/M】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

レースがスタートすると、西川選手【Honda栃木】と渡辺選手【SBC Vertex Racing Team】が先頭で展開し、ひたすら自分がチェックに行く形で6周回ぐらいを消化します。

 

7周回目にチームメイトの深谷選手が下り区間が終わってからの上りでペースアップし、これに対して誰も反応しなかったので自分が1人で飛び出てブリッジを試みますが吸収されてしまいます。

8周回目から単独で逃げたかったのですが、飛び出る他チームのチェックに対して自分がほとんど対応してしまったためが残っていませんでした。

集団内にスプリントの強い山本選手【SBC Vertex Racing Team】もいる中で最終周回を迎えてしまい、自分はゴールスプリントが苦手なので中村選手と深谷選手に託すため上りでペースアップします。

しかし、バックホームを通過した下りのコーナーでE3選手の落車に対して救護班の誘導が入り集団がペースダウンし位置取りが乱れてしまい、位置取りが難しくなりつつもベテランの山本選手が圧巻の優勝し、自分は5位でゴールとなりました。

 

⚫︎まえばし赤城山ヒルクライム

リアルスタート後、終始深谷選手がアタックを繰り返し逃げ切り優勝。

自分は佐久間選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】にしがみつきゴール手前でスプリントを仕掛けて2位に入賞し、中村選手は4位とチームから3人とも表彰式に参加することができました。

中村選手【本社勤務/M】

⚫︎群馬CSCロード9月大会

試走でパンクするアクシデントがあり、十分にコース確認とアップが出来なかったが、気を取り直してレーススタート。

試走できていないので最初はコースを確かめるように、少し身体を温めていくように走行。

自チームと渡辺選手【SBC Vertex Racing Team】とで2〜3周回目から少しずつ動き出し、心臓破りの坂でアタックし、少しずつ人数を減らしていきます。

8〜9人残る選手の中で西川選手【Honda栃木】が活発で下った後の上り返しでは度重なるアタックを打ち、集団は緩まずマスターズにしては珍しく、終始踏み続けるレースとなりました。

残り3〜4周回から、集団はMiNERVA-asahi3人、SBC Vertex Racing Team 3人、HONDA栃木1人の7人となり、周回ペースも落ちて牽制状態となり、これ以上は、よほどのチャンスがない限りスプリント勝負になると判断します。

最終周回に入る前、チームメイトの深谷選手とコミュニケーションをとり、最後のスプリントを託すこと、リードを始める場所とリードアウトする場所を伝えます。

最終周回の下りでは少し前と間隔を開けてインターバルをかけ後続のを削り、その後は心臓破りの坂で堀井選手がペースをあげますが、誰も振り落とせずゴールスプリントの展開へ。

バックストレートでは堀井選手・渡辺選手・山本選手・自分・深谷選手の順で抜け、最終コーナーへ突入し、残り500m目前にさあここからリードアウトだと思い加速したところで、時差発走で先行していたE3での落車があった様子。

コーナーのため落車箇所がわからず警戒して緩む集団。

残り300mようやく少し先に落車が見えたところで再加速し、残り150mまで全力で牽きます。

道が開け深谷選手に託しましたが、自分を最初に抜いて行ったのは山本選手で、落車区間を抜けたところで上手く間に入られてしまったようで、そのままゴールを獲られてしまい、深谷選手は4位となり、自分も残りの力を振り絞ってスプリントしましたが、6位フィニッシュとなりました。

 

⚫︎まえばし赤城山ヒルクライム

赤城山は初めて走るコースで、何度か動画を見てイメージはつけているが不安がある中のスタートとなりました。

他のレースと違って、各カテゴリで固まっただけの全員一斉スタートで、ほぼ混走のような状態で走りながらカテゴリ分けしてパレードランを行いリアルスタートを迎えます。

序盤の緩斜面区間は集団でドラフティングを効かせて温存と考えていましたが、映像で見ているよりも斜度があり、鳥居をくぐって少しづつ斜度がキツくなっていく中でようやく勝負開始というところですが、既にチームメイトの深谷選手の牽きが強く、それどころではなかった。

スタートして数kmでしたが後ろを振り返ると既に誰もおらず、MiNERVA-asahi3名と佐久間選手【湾岸サイクリング・ユナイテッド】、首藤選手【COWGUMMA】の5人となりました。

更に少し走ると首藤選手がキツそうになり、そのタイミングで深谷選手が単独ペースアップしてギャップが広がり、そこに佐久間選手と堀井選手がジョインし、自分は心拍がキツく追いつけずドロップしました。

その後は、遅れていた首藤選手が自分に食らいつき、一緒に走って楽をする展開も考えましたが、自分が限界近くまで出し切った後だと対応できなくなると判断し、呼吸が戻り落ち着いたタイミングで加速して突き放し、もう一度追いつかれるが、追いつかれた瞬間の相手のスピードが緩んだタイミングでもう一度踏み直してようやく完全に突き放すことに成功し、あとはひたすら自分との戦い。

とにかくペースを落とさず、呼吸を整えながら淡々と上っていき、距離を消化していく。

最後は自分の順位は確定しているけれど、全力を振り絞って4位でゴールとなりました。

次のレースは第10回大星山ヒルクライム&第9回しゅうなんクリテリウム

次戦は10月19日(土)に山口県熊毛郡平生町の大星山特設コースで「第10回大星山ヒルクライム」と、また翌日の20日(日)に山口県周南市の周南緑地運動公園内特設コースで「第9回しゅうなんクリテリウム」が開催され、MiNERVA-asahiの選手も参加を予定しています。

大星山ヒルクライムは全長約7.9km・標高差428m・平均斜度5.1%の坂道を一気に駆け上がり、そのタイムを競うヒルクライムレースとなり各選手の脚力と登坂力が試されるレースとなります。

また翌日のしゅうなんクリテリウムレースでは、標高差のない1周が1.3kmの周回コースで行われ、ハイスピードな展開が予測されるクリテリウムレースとなります。

今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。

過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。