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- 兵庫県で開催された伝統のレース「西日本クラシック」
- 小林(毅)選手【調布店勤務/E1】
- 川勝選手【八尾店勤務/E1】
- 中村選手【本社勤務/E1】
- 布田選手【仙台長町店勤務/E1】
- 能戸選手【浜松幸店勤務/E1】
- 常富選手【岐阜市橋店勤務/E1】
- 鉄山選手【本社勤務/E1】
- 町田選手【川越店勤務店/E2】
- 山崎選手【国分寺店勤務/E2】
- 藤井選手【大蔵谷店勤務/E2】
- 深谷選手【南国店勤務/M】
- 次のレースは第59回東日本ロードクラシック
兵庫県で開催された伝統のレース「西日本クラシック」
4月19日(土)~20日(日)に兵庫県加東市の兵庫県立播磨中央公園内サイクリングコースで「第59回西日本ロードクラシック/第6回播磨中央公園ロードレース」が開催され、あさひ公式レーシングチームMiNERVA-asahiの選手も参戦しました。
※自転車レース特有のルールや用語はこちらでご説明しています。
毎年春先のこの時期に開催される東西クラシックレース。今年で59回目の開催となる伝統あるレース「西日本クラシック」が、今年も兵庫県加東市の播磨中央公園内のサイクリングコースを使って開催されました。
昨年はE1において布田選手が5位入賞という成績を残しています。
▶昨年のレースレポート
E1クラスタにおいてはレース距離が126.6kmと非常に長い距離でロードレースが行われ、コースレイアウト的にも播磨中央公園内のコースは平地の割合が少なく起伏に富んだコースのため、毎年サバイバルな厳しいレース展開が繰り広げられます。
また、E1に関しては10位以内のリザルトを残せば、6月に開催予定の全日本自転車競技選手権大会 ロード・レースへの出場権を得ることもできるため、各選手ともに出場権を獲得のために激しいレースが予測されます。
<<コースマップ>>
出典:「第59回西日本ロードクラシック/第6回播磨中央公園ロードレース・テクニカルガイド」より
今回のレースに参戦した選手は下記となります。
第59回西日本ロードクラシック/第6回播磨中央公園ロードレース
<<E1>>7.2km×17周回+4.2km=126.6km
川勝選手【八尾店勤務】
小林(毅)選手【調布店勤務】
常富選手【岐阜市橋店勤務】
鉄山選手【本社勤務】
中村選手【本社勤務】
能戸選手【浜松幸店勤務】
布田選手【仙台長町店勤務】
<<E2>>7.2km×10周回+4.2km=76.2km
藤井選手【大蔵谷店勤務】
町田選手【川越店勤務】
山崎選手【国分寺店勤務】
<<M>>7.2km×6周回+4.2km=47.4km
深谷選手【南国店勤務】
【リザルト】
小林(毅)選手【E1】=28位
川勝選手【E1】=31位
中村選手【E1】=33位
布田選手【E1】=35位
能戸選手【E1】=DNF
鉄山選手【E1】=DNF
常富選手【E1】=DNF
町田選手【E2】=4位
山崎選手【E2】=20位
藤井選手【E2】=DNF
深谷選手【M】=1位
今回、MiNERVA-asahiから参戦した選手のレースレポートを、ぜひご覧ください。
小林(毅)選手【調布店勤務/E1】

ローリング終了から一気にペースがあがり、狭くコーナーの多いコースなので集団は長く縦に伸びて進行します。
2周回目にはマークしていた有力選手を含む逃げができてしまいましたが、最序盤からの逃げ切りは難しいと判断しメイン集団にステイ。
3周回目に入るまでにVC FUKUOKAの選手や高岡選手【Roppongi Express】を含む5名の逃げ集団が形成されていました。
追いかけるメイン集団は残ったVC FUKUOKAの選手がコントロールしており、すぐにペースが落ちてしまいます。
縦伸びの集団ではチームメイトも前にあがることが難しい状態だったので、積極的に先頭でローテーションを回してペースを作ります。
更に上りで宇佐美選手【MOAT RACING LAB】と安川選手【栄徳高等学校】が追走に入るのが見える位置に居たものの、最後に備える作戦や、まだ序盤だったということから迷いが出てしまい、この追走に乗るタイミングを逃してしまい、結果的にこのレースで1番大きなミスになってしまいました。
序盤に少し動きすぎてしまったため集団でステイします。
追走は絶望的にも見えましたが、他の選手がブリッジをかける可能性があるので、それに合わせて動くために備えます。
7周回目の川勝選手のアタックに合わせますが、ちょうど補給を取りに行ったタイミングでワンテンポ遅れてしまいます。
布田選手と共に10名弱のパックで追走しますが、あと一歩というところで追いつくことができず、メイン集団に吸収されてしまいました。
ここは、なんとしてでもブリッジをかけなければいけないタイミングでした。
その後、追走は断念して他の選手の動きに反応しつつ、前方を維持して集団内の先頭争いに備えます。
しかし15周回目の上りで両脚が攣ってしまい完全停止。
約半周単独で追走しなんとか集団復帰しましたが、上りで再度攣ってしまい再びドロップ。
最下位まで落ちてしまいましたが、最終周回は気合いでグルペットをパスして28位でゴールしました。
川勝選手【八尾店勤務/E1】

個人的には過去同じ2レースで序盤に脚を使いすぎて、沈んでしまっているので、レース前半は温存することに。
しかし、そういう時に限って序盤の動きがレースを決めるような予感が…。
スタート直後から無理にあがることなく、集団内の30〜40番手くらいで様子を見みます。
カーブがとても多いですが、どの選手もコーナリングが上手く、安心して走行できました。
2周回目に横塚選手【VC FUKUOKA】、高岡選手【Roppongi Express】、中司選手【Team Kermis Cross】など、有力な選手数名を含む逃げグループが形成されましたが、自分はメイン集団にステイしてしまい、チームからは誰も逃げに乗ることができず、いきなり後手を踏む展開となり、嫌な予感が的中してしまいます。
チームメイトの小林(毅)選手や中村選手らが集団を牽く時間帯が長くなりますが、他に協調してくれる選手はおらず、逃げ集団とのタイム差は開くばかりで、あっという間に2分以上の先行を許すことになります。
50kmを過ぎたあたりの7周回目にメイン集団にいても仕方ないので、思い切って前を行く逃げ集団に対してブリッジを試みてアタックしますが、奥田選手【VC FUKUOKA】にチェックされます。
自分が先頭固定で前の逃げ集団を追いかけ、後ろからチームメイトの小林(毅)選手や布田選手を含む7~8人のパックが追ってくるのが見えたましたが、やや追いかけてくる人数が多く感じたので待たずに前だけを見て走ります。
その後、チームメイトが追いついて来てくれるのを期待していましたが、ブリッジしてきたのは木村選手【VC FUKUOKA】のみ。
数的不利に持ち込まれましたが、3人で協調して前を追います。
逃げ集団とのタイム差は1分40秒で推移し、我慢の時間が続きますが、先頭グループのペースが落ちたのか、少しずつタイム差は縮まっていきます。
13周回目の上りでついに先頭グループの背中が見えた瞬間に、奥田選手と木村選手が更にブリッジをかけるため一気にペースがあがります。
しかし、自分には脚が残っておらず、先頭を行く逃げ集団へのジョインは叶わず。
そのままペースダウンしてしまい、最終的には後続集団にもパスされ完走することしかできませんでした。
中村選手【本社勤務/E1】

レース当日は暑くなることが予測されたので、前日から2リットルの水分を摂り、カロリーと糖質もしっかり補給し、朝から電解質ドリンクと、こまめな炭水化物補給を行い中身を整え、事前準備は徹底的に行ないました。
レース当日のインナーウェアも真夏用を装備し、しっかりと暑い中でアップ・試走をしてコースのライン取りや暑さに身体を慣らしておいたことで、最後まで走り切ることに繋がったと思います。
レースがスタートし、序盤から横塚選手【VC FUKUOKA】が逃げだし、ここに高岡選手【Roppongi Express】、中司選手【Team Kermis Cross】・石井選手【VC VELOCE】らが仕掛けていき強力な逃げ集団となりました。
そこからメイン集団では、VC FUKUOKAのレースコントロールが始まり、チームメイトの小林(毅)選手と自分、バルバサイクルレーシングチーム の2名の計4名で集団が緩まないようにペースをあげますが、すぐにVC FUKUOKAのコントロールで戻されてしまいます。
たまに数名の選手が前に出てきますが、みるみるうちに逃げとの差は広がっていきました。
これ以上自分が脚を使っても戦況は変わらないので、集団後方にさがって回復します。
その間にチームメイトの川勝選手とVC FUKUOKAの2選手がメイン集団から逃げに対してブリッジを掛けましたが、それに対応ができるほど余裕はなくその間は何もできませんでした。
その後、90度コーナーでペダルが地面にヒットしてしまいバイクが倒れてサドルを地面に打ち付けてしまい、集団に復帰することができましたがサドルが破損してしまい座れない状態で、絶望の残り5周が始まりました。
せっかく回復した脚も無理な姿勢で攣りかけてしまい、残り3周回で集団からもドロップ。
川勝選手にレールにぶら下がるサドルを撤去してもらいましたが、残ったネジやレールの上に座るため、お尻に激痛が走ります。
残りの周回は、ほぼダンシングの状態で走行し、最後は気力だけでなんとか完走することができました。
布田選手【仙台長町店勤務/E1】

昼過ぎにスタートしたレースは、コーナーも多くコースが細いこともあり序盤から集団は縦に伸びます。
その中で、早くも横塚選手【VC FUKUOKA】、高岡選手【Roppongi Express】、中司選手【Team Kermis Cross】、石井選手【VC VELOCE】らが飛び出します。
しばらくして、メイン集団からU19リーダージャージを着る安川選手【栄徳高等学校】や、宇佐美選手【MOAT RACING LAB】らがブリッジし、強力なメンバーの逃げグループが形成され、最大2分半ほどまでメイン集団と逃げ集団の差が開きます。
レース中盤にメイン集団からチームメイトの川勝選手が奥田選手【VC FUKUOKA】と飛び出したので、自分もちょっと時間を開けてブリッジしますが、木村選手【VC FUKUOKA】にチェックに入られてしまい、メイン集団に吸収されてしまいました。
その後、木村選手のみ単独でブリッジをかけ、MiNERVA-asahiから川勝選手1名と、VC FUKUOKAは2名の数的不利な状況となり、結果的にこの奥田選手と木村選手の2人にワンツーを決められてしまう結果となってしまいました。
その後は、メイン集団が8位争いになると聞いたので、この集団内の頭を取ることに切り替えます。
レース距離も100kmを過ぎて、集団内でも余裕の無い選手が増えてきたこともあり、上りでは簡単に抜け出せますが、平坦区間で追いつかれてしまいます。
とはいえ、集団にダメージは与えたいので立ちあがりでアタックしたり、上りでペースをあげたり、脚を使って集団を削りに行きます。
しかし、集団から抜け出すことができず、集団も減らせず、結果的に自分の脚を削ってしまいました。
その後は、10秒程前に逃げ集団からドロップしてきた選手が見えましたが、メイン集団は完全に牽制モードになってしまい、最後の上りに先頭で入りゴールまでもがき切るだけ、というところで両脚が攣って完全に動けなくなってしまい「最後の最後で…」と思いながら、一度はバイクを降りてしまいましたが、なんとかゴールすることができました。
能戸選手【浜松幸店勤務/E1】

毎年4月に開催される前半戦の大一番となるレース。
コース西側の緩やかに上る狭路区間で脚を削られ、最後にガツンと上りを備える強烈なコースです。
毎年120kmほど走るこのレースに自分は過去2度出場しているがいずれも完走すら叶っていません。
2周回目の最後の上りで横塚選手【VC FUKUOKA】が集団から飛び出し、これに高岡選手【Roppongi Express】、中司選手【Team Kermis Cross】・石井選手【VC VELOCE】等が追従をかけて逃げていきます。
いくら有力どころとはいえ、100km以上の逃げが成立するとは思わず、この逃げを見送りましたが、結果この算段は大外れに終わりました。
メイン集団はVC FUKUOKAがコントロールし、自分も時々前に出て集団を牽きますが、メイン集団のペースは全くあがらず、逃げ集団とのタイム差は中盤で2分ほどまで広がります。
レース半分を過ぎたあたりで、チームメイトの川勝さんがコース最後の上りで飛び出して逃げを追い、奥田選手【VC FUKUOKA】が追走して、少し遅れてチームメイトの布田・小林(毅)選手を含む数名が飛び出します。
さらにワンテンポ遅れて自分と他数名も追走します。
コース東側に入るあたりで、先に追走していたパックに追いつきましたが、その追いつき際あたりで奥田選手と川勝選手が飛び出しているのが見えました。
合流して、すぐ後の最後の上りで木村選手【VC FUKUOKA】が川勝選手と奥田選手にブリッヂ。
これには絶対に反応したかったのですが、脚もきついし位置どりも悪く反応することができず。
その後は集団内を走っているものの、ずっと喉の渇きを感じており、ちょっと脱水気味に。
攣りそうな脚を誤魔化しながら走っていましたが、13周回目の上りの補給地点で、他選手が落としたボトルを踏んでしまい、危険を感じて体に余計な力が入った瞬間、足の筋肉が全部攣って完全に停車し、痛過ぎて一度バイクを降りました。
その後、すぐに走り出せたものの力を入れることはできず、1周回だけ回ってDNFとなりました。
常富選手【岐阜市橋店勤務/E1】

播磨中央公園のコースで行われるレースに出場するのは今回が初めて。
試走時間短縮の影響で、1周回しか試走できなかったので、ほぼ初見で走ることとなり、周回前半のテクニカルなコーナーが続く区間にかなり不安を感じながらレースがスタートします。
リアルスタート後の1周回目は、コーナーが続く前半区間では他の選手よりもブレーキを強くかけながらでないと曲がれず、コーナーの度に集団内の位置を下げてしまいます。
その度に踏んで追いつくインターバルの繰り返しとなり、開始早々とても苦しい状況でした。
集団のほぼ最後尾にぶら下がって走りますが、徐々にコーナーで開いた差が広がっていき、レース序盤でドロップしてしまいました。
E2の時は下りで多少遅れても上りで追いつくことができましたがE1では全く通用せず、同じく集団から千切れた選手と走り、5周回目終了時点でタイムアウトによりレースを降ろされDNFとなりました。
鉄山選手【本社勤務/E1】

西日本ロードクラシックはシーズン前半の大きなレースのひとつ。
翌週の東日本ロードクラシックと、どちらかのレースで10位以内の成績を残すことで全日本選手権への出場権獲得できることからオフシーズンから練習に取り組んでいました。
しかし、レース前から喉鼻の調子が優れず、体調万全でない状態での出走となりました。
レースがスタートして1周回目の上りで、横塚選手【VC FUKUOKA】がアタックし、追従するメンバーも強力かつ自チームは誰も乗れていませんでした。
メイン集団の前方にはチームメイトの小林(毅)選手が集団を牽いていますが、メイン集団のペースはあがらず。
自身も3周回目に入る時点で、気温の高さとは別で発熱や息苦しさを感じていたため、少しでも集団を牽引してからレースを降りようと前方へ。
3周回目のバックストレートから上り区間まで牽いて、上り口でメイン集団からドロップしてしまい、3周回完了時点でDNFとなりました。
東西クラシックのために練習に励んでいたこともあり、体調不良により棒に振ってしまったことがとてもショックでした。
起きてしまったことはどうしようもできないですし、練習が全て無駄になるわけではないので、体調をしっかり治し早めに切り替えて以降のレースに向けて再スタートしようと思います。
町田選手【川越店勤務店/E2】

今回のレースは、あまり得意ではないロードレースの上に、関西で開催されるレースだと誰が強い選手のか分からず、確実にE1へ昇格するためにも、無駄な動きをせずに確実に6位以内に入ることを目標に走りました。
今回の播磨中央公園のコースを走ったことがなかったので、レースの前に1周回の試走を行いましたが、集団後方付近を走っているとインターバルがかかり体力を消耗してしまうので、先頭から15番手以内を走るように決めてレースがスタート。
レースが始まると、毎回補給所のある上り区間でアタックがありますが、メイン集団は逃げを容認せずすぐに吸収し、大きな逃げが決まらないまま残り5周回を迎えます。
自分は気づいていなかったのですが、この周回で1名の選手が飛び出し、メイン集団は1人での逃げということと、前半のアタック合戦で疲労していたこともあり、逃げた選手とのタイム差がジワジワと広がっていきます。
さらにメイン集団から2名の選手が先頭にブリッジし、3人の先頭グループが形成されます。
バイクの審判からこの動きを聞き、前の3名にブリッジをかけるか、最後のスプリントに備えて脚をためるかの2択となりましたが、堅実に6位以内に入るということを頭に入れて、より確実なスプリントを目指し、これ以上は他の選手が先頭の逃げ集団にブリッジしないように集中します。
最終周回の上りでは必ずアタックがかかると予想していたので、しっかりとメイン集団の5番手くらいに着き、最後の上りを迎えます。
最終周回の最後の上りで予想通りアタックがかかり、しっかりとこれに反応します。
メイン集団から抜け出したのは、自分ともう1人の選手だけとなり、2名でのゴール前のスプリントを制し、メイン集団先頭の全体では4位でゴールとなりました。
次回は群馬CSCで開催される東日本クラシックが、E1初参戦のレースとなるので少しでも上位でゴールし、全日本の出場資格が取れるように頑張りたいと思います。
山崎選手【国分寺店勤務/E2】

播磨中央公園のコースを走ったことがなく、試走をするか迷いましたが、距離も長く入念にアップをしたかったので、試走はせずにスタートに並びます。
リアルスタートと同時に嶋田選手【NEBcycling】が単独でアタック。
レースまだ序盤ということもあり集団もペースがあがってすぐに吸収し、その後も何度かのアタックがありましたが、すぐに吸収を繰り返します。
集団内でのローテーションがあまり回らず、自分とチームメイトの町田選手とのローテーションが続き、レース後半に入って気温が徐々にあがっていきます。
6周回目に入り1名の選手がアタックしますが、単独ということもあり誰もこのアタックには乗らずそのまま逃がしてしまい、集団ペースもあがらず35秒差まで開いてしまい、集団も一気にペースがあがります。
集団は常に縦伸びしていたため位置取りをあげるのに脚を使ってしまい、逃げの選手は捕まらず更に2名の選手がブリッジしてジョインしてしまいました。
そのまま最終周回に突入し、前半での脚の消耗が大きく、位置取りを徐々に落としてしまいます。
バックストレートを過ぎ緩やかな上りに入ったところで右脚が攣ってしまい集団からドロップし、20位でゴールとなりました。
藤井選手【大蔵谷店勤務/E2】

JBCFに登録して初めて参戦するロードレースということもあり、完走を目標にレースに挑みました。
最前列からのスタートしたにも関わらず、上手くクリートがはまらずローリングスタートでの位置どりで前方まであがることができず。
2周回目の途中までは集団内で走りますが、レース経験の少なさがコーナーの処理や下りのコースどりで顕著に現れます。
下りで番手をさげて、上りで脚を使って前方まであがる、を何度か繰り返します。
2周回目完了手前の下りで、少人数ながら逃げが出来かけていたため、脚を使って集団の先頭に出て、それを潰しに行きますが、そこで脚がキツくなってしまいジリジリとメイン集団から千切れてしまいました。
1度は集団に追いついたものの、その時点で脚が無くなり4周回完了時点で完全に単独走となります。
深谷選手【南国店勤務/M】

リアルスタート直後の下りで大きくポジションをさげてしまいましたが、最初の上りで参加人数も少ないこともあって集団の前方にあがります。
上り終わるとすぐに、マークしていた吉岡選手【soleil de lest】が集団から少し抜け出し、集団のペースがあがります。
集団の先頭付近にいたので、すぐに反応しますが、カーブの続くテクニカルなセクションでは吉岡選手の方が速く集団との差がひらきます。
テクニカルなセクションでは無理に追わず様子を見ますが、コーナーからコーナーの直線で見えなくなってきたので、コース西側へと向かう比較的軽いアップダウンセクションで単独でブリッジし、そこに片岡選手【Katasei Compagno】が追いつき3人の逃げとなりました。
その後、2回目の上りで遠藤選手【Roppongi Express】と岸本選手【mkw】が後続の集団からブリッジしてきて、逃げ集団は自分を含む5名となりました。
コース的にも集団との差が50秒あれば、そのまま逃げ切れる可能性があるので、周りの様子を見ながら残り距離を消化していきます。
3周回目の上りでメイン集団との差が40秒ほどしかひらいてなかったので、上り区間で強めに牽くと少し飛び出す形となり、しばらく単独になりましたが遠藤選手が追いき、その後2人で走りますがテクニカルなセクションでは岸本選手と吉岡選手も追いついてきます。
「上りでは自分が牽いて遠藤選手と2人になりますが、テクニカルセクションで岸本選手と吉岡選手が追いつく。」を繰り返し、そのまま最終周回へ。
後続のメイン集団も活性化し、タイム差が縮んできたので前に出てペースをあげます。
最後の上りで吉岡選手が仕掛けてきますが冷静に対応して、すぐにチェックに入り、次に遠藤選手が仕掛けますが、吉岡選手が離れていくのを見てから遠藤選手に並び、ゴール前のスプリント勝負に。
最終コーナー明けから早めにスプリントを開始し、ゴール前で遠藤選手が追ってこなかったので、勝利を確信して1位でゴールに飛び込みました。
次のレースは第59回東日本ロードクラシック
次のレースは4月26日(土)~27日(日)に群馬県利根郡の群馬サイクルスポーツセンター(通称:群馬CSC)で開催される「第59回東日本ロードクラシック」に、MiNERVA-asahiの選手たちも参加を予定しています。
西日本クラシックに引き続き、翌週末には群馬県の群馬CSCで第59回東日本クラシックが開催されます。
東日本クラシックもE1では群馬CSCの1周が6kmのサーキットコースを21周回する合計126kmと非常に長い距離で実施され、群馬CSC名物の心臓破りの坂を21回も越えなければならず、こちらも西日本クラシックに引き続きサバイバルなレース展開が予測されます。
また、西日本クラシックと同様にE1で10位以内に入ることで、6月に開催予定の全日本自転車競技選手権大会 ロード・レースへの出場権を得ることもできるため、各選手ともに出場権を得るために激しいレースが予測されます。
今後もMiNERVA-asahiは更なる高みを目指して全力でペダルを漕いでいきますので、引き続き皆様からの応援・ご声援をよろしくお願いいたします。
過去のMiNERVA-asahiのレースレポートはコチラをご覧ください。